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第八話 シスターワンコとなりゆきブラザーズ
39※
ズズ、と絡みついた肉を振り切る動きに、俺は自らも腰を浮かせるが、抜かれるのは寂しくて嫌だ。
「久々だからかね……ヤバいな」
「はぁ……っ抜くなよ、挿れてろ……挿れたまま、イキてぇから……」
「あー……そこは同じくですが……俺はメンタル距離感縮まっちゃうと、いじめっぽく構いたくなっちゃう性なんです、よっ」
「ゔッ! ……ァ、ヒッ……」
ズチュンッ! と、油断した柔い中を叩き潰すように浮かせた腰を思いっきり引きずり落とされて、気づけば足に力が入らないほど強く打ち付けられた。
その瞬間、目の奥に星が散り、一瞬吐き気がして嘔吐く。
俺の力が抜けたせいで体重をかけてしまい、硬く鋭い屹立の切っ先が、直腸と結腸の繋ぎ目、薄い膜でできた弁のようなところにグッポリと嵌ったからだ。
「ま、これも愛ってことで」
「……っ……ごほ……ぃ…深、ぇ……」
思わず片手で口元を押さえて、ゴク、と唾を飲む。
それからそのプルプル震える手を三初の背に回して、縋って、トン、と額を預ける。言わなくてもわかれ、と。
中はギューギュー痛いくらい締めつけて痙攣しているし、俺はこんな反応で、いくらド腐れ鬼畜でもほんの数秒くらいは待つだろ? と。
そうテレパシーを送ったつもりだが如何せん三初はサド星人なので、俺の気も知らず、重力で下りていた結腸口に突っ込んだ先っぽを抜き差しするように深いところを、ぐぽっぐぽっぐぽっ、と激しく犯し始めた。
「ァ…ヒッ…ヒッ…ぉ…ぉッ……」
俺が動かなくても関係ない。三初がスプリングで弾むほんの数センチの抽挿を容赦なく送り込むだけで、ゴリュッ…ゴリュッ……! と最奥が抉れて、俺はたまらずよがり狂う。
むしろ足腰立たずへたりこんでいるせいで、両腕でガッシリ腰を捕まえられてもう逃げられなかった。
逃げられねぇし腰引けねぇしマトずらせねぇし、固定されたまま、ひたすら小刻みにピストンされ続ける。拷問だろ。
「あッ…あッ…ん…ぁッ……ぁあ……ぁッ…あ~~……あ゛~~~~……ッ」
「ぷ、すごい声。エッロ……」
なのに死ぬほど悦んでいる。
背中丸めて、獣みたいに喘ぐ。
抱きついた三初の首筋をビチョビチョに濡らしてキスして噛みついて甘えて舐めて吸ってまたキスして、眉根を寄せて、唸るように悶えるのだ。
真っ赤に熟れた顔が汗と唾液と鼻水でぐしゃぐしゃで、充血した目がチカチカ痺れて、急いた渇望が満ちていく。
はぁ、熱い、深ぇ。これが一番気持ちいい。このままイキたい。このまま出したい。思いっきりぶっかけてやりたい。
「んは…ぁッ…あッ…ぉッ……」
「ほらせんぱーい、サボッてないで手ぇ動かしな? 竿腐らせて生涯メス堕ちしたいなら止めませんけどね。出したいなら、ちゃんと使ってあげないと、でしょ」
「ぁ、イキてぇ、イク、ん……ふッ……もうおかしくなる……ッぁ、はッ……」
窮屈な肉筒を我がモノ顔で占領する剛直に内壁を当て擦って責められ、言われるがままに手を動かした。
大腿が震える。汗が凄い。どこもかしこも敏感でわけがわからない。息も絶え絶えに身悶えながらも止むことなく前と後ろを同時に嬲って、喜悦に咽び泣く。
ドクドクと沸き立つ絶頂への期待感で、興奮が身を焦がした。
なにも考えられずに三初の肌に舌を這わせて噛みつき、弾力を味わう。
俺の弱いポイントを的確に犯す雄の味は尻穴でしゃぶりついて感じて、指先を幹に絡めて、チュッ…チュッ…チュッ……とはしたない水音をたてる。
