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閑話 嫉妬×監禁×自堕落=最低カレシ
09(side三初)※微
しおりを挟む「俺結構うまいと思うんですけど、どうですか。あ、すっげぇ褒めてね」
「んっ……おま、根に持ちすぎだろ……っ、う、ン……」
監禁プレイというお仕置き調教を受けるきっかけの出来事を持ち出して、感想を求めてやった。
いちいちめんどくさいとばかりに唸るが、なんのその。うっとうしがられるのも込みで聞いている。
「ふ…っ……うまい、と思う……、ンっ……気持ィし、……はっ…も、なんか変、だから、聞くなよ……っ」
ヌチュ、ヌチュ、と肌を擦るクリームの粘着質な音が耳孔をくすぐり、長身の体が筋肉を波打たせ、感じ始めるのがわかった。
褒め言葉としては足りないけれど、及第点としておこう。
「いいよ、聞かない。だから、くくく……自堕落なセックス、しましょうよ」
「あ……ッ」
うなじにガブ、と噛みついてから、背中を揉んでいた手を滑らせ、腰を掴んだ。
骨盤の上の肌を強く揉みながら皮膚越しに骨をえぐられるのが、調教前から御割の弱い責め方である。
「休日の朝からベッドに入って、ね」
「ふ、っ……な、嫌だ、もう……っ」
「ただドロッドロの甘ったるいセックス、一日中すんの」
「そんな、のっ……ぁッ……し……しねぇ、っ……ん……っ」
「自分じゃなぁんにもできないように、脳みそ溶かしてあげますよ。イイでしょ?」
思った以上に甘い声が出た。だってそれほど、最高の一日だと思ったからだ。
「ふ、普通に……っ普通になんか、他のことすりゃあいいじゃねぇか……っ」
「やですよ。監禁ってね、別名管理なんで。俺があんたを管理するのが楽しいんじゃないですか。ね?」
「ね? じゃねぇよッ、く、んっ……あぁ……っ」
腰を揉んでいた手を今度は尻にずらして双丘を割るように広げながら誘う三初に、御割は見えないなりに起き上がろうと、腕を動かそうとした。
けれど、長い間拘束されていた腕がそう簡単にまともに動くとは思えない。
視界が塞がれていれば平衡感覚も狂っているので、不安定なベッドの上に立つことすらままならないのだ。
バチンッ、と尻を強く叩くと、敏感になった肌は痛みも鮮麗に受け取り、哀れっぽい悲鳴を押し出す。
「い、嫌だ、クソサド野郎が……っ」
「はいはい。クソマゾ野郎は黙っててね」
「俺はマゾじゃね、ッひ、痛っ、イ……ッ」
駄犬らしく唸り声をあげるたびにバチン、バチン、と何度も尻を平手で打ってやった。
御割が嫌だと言っても、三初がやりたいと思った時点で決定事項で、返事がなんだろうが決行するに決まっている。
「あッ、もう……ッ、やめろ、って言ってる、ふ……っ」
「あらら」
起き上がろうとするたびに三初が強く打つので、御割はついに胎児のように丸くなり、原始的な防衛形態になってしまった。
三初は喉奥で笑いながらにじり寄り、三初を蹴ろうと上がった片足を掴みグッと開脚させる。
おかげで風呂場で散々いじめてやった股間が丸見えだ。
真っ赤に染まったむき出しの尻がエロい。
目隠しの下で、涙目にでもなっているだろう。
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