3 / 3
3
しおりを挟む
凪はあの日の後も、時折デカい先輩を見かけた。今までも見かけていたのだろうが、会話をしてからなんとなくただの景色以上のものとして脳が認識する。
今日も、いつものベンチに宵紗がいる。別に会いに来ているわけではないが、教室移動の最短距離がこの道だから自然とあのベンチのそばを通ることになる。
今日の宵紗はベンチに横たわらず、座っていた。まあ、ベンチは基本的に座るものではあるが。
「橙柊~、この課題やった?あとでカンファレンスしようぜ!」
同じ講義をとっている同級生だろうか。気安い調子の声でデカい先輩に声をかけながら近づく男子学生。"カンファレンス"なんてよくわからない冗談を言うぐらいには仲がいいのだろうか。
宵紗はベンチに座ったまま片足をだらりと投げ出して、長い前髪の奥からちらりと相手を見る。
「んー…めんど」
気の抜けた声で言いながらも、タブレットを取り出して何やら操作している。
「え?!お前もう終わってんの?はや」
と驚く男子学生。デカい先輩がデータでも送信したんだろう。
「一応ね~」
「助かるわ。またあとでな」
「はいはい」
デカい先輩はゆらゆらと手を振り、男子学生は離れていく。相手が去るのを見送って、背もたれに背中を預けるデカい先輩。仮眠でもとるのだろう。
そういえば、"とうしゅう先輩"という呼ばれ方をしているが、どういう漢字を書くのだろうか。
そしてあれくらい距離が近いのは仲がいいからなのか、誰にでもああなのか。無気力そうで面倒くさがり屋に見えるのに、課題は早めにやるタイプなんだろう。
こんなことをしている場合じゃない。早く次の教室に行かないと。次は鷹宮教授の講義だ。個人的にあの教授の講義は好き。結構人気あるみたいで、いろんな人が好きって言ってるのをチラチラ聞く。
優しいおじいちゃんみたいな雰囲気で、講義の内容も面白い。
今日もいつも通り講義が終わり、荷物をまとめてさっさと教室を出た凪は、なぜか鷹宮教授に声をかけられた。
「白瀬君、少しだけ時間ある?」
―なんかやらかしたか?
「…はい」
「そんなに緊張しないで。この前橙柊君に白瀬君の話をされてね、親しかったのかい?」
あのデカい先輩が?俺の話を鷹宮教授に?
まず、なんでデカい先輩は鷹宮教授と話をしているんだ。前提がかなり意味不明。しかも何で俺のことが話題に出る?
鷹宮教授がこうやって声をかけてくれるのは優しさだろう。俺はよく一人でいるし、鷹宮教授はよく学生を見ているように思う。孤立しないようにしてくれているのだろう。干渉しすぎないけど気にかけてくれるこの距離感はありがたい。
「いや…?そんなに」
「そうか。」
「なんか、あの先輩がよくいるベンチの前結構通るんで。それでかもしれないですね」
―あ、名前聞いちゃえばいいじゃんか
「あの、とうしゅう?先輩って名前なんて言うんですか?」
「橙柊 宵紗だよ。」
なんか鷹宮教授が笑ってる気がする。
「…?」
たぶん顔に出てたんだと思う。鷹宮教授は少し笑いながら
「ごめんね。橙柊君にも君の名前聞かれたんだよ。似ているなと思ってね」
―ああ、先輩が俺の名前を知っていたのはそれか。
「そうなんですね」
「引き留めて悪かったね」
「いえ、俺鷹宮教授好きなんで」
「…ありがとうね。」
鷹宮教授は研究室に戻るみたいだ。
最後なんかちょっと驚いてた?俺別に変なこと言ってないよな。人気がある自覚ぐらいあるだろうに。何を驚いたんだろうか。
今日も、俺はいつも通りベンチに座って日向ぼっこをしている。今日は昼過ぎに講義が終わったので、ゆったりしてから帰ろうと思う。
そういえば今日はデカい先輩を見ていない。せっかく名前を知ったので、呼んでみようと思っているのに。少しのいたずら心だ。名前を教えてないはずの凪が名前を呼んできたらどんな反応をするのか、少し見てみたくなった。それに先にやってきたのはあっちだ。仕返しくらいしたってバチは当たらないはず。
「?!」
唐突に視界の端から何かが差し出されて驚いた。振り返ると、凪が座るベンチの後ろに立ち、右手でドリンクをテイクアウトするときのあのカップを差し出すデカい先輩がいた。
なんだろうか。首をかしげる凪に、
「あげる」
とカップを押し付けてくるデカい先輩。何となく受け取ると、紙カップ越しに優しい温かさを感じる。
「っ!お金…!」
これじゃあ奢られてしまう。
慌ててカップを持っていない方の手でポケットを探ろうとしたところで、デカい先輩が軽く笑った。
「お前さぁ」
「俺が後輩にコーヒー押し付けて金せびる人間に見えてるわけ?」
「っいや」
"そんなことはない"と慌てて訂正しようとするが、またデカい先輩は楽しそうに笑いながら
「いらねぇよ、そんなの」
と笑いかけてくる。もう何もかもが唐突で、意味不明すぎて、凪の思考回路は停止しかけていた。
「じゃーな」
と振り向かずに背中越しに手を振るデカい先輩。凪はまたもや呆然とそれを見送るしかなかった。
普通に意味がわからない。なんであの人は突然これを押し付けてきたんだ?