「は……は……ぁ…アチィ……お前のカラダ、熱くて気持ちいい……ぁ、ん……三初……三初気持ちいい、みはじめ……死ぬ……死んじまう……もう……ふ」
ジュプ、と唾液ごと吸いつく。
汗が混ざってしょっぱい。甘い。このまま肉を食いちぎったらもっと気持ちいい気がして、強く歯を立てる。
熱に浮かされて溶け落ちそうなセックスの最中は、いつもなんだって気持ちいいような気がしてくるのだ。
三初の首筋は肩から耳の付け根まで歯型と鬱血痕だらけだった。
ウイルスに侵されて火照った三初の味にすら、俺は感じている。
「っふ……かわい」
頭が絶頂に支配された俺に届かない呟きのあと、三初の手が解放を戒めていたコックリングを引っ張った。
根元から搾り取るように転がされ、シリコンのリングは屹立の先端までをなぞるように締めつけながら、パチッ、とようやく外れる。
「ヒッ……ィ…ッ」
手で扱くのとはまた違う強い感覚に、喉の奥がヒュ、とビクついた。
そしてその直後に角度を変えられ、腹側の肉を注ぐように引き抜かれたかと思うと、再度深く挿入される。
先端が窄まりを割り開き、襞をかき分け、普通なら他人のそれになんて触られるわけがない箇所を、犯される瞬間。
「あ゛ッ…へぉ……~~~~ッ!」
──ビュルルルッ…ビュルッ……ビュッ……ビュッ……ビュク……ビュク……。
稲妻のように背筋を走る快感が限界を迎えた俺は、留められ続けていた精を解放して盛大に達した。
強制的に溜め込まれていたぶん、濃度も量も高まった白濁が勢いよく迸る。
腹の間で断続的に飛び散るそれは互いの服を汚して白く糸を引き、自身と衣服をねっとりと繋ぐ。
「……ぁ…あッ……あッ……あ……ぁ……」
全身の筋肉が微細な痙攣を繰り返し、下腹部に甘い痺れが渦巻いていた。
下半身が重ったるい。
出し終わってもしつこく残って消えない余韻に、奥歯を噛み締める。
イク瞬間、蠢動するアナルはひときわ強く痛いほど締めつけていたが、今は挿れっぱなしの肉棒に絡みついてうねり、種を搾り取るべく、キュ…キュ……キュゥッ……と戦慄くように締まっている。
どちらにしろキツイのか、一呼吸置いてゴムの中に吐き出された精液を中で感じながら、ブルッ……と震えた。
「っ……ぃ……イッてる……っン……三初、俺……イッた、……っぉ、俺……」
「ん、は……知ってるって、こんだけ絡んでたら、さ」
「ンぁ……っぁ…ン……」
乱れた呼吸を整えつつ呆れ返って腰を軽く揺する三初の言葉どおり、だ。
射精とほぼ同時に中をキツく締めつけた結果、ギチギチに圧迫された内壁が追加の快感を性感帯に伝えて、尻の中までしっかりたっぷり感じまくったわけで。
これの意味するところとは、だ。
「両方、イ……イ、っちまった……っ」
出しながら即中イキした、ということである。いやどういうことだってばよ。
いかに俺ら比ラブめの時間が続いたあとのご無沙汰セックスだったとはいえ、まさか同時にイクとは、末期すぎる。
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「一回だけだからって両方でイクとか、欲張りなスケベ犬ですね。御割犬は」
「認めねぇ、マジで、全部おまえのせいだろうがっ……クソォ……っ」
情けなさに打ち震える俺の項に密かに濃いめの痕をつける犯人は、ニマ、とご機嫌に笑うだけ。
──こうして。
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