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第一章
月日の経過
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今日も、クエストを受けるためにギルドへ向かっている。暑い季節も寒い季節も一回づつ経験し、
あれから1年という日々はあっという間に過ぎた。【ツノウサギ】から始まりこの町周辺では強敵とされている【サンダーベア】まで討伐出来るようになった。その名の通り、死にかけると急に雷を使ってくる熊だ。とは言っても小さな雷1発売って終わりなので、なんてことは無い。ただ、初めて戦ったときはビビってダッシュで逃げたものだ。
ランクも【Dランク】まで上がり、そろそらCランクも見えてきたと言っても過言ではない。ほぼ毎日休みなく討伐系クエストを受け、腕を磨き、スキルアップを目指していた。今となってはしっかりと毎日の宿屋代も払えており、金に困る事もなくなった。
しかし、残念な事に成長したのは、俺のスキルやランクや経験だけでは無い⋯⋯
この1年でこの町では、なぜか《ヒデ=気持ち悪いやつ》が日を重ねるごとに成長している。ふざけてる子供に対して親が『そんなことしてるとヒデって呼ぶよ!』と怒ってる姿を目撃した事だって何度もある。その度に気まずい空気が生まれた事は言わなくてもわかるだろ。
⋯。
⋯⋯。
いや、ぶっちゃけ理由はわかっている。癖が全く直っていないのだ⋯⋯
例えば、出店の焼鳥屋で初めて食べたときに、あまりの旨さに《まいうー(笑)》とか頭で考えていて、考えるだけでは飽きたらず店先で「まいうー。まいうー。」とボソボソ言いながらニヤニヤしたり。
スキル上げに意識するあまり、ギルドカードを落としたときに《ここで俺のターン! カードをドロー! そしてオープン!
ギルドカードDを発動!!》とか町中で1人でニヤニヤやってしまったり。
店でコーヒーを飲むときに、砂糖を持ちながら《何個ほしいんだ?このいやんぼめ!》とかニヤニヤしてみたり。
定期的に臨時パーティーとしてユキと組むことがあったが、『うわっ! ホントきもっ』と何回か⋯⋯。いや、毎回言われてるな。
お父さん、お母さん、お元気ですか?私は元気です。落ち込むこともあるけれど、私。この町が好きです!
ほら、また周りから冷たい目線を受けている。ここが町中だと言うことを忘れている。クソッタレ!!
あれから1年という日々はあっという間に過ぎた。【ツノウサギ】から始まりこの町周辺では強敵とされている【サンダーベア】まで討伐出来るようになった。その名の通り、死にかけると急に雷を使ってくる熊だ。とは言っても小さな雷1発売って終わりなので、なんてことは無い。ただ、初めて戦ったときはビビってダッシュで逃げたものだ。
ランクも【Dランク】まで上がり、そろそらCランクも見えてきたと言っても過言ではない。ほぼ毎日休みなく討伐系クエストを受け、腕を磨き、スキルアップを目指していた。今となってはしっかりと毎日の宿屋代も払えており、金に困る事もなくなった。
しかし、残念な事に成長したのは、俺のスキルやランクや経験だけでは無い⋯⋯
この1年でこの町では、なぜか《ヒデ=気持ち悪いやつ》が日を重ねるごとに成長している。ふざけてる子供に対して親が『そんなことしてるとヒデって呼ぶよ!』と怒ってる姿を目撃した事だって何度もある。その度に気まずい空気が生まれた事は言わなくてもわかるだろ。
⋯。
⋯⋯。
いや、ぶっちゃけ理由はわかっている。癖が全く直っていないのだ⋯⋯
例えば、出店の焼鳥屋で初めて食べたときに、あまりの旨さに《まいうー(笑)》とか頭で考えていて、考えるだけでは飽きたらず店先で「まいうー。まいうー。」とボソボソ言いながらニヤニヤしたり。
スキル上げに意識するあまり、ギルドカードを落としたときに《ここで俺のターン! カードをドロー! そしてオープン!
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店でコーヒーを飲むときに、砂糖を持ちながら《何個ほしいんだ?このいやんぼめ!》とかニヤニヤしてみたり。
定期的に臨時パーティーとしてユキと組むことがあったが、『うわっ! ホントきもっ』と何回か⋯⋯。いや、毎回言われてるな。
お父さん、お母さん、お元気ですか?私は元気です。落ち込むこともあるけれど、私。この町が好きです!
ほら、また周りから冷たい目線を受けている。ここが町中だと言うことを忘れている。クソッタレ!!
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