一口飲むと、柔らかい甘さが口に広がる。カフェオレだ、しかもめっちゃうまい。どこで買えるのか知りたい。
借りを作るのは大嫌いだ。でも、これはそんなに不快に思えなかった。
宵紗は今日もお気に入りの喫茶店でブラックコーヒーを買っていた。そして今日はカフェオレも一つ。行きつけだから顔見知りの店員さんは少し驚いた顔をしていた。そりゃそうだ、俺はいつもブラックコーヒーしか買わない。でも今日はなんとなくの気まぐれで、凪に買っていこうと思った。
昔から俺は貢ぎ癖があるらしい。αとしての本能なのかただの性格なのかは知らない。ただ、気に入った人や大事な人に何かあげたくなってしまう。高校の時も、親友や後輩に差し入れをするのはかなり好きだった。
ベンチにいる凪を見つけて背後から近づいても、凪は気づいていないみたいだ。そのままカップを差し出すと、肩をビクリと飛び上がらせて、目を丸くして振り返る凪。つまらなそうな無表情がこうやって揺らぐのは気分がいい。
意味がわからないという顔の凪にカフェオレを押し付け、その場をあとにする。
急に話しかけたりしたから嫌われてるかなと思ったけど、そうでもないらしい。俺の外見はかなり人に嫌われる方だと思う。そもそも目つきが悪い。そのうえ黒マスクに、長すぎる前髪、多すぎるピアス。まあ、ヤバいやつな自覚はある。だけどこれが楽だし、これが好きだし。初対面だと怯えさせちゃって申し訳ないとは思うけど。
幼い頃から俺は身体が大きくて、無愛想で目つきが悪くて。他人が怯えるような目線には慣れてしまった。αだと診断されて特性が出始めてから、さらにそういう目線は増えた気がする。俺は威圧感もあるらしい。
だけど凪は怯えてなかった。"なんで寝てるんだこいつ"みたいな目線ではあったけど。これだけピアス開いた人間に話しかけられて何の偏見もなく話せるのはお人好しなのかぼんやりさんなのか。
最初は面白いなと思っただけ。だけど最近はもっと気になってる気がする。というか普通にかわいい。俺の言動でちょっと崩れる無表情が愛おしく見える。
それに大学内で近くにいるとき、凪は軽く会釈をしてくれるようになった。結構仲良くなれてると思う。野良猫を懐かせられたみたいな感じ。
今まで結構大学は講義以外どうでもいいと思ってたけど、最近はそれなりに楽しい。凪には感謝してる。あの子は気づいてないだろうけどね。
今日も、いつものベンチに宵紗がいる。別に会いに来ているわけではないが、教室移動の最短距離がこの道だから自然とあのベンチのそばを通ることになる。
今日の宵紗はベンチに横たわらず、座っていた。まあ、ベンチは基本的に座るものではあるが。
「橙柊~、この課題やった?あとでカンファレンスしようぜ!」
同じ講義をとっている同級生だろうか。気安い調子の声でデカい先輩に声をかけながら近づく男子学生。"カンファレンス"なんてよくわからない冗談を言うぐらいには仲がいいのだろうか。
宵紗はベンチに座ったまま片足をだらりと投げ出して、長い前髪の奥からちらりと相手を見る。
「んー…めんど」
気の抜けた声で言いながらも、タブレットを取り出して何やら操作している。
「え?!お前もう終わってんの?はや」
と驚く男子学生。デカい先輩がデータでも送信したんだろう。
「一応ね~」
「助かるわ。またあとでな」
「はいはい」
デカい先輩はゆらゆらと手を振り、男子学生は離れていく。相手が去るのを見送って、背もたれに背中を預けるデカい先輩。仮眠でもとるのだろう。
そういえば、"とうしゅう先輩"という呼ばれ方をしているが、どういう漢字を書くのだろうか。
そしてあれくらい距離が近いのは仲がいいからなのか、誰にでもああなのか。無気力そうで面倒くさがり屋に見えるのに、課題は早めにやるタイプなんだろう。
こんなことをしている場合じゃない。早く次の教室に行かないと。次は鷹宮教授の講義だ。個人的にあの教授の講義は好き。結構人気あるみたいで、いろんな人が好きって言ってるのをチラチラ聞く。
優しいおじいちゃんみたいな雰囲気で、講義の内容も面白い。
今日もいつも通り講義が終わり、荷物をまとめてさっさと教室を出た凪は、なぜか鷹宮教授に声をかけられた。
「白瀬君、少しだけ時間ある?」
―なんかやらかしたか?
