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第四話 後輩たちの言い分
56※
だって元々俺は鳴かせる側だったわけで、今だってそれは変わらない。そうだろ?
体格だって俺のが多少イイ。そもそも俺のような厳つい男が普段抱かれてヒィヒィ言ってることが、おかしいんだ。
三初のほうが絵的にもまだ見れる。
と言うか俺が見たい。俺も抱いてみたい。……いやそれはねぇけどもッ! うぉぉ……チクショウ、恋愛マジック怖ぇ……!
とにかく煽られ納得した俺は、三初に仕返しができるかも、と思い、彼女にしてもらった記憶やAVを思い出してさっきより積極的に口と手を動かすことにした。
「ふ……ん、ん……ん」
壁に頭を預けて傾け、懸命に試行錯誤し奉仕する。
先端のくぼみを舌先で弄ると気持ちがいいことや、同時に根元と裏スジをヌルヌルと擦られると気持ちがいいことも知っているのだ。
ちゃんと感じさせられると、弾力のある屹立がピクン、と反応する。
髪を触る指が褒めるように動くのが心地よく、少し得意な気分になった。
夢中になって奉仕していると、苦くて生臭い液体が手や口元を汚し、朝日に照らされてヌラヌラと光る。
「くく……あんた先っぽが好きなの? そこばっか舐めてますよね」
「っ……うるふぇ、……んぅ」
特に指示をせず俺の好きなようにさせてくれていた三初が、含み笑いとともにそんなことを言った。
俺の好きなようにということは、自分の好きなところを教えているようなものだ。指摘されると頬が熱くなる。
「舌でなぞられるの好きなんですか、へぇ。そうそう……抜きながら吸って」
「ハッ……ン、ふ……ゔ……」
「そのまま喉奥まで呑まれたら、ゾクゾクしますよ。……ねぇ?」
「ふ、ぁ……」
言葉通りにぢゅるぢゅると吸いつき、唾液と混ぜて舌にトロリと絡ませた。
呑まれたら、と言いながら喉の奥に深く突き挿したあと、硬く太いそれがすぐに舌の先まで戻っていく。
先端の反り返りが俺の舌を先から根元からまた先へと擦っていったような動きで、妙な興奮が粟立つ。
俺はつい三初の「ねぇ?」によって自分がされたことを思い出してしまい、言われたとおり、口内に溜まった粘液をゴク、と飲み込んだ。
ゾクゾクする。確かに。
自分がする側になっても気持ちよくないが、好きなんですか、と言われると意識してしまって、与えられた時の記憶をなぞった体が官能に粟立つ。
内ももを擦って身じろぐと、三初は掴んだ髪をグッと強く引いて、続きを促すようにまた深く押し込んだ。
「ごほ、っ……っふぉぃ」
「イイ顔しちゃって。意地っ張り狂犬生だし、征服されんのが興奮すんのかねぇ……こんなゲロ不味いし疲れること他人のペースでされるほうが好みとか、あんたヤバいですよ」
「んふぁ……?」
「んー……じゃ、こうしましょ。先輩、キスする時に上顎擦られんの好きですよね」
「あ、っみは……っん、ンぁ……っ」
いきなり頭を固定されたままカリ首で上顎をなぞられ、俺は思わず手を離し三初のシャツにすがりつく。
「ちゃんと思い出しながらシてくださいよ? 俺のキス。……くくく。これから俺のを舐めるたびに、気持ちいことを思い出す脳ミソにしてあげますんで」
「んぶっ……ふっ、っぐ、っ……」
すがりついたものの愉悦を味わうようにうっそりと笑まれると、結局いつも通りになすがままじゃねぇか! と、納得いかない怒りが沸いた。
とはいえ、文句を言おうにも口は塞がれているのだ。
舌と竿を絡めるようにユルユルと出入りを繰り返され、溜まった体液を飲みこむ。
たまに頬の肉をこそぐようにわざと照準を狂わされれば気まぐれなキスを思い出して、無意識のうちにチュ、と物欲しげに吸いついてしまった。
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