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第十話 誰かこの暴君を殴ってくれ!
16※
「説明、してほしい?」
「ぃや…だ……」
「嫌なの? くく……じゃあ、俺の声、ちゃんと聞いてくださいよ」
「う、ふっ……っくふ……」
クリ、クリ、と乳首をこねられながら耳元で囁かれ、足を落としそうになる。
懸命に抱える俺をクスクスと笑って、三初は俺の乳首を強くつねった。
「ぁ、っ……」
「ね? 恋人の俺にやらしー薬飲ませた先輩は、俺に強姦紛いの乱暴セックスさせて、一週間溜めたセーエキ垂れ流してましたねぇ」
「っみは、っあ……っ」
「それでもトロットロの目で俺のこと見てさ? ドールみたいに使われても興奮して、イラマまでキメられても感じるんですよ」
「な、なんで、んっ嫌だって、っ…んっ……」
「シー……」
「っ……ゃ……」
説明しない代わりにちゃんと聞くと言ったのに説明する三初に、俺は抗議したが、唇に指が立てられる。
「アンタのカラダは、そういうカラダ」
「……っ……」
「よぅくわかってから、見て」
ペロ、と耳の穴を舐めてから三初が離れると、俺の視線は自然と自分の開いた足の奥を見つめて、身震いした。
恥ずかしい、格好だ。
自分で足を開き、無防備に秘部を晒す。
真っ赤に熟れて中の粘膜が捲れ上がった後孔が、ヒクン、ともの欲しげに収縮するのがわかった。
体力なんて霞程度しか残っていないのに、恥を知らない淫乱なカラダ。
ゴク……、と唾を飲む。
足を抱えるだけで精一杯でも、三初が入っていないと、落ち着かない。
「っぁ……いや、だ……み、見せねぇ、で……足りなくなる……」
負けず劣らず熱を集めた顔で、泣き出しそうにくしゃりと表情を歪める。
勃起もできないほど達し、あれだけ抱かれておいて、言葉と体で思い出させられるとドク、ドク、と心臓が脈を速めた。
「み、みはじめ……みはじめぇ……っ」
我慢できない。
嫌になる。グズグズに溶かされると、俺はいつもコイツに甘えてしまう。
「いじめんなよぉ……っもう腕、重たい、から……っ意地悪いの、俺、できねぇよ……っ」
フルフルと首を横に振り、泣きそうな声でねだった。意地悪に応えてご褒美を貰うのではなく、今すぐに抱かれたい。
俺の恥ずかしいところは全部三初に暴かれて、隠し事なんてできないのだ。
こんなにいやらしくなったら、もう絶対に離れられない。他のじゃきっと、満足できない。それは困る。いやだ。大変だ。
三初なしじゃいられないなんて、また、俺ばっかりが三初を大好きだろ?
(お、れ、俺は、俺を求めてほしい……)
時を重ねて三初をどれほど俺の夢中にさせても、それ以上に、俺はコイツに夢中になってしまう。
「せんふぁい」
俺の肢体を余すところなく暴ける三初は、ゴムの封をビッ、と歯で噛み切った。
手馴れた手つきでなでるようにラテックスで覆われた屹立が、期待に震える肉穴の口を先端で何度かなぞる。
「っは……っ」
ゾクン、と下腹部の疼きを感じた。
ダメだ。そんなふうに煽られたら、もっと三初を欲しがってしまう。
興奮から荒くなる呼吸に、おかしくなっちまう、となけなしの抵抗が混じった。
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