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閑話 嫉妬×監禁×自堕落=最低カレシ
03(side三初)
その後、三初は嫌味を言ってみたが、御割は三初の言うことがイマイチ理解できていないようで、キョトンとされてしまった。
『あんな、ちょっと触られただけで狙われてるとか、自意識過剰だろ? 世の中ゲイばっかじゃねぇンだよ。……まぁちょっと気色悪かったけど、仕事だろうが。いちいち女みてぇなこと言ってんな』
『ふぅん。仕事ならデレデレしてもいいんですか、凄いですねぇ。仕事最強かな』
『は? オイ、なに怒ってンだ……? お前あのくらいじゃなんとも思わねぇだろ』
『んー。マジで怒ってないですよ。ただ、先輩の俺への見解がミステイク過ぎて呆れてるだけで、ね』
『はぁ?』
直帰する前の車内にて、助手席にドンと押し迫りながらの詰問は、てんで伝わらず。
『距離感がどうあれ、俺があの人を好きになったり、いいって思ったり、色目使ったわけでもねェわ。こう、浮気って俺の気持ちとかだろ? お前以外を好きにならなきゃいいんだ』
これぞ世界レベルのアホ発言、とばかりに返された返答がこれだ。
あのね、観察眼なんてものが影も形もないポンコツにはわからないけれど、実際アレはゲイだったわけ。
そしてアンタ、狙われてたわけ。
最後に今後だけじゃなくて、もう一回アンタがしっぽ振ってデレデレだった事実自体に、妬いてるわけ。
ただこれだけなのになぜ伝わらないのか。クソひねくれた言い方でしか伝えてないからか。そりゃ失敬。
しかし素直には言えない呪いがかかっている。
なので肉体言語に訴えるべく、自宅へ連行し、今に至るのだ。
「先輩の飼い主で所有者が誰かわからないなんて、さ? そりゃあ俺だって、涙を飲んでオイタを叱ったりするわけですよね」
楽しい、おっと悲しい出来事のきっかけを思い出し、三初はニンマリと笑って歩き出す。
デリカシーのない御割に愛情のこもった美味しい朝食を届けてやるためだ。
あまりのかいがいしさに泣けてくる。
くくく、もっと感謝してほしいね。
朝食の盆を持ち廊下を歩いて目指すは、寝室──ではなく、バスルーム。
「さて、起きてるかな」
ガチャ、とドアをあけると、広々としたバスルーム内で、一際目を引く存在があった。
湯船にかけられた風呂フタの上でぐったりと上体を預け跪いている、全裸の御割の姿だ。
ボールギャグを噛まされ、革製の目隠しを装着してある。
顔を覗き込んでみたが三初の来訪に反応しないところを見ると、意識はないようだ。
「あらら、まだ寝てるんですか。いけないなぁ……」
浴室暖房を切り、三初は風呂フタの上に朝食が乗った盆を置いた。
現在の彼は手足をいつかのX型の枷で拘束され、立つことはままならない。
まあそれがなくても、立てやしなかっただろうが。
その理由は昨夜散々体をムチで打ち、オモチャで淫乱な尻を嬲ってやったことと──一晩中稼働していたピストンバイブのせいだ。
カシュン、カシュン、と未だにわずかな動きを見せているそれ。
バスチェアに取り付けたそれは、御割の後孔にゴムをかぶせられたイボ付きのバイブを一定のテンポで抽挿させる機械である。
おかげで内壁を擦りながら出入りするバイブが、ジュポ、ジュポ、と濡れた音を奏でていた。
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