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第八話 シスターワンコとなりゆきブラザーズ
33※
「ゴホッ。んん、あー喉イテェなぁ」
「ふぁふふぃうぇうっ」
「噛みちぎる? くく、それなくなったら困んの先輩でしょ」
せっかく献身的な恋人が健気に奉仕しているのに喉の調子を嘆くクソ野郎を、上目遣いに睨みつけた。
俺のこと言えねぇぞテメェ。
デリカシー崩壊してるだろッ! もちっと俺に集中しろッ!
ぢゅ~っ、と最後にしつこく吸いついてから、質量が増して咥えにくくなったものを口内から引き抜き、口元を手の甲で拭いながら腿をバシッと叩いてやる。
こちとら急所潰してやれンだぜ?
掠れた声なんか気にしてねぇで、ちゃんと俺の舌で感じろってんだ。
「風邪っぴきが君主ぶってんな。治りかけの弱ったテメェは、俺のオモチャになるしかねぇんだよ。三初ェ」
ゴムをかぶせた肉棒に手を添え、尻を浮かせて腰に跨る。
嫌みったらしく言ってやったのに、三初はむしろクククと喉を鳴らして「どうぞ? オモチャらしく、犬っころの一人遊びくらいちゃんと見ててあげますよ」と涼しい顔で宣う。
俺は犬じゃねぇって何度言ったらわかんだこの性悪猫野郎が……ッ!
煽られたことで反抗心がゴウゴウと燃え盛った俺は、刮目しろという具合に単細胞をこじらせた。
「ふんっ……生意気なオモチャだぜ……別に、俺一人でどうとでもならぁ、よ」
そう言いながら尻の割れ目に滑らせ、蕩けた肉穴にそそり勃つ一物の先端をあてがい、ゆっくり腰を落とす。
「……ぅ、っ……」
ぐぷ、と輪を通って少し挿れただけで腰が痺れ、背筋が粟立った。
挿れると見るより長く、太く感じる。いつものことだ。
角度を調節すると意外にも容易に侵入できて、熱くぬらついた怒張が、柔らかい襞を巻き込むように奥へ進んでいく。
閉じた内壁を掻き分けられると、狭い肉穴は挿入に合わせて形を変えて柔軟に生々しく拡がった。
反射的に抗わないよう意識を弛ませて下半身を下げていけば、うねりを帯びた内臓の凹凸がより深く、裏へ誘う。
「……っ…ン……ぁ………ン……」
体重を支える腕と脚が震える。これが俺の中のどこまで届くのかを、このカラダは嫌になるほどよく知っていた。
結合部が捩れ、ゴムにまぶされたローションが、クチュン、と鳴く。
「……ふ……ふっ……」
騎乗位なんてほとんどしない。
自分一人で自ら挿れたのは初めてで、筋肉が微弱な痙攣を起こす。
(クソ、なんか、……っこの体勢……)
「はぁ……っ…ぁぁ……ぁ……」
いつもより悠長で新鮮な感じ方で味わう快楽に、襞から伝わる刺激が絞り出した果汁のように体内で溢れ出した。
はっはっと息を吐く。
舌先を震わせ、か細く喘ぐ。
歯を食いしめ、時折動きを止めながら尻の中へ呑み込んでいくと、快感が肌を真っ赤に染めて少しずつ陶酔していく。
「あらぁ……そんなに発情しちゃってまぁ……煽り耐性高くてよかったわ」
腰から背骨をくねらせ徐々に貫かれていく挿入感に溺れる俺を見て、三初がボソリと呟いた。
どうせバカにしたんだろう。
下から突き刺される感覚にガクガクと足が笑い、力が抜けそうになる。内ももが震える。内壁をギチ、と拡げられると、腫れたしこりが潰され気持ちいい。
内側から下腹部を押し上げる圧迫感。
他人のものが自分の中でビクビクと息づいているなんて、妙な話だ。
「ふ……っん……ぐ、…っ……」
長いようで短い挿入を終えてペタンと尻が三初の骨盤に当たり、俺の中は熱く脈動する肉の全長を呑み込んだ。
「はっ……マジで、キッツ……はっ…っ……」
膨満感を強く感じて短く息を吐く。
体重をかけないように膝に力を入れているが、下腹部へ滲む快感に身震いしてしまう。
躾けられた内壁が無意識に肉棒に絡みついて締めつけると、枕にもたれかかって上体を起こした三初が結合部に指を添わせた。
「っン、今そこ触んな、アホ」
「久しぶりだからってケツ感じすぎですよね。ハメんの遅いし、まだ挿れただけでしょ? ほら、早く動いて」
「いッ……ひ、……ッ!」
言いながら三初は尿道口のくぼみをクリクリと弄りつつ、挿入により内に巻き込まれた粘膜のふちに指を添わせて、無理矢理押し込もうとした。
ふざけんなコラ。ケツが裂けるわ! 今そこ割とギチギチなんだよッ!
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