「…はい」
「そんなに緊張しないで。この前橙柊君に白瀬君の話をされてね、親しかったのかい?」
あのデカい先輩が?俺の話を鷹宮教授に?
まず、なんでデカい先輩は鷹宮教授と話をしているんだ。前提がかなり意味不明。しかも何で俺のことが話題に出る?
鷹宮教授がこうやって声をかけてくれるのは優しさだろう。俺はよく一人でいるし、鷹宮教授はよく学生を見ているように思う。孤立しないようにしてくれているのだろう。干渉しすぎないけど気にかけてくれるこの距離感はありがたい。
「いや…?そんなに」
「そうか。」
「なんか、あの先輩がよくいるベンチの前結構通るんで。それでかもしれないですね」
―あ、名前聞いちゃえばいいじゃんか
「あの、とうしゅう?先輩って名前なんて言うんですか?」
「橙柊 宵紗だよ。」
なんか鷹宮教授が笑ってる気がする。
「…?」
たぶん顔に出てたんだと思う。鷹宮教授は少し笑いながら
「ごめんね。橙柊君にも君の名前聞かれたんだよ。似ているなと思ってね」
―ああ、先輩が俺の名前を知っていたのはそれか。
「そうなんですね」
「引き留めて悪かったね」
「いえ、俺鷹宮教授好きなんで」
「…ありがとうね。」
鷹宮教授は研究室に戻るみたいだ。
最後なんかちょっと驚いてた?俺別に変なこと言ってないよな。人気がある自覚ぐらいあるだろうに。何を驚いたんだろうか。
今日も、俺はいつも通りベンチに座って日向ぼっこをしている。今日は昼過ぎに講義が終わったので、ゆったりしてから帰ろうと思う。
そういえば今日はデカい先輩を見ていない。せっかく名前を知ったので、呼んでみようと思っているのに。少しのいたずら心だ。名前を教えてないはずの凪が名前を呼んできたらどんな反応をするのか、少し見てみたくなった。それに先にやってきたのはあっちだ。仕返しくらいしたってバチは当たらないはず。
「?!」
唐突に視界の端から何かが差し出されて驚いた。振り返ると、凪が座るベンチの後ろに立ち、右手でドリンクをテイクアウトするときのあのカップを差し出すデカい先輩がいた。
なんだろうか。首をかしげる凪に、
「あげる」
とカップを押し付けてくるデカい先輩。何となく受け取ると、紙カップ越しに優しい温かさを感じる。
「っ!お金…!」
これじゃあ奢られてしまう。
慌ててカップを持っていない方の手でポケットを探ろうとしたところで、デカい先輩が軽く笑った。
「お前さぁ」
「俺が後輩にコーヒー押し付けて金せびる人間に見えてるわけ?」
「っいや」
"そんなことはない"と慌てて訂正しようとするが、またデカい先輩は楽しそうに笑いながら
「いらねぇよ、そんなの」
と笑いかけてくる。もう何もかもが唐突で、意味不明すぎて、凪の思考回路は停止しかけていた。
「じゃーな」
と振り向かずに背中越しに手を振るデカい先輩。凪はまたもや呆然とそれを見送るしかなかった。
普通に意味がわからない。