誰かこの暴君を殴ってくれ!

木樫

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第二話 先輩ワンコの沽券

16※

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「ぁっ、だめ、だめだ、っ……も、突くな……っ漏れる、っ……うっ、っ、っ……っ」

「滅茶苦茶締まって突くたびに中がキュンキュンしてるなぁ……ね、もうイッてるでしょ? ここ」

「ひ……っ!」


 ドプッ、ドプッ、と抑えられた勢いで溢れさせながら呻くと、わざとらしく腰を大きく引かれて根元まで一息に押し込まれた。


「これは、ち、違、っ」

「くく、俺ので押したら白いの出てるじゃないですか。ちゃんと見て? ねぇ」


 ねっとりと絡みついて痙攣する肉穴を犯しつつ、俺の耳を言葉でなぶる三初。

 竿を伝って根本を握る手を汚している白濁液をおもむろにすくい取って俺の目の前でかざし、ネチャネチャと指先で弄ぶ。


「コレ、なんですか? 先輩が気持ちいい気持ちいいってお漏らししてる恥ずかしい証拠ですよね? 言ってくださいよ、コレ。なんて言うの? 無知な後輩に教えてくださいよ、せんぱい」


 ねばりと糸を引く、濃厚な白濁液。

 わざと俺の嫌がる言い方をして、絶対に指摘されたくないところを指摘する。
 コイツはそういう天才なのだろう。天災とも言う。恥ずかしくて死にたい。


「ほら、ね? コレなに?」

「っや、やめろ……っ」


 これみよがしに見せ付けられたそれを、三初は紅潮した俺の頬でグリッと拭い去る。

 そんなもんいちいち言えるわけがない。
 屈辱の仕打ちを、黙り込んで耐える。


「言えないの?」

「知らね、ぇっ、っあ、ぐっ……!」

「クク、じゃあやめねー」


 だけどそんなこと三初には関係なく、前立腺や、時に気まぐれに最奥へドスッと突き入れられて、俺は無意識に腰を自分から揺らして呻いた。

 やめたい。腹も立つ。なのに後ろで感じる刺激は、俺をおかしくする。そこを弄られて得る快感は、不慣れな体より先に頭が我慢できなくなる。

 我慢して焦らされて強制されて弄ばれて、なにがなんだかもうどうでもよくて──ブツン、と蜘蛛の糸よりか細いお粗末な理性と言う糸が、切れてしまった音がした。

 あぁ、チクショウ。なんだよこれ。
 中から一番イイとこ擦られんの気持ちいい、すげぇ気持ちいい……ッ!


「はぁ……ッ、あッも、イキて、ぅ……っ」


 ヤケクソになった俺は、自分から三初の動きに合わせて腰を揺すり、我慢させられ続けたかわいそうなモノをグチュグチュと思うがまま扱く。


「はっ、あーらら……っひとり遊び大好きじゃないですか。もう出してるでしょ?」

「うるせ……っ知っ、知らねし、みえね、も……っイ、ひ……っあ、ぁ……っ!」


 我慢に我慢を重ねたせいで、指の隙間から浅ましく漏れ出ていた粘つく白。

 開き直って自慰をすれば我慢なんてできるはずがなく、ドプッ、ドプッと激しく迸り、開けた自らの胸元までそれが飛び散った。


「ぅ……くっ…ぅ……っ」

「ふ、っ……やべ」


 待ちに待った絶頂により、一瞬視界が真っ白になり、目の奥がチカチカと星を散らす。
 三初が呻き、ドク、と中のモノが大きくなった。すっ……げぇ、気持ち、いい。




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