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第三話 概ね普通の先輩後輩
17(side三初)※
感じるとヒクつき、石鹸水が隙間からボタボタと滴る。それを止めようと内壁を締めつけるほどプラグが襞を強く擦って気持ちいい。
哀れな無限ループだ。そりゃ流石の狂犬も必死になる。でも俺はやめる気なし。
「はっ……っも、抜ける、から、っ……はぁ……っん、は……っ」
「いつもより太いの、気持ちいいでしょ? おもらししちゃって、くく……やらしいね」
「違、っ……このクソ、野郎……っ」
抜けない程度にジャプジャプとかき混ぜるたびチョロ、と漏れる水分と濡れた音を楽しみながら揶揄すると、無駄にメンタル強めの先輩はこの期に及んで悪態を吐いた。
あーあ、強情張っちゃって。
溺れそうでたまんねぇくせにクソ野郎とはよく言ったものだ。
苦痛より快感が強くなってきているから、先輩は怒りで気をそらそうとしている。
ま、それもそうだろう。
そこそこの大きさがあるプラグを何度抱いても未だに狭い内部に咥え込むのは、調教途中の先輩には難しい。
俺の挿れただけで、いつも序盤は割かし苦しそうにしている。言いやしねぇけど。変なとこで強がりやがって。
だから今日は丁寧に手前から奥まで拡げながら洗浄してやったし、たっぷりと潤滑油もつけてやった。
柔軟性のある内部は皮膚がつっぱるほど拡がって異物を受け入れ、脊髄から一直線に甘い痺れをもたらす。
そうして受け入れた大きな異物は、淫乱な先輩のスイッチを的確に押す。
「もう動かすのやめ、っぁ、っん」
「うん、わかりました」
「っあ、ぇ?」
「動かすのやめます」
「っなぁ……っおま、……っ」
ジュプッ、と強く円を描くようにかき混ぜてから、俺はあっさり手を離した。
お望み通り手を止めてにこやかーな笑顔を見せてやったのに、瞼を閉じて尻を上げ浸っている途中だった先輩は一瞬残念そうな鳴き声をあげる。
お、困ってる困ってる。
欲しがるようになったらあげないのは当たり前でしょ。
平均より頭一つ長身の、満遍なく筋肉のついたしなやかな体だ。
頭髪は硬いのに体毛は割と柔らかくて細い。毛量は多いので、ローションと先走りで湿ると蒸れる。
甘味巡りのために腹部を重点的に絞っているせいか、腰が細く、目の前に晒されると両手で掴んで後ろから乱暴に犯してやりたくなった。
うん。俺はどちらかというと女が好きなバイセクシャルだが、先輩の体つきはなかなかエロいと思う。
困惑の視線とともに桃色に染まり汗ばんだ体が無意識にすり寄せられ、俺はニマ~っと笑みを深めた。
「い、意地悪ぃ、テメェ」
熱い吐息が耳朶をなぶり、不貞腐れた罵倒に切なさが混じる台詞が聞こえる。
だから俺にそういうのは逆効果だって。
アンタがかわいくないことを言うほど、俺はなんだか愉快でたまらないんだからさ。
「はっ、なに言ってんですか」
「っ? んッ」
ゾク……と這い上がった興奮に口角を上げ、衝動の赴くまま空いている片手で昨日散々弄りまわしてやった胸の突起をギリ、と捻りながら、ベッドへ押し倒した。
手足首を繋がれた先輩はあっけなく仰向けに転がされ、腹部が圧迫されたのか「ヒィ……ッ」とか細い悲鳴をあげて首を竦める。
「とびきり優しいでしょ? 気持ちいいコトしかしてないし、ね」
「どの口がっ、くっあぁ、ぅ……っ」
混乱する彼に覆いかぶさり、湿った肌に触れた。
指の腹を摺りあわせて尖った突起をこねくりまわしながら密やかに囁くと、先輩は面白いようにビクビクと身悶える。
昨日散々躾けたからなぁ。
元々そんなに乳首で感じる人じゃなかったけど、素質はあったかな。
コールドスプレーで感覚を鈍らせてから、普通だと少し痛いくらいのクリップを挟んでやれば、刺激に慣れてくる。
魔法が解ければジンジンと鈍い痛みを伴う腫れで満たされるのだ。
そこを思い切り擦って、摘んで、捩じ切る勢いで虐めてやれば、先輩は淫らな売女みたいに感じていた。ククク。感度アップのおまじない、かな。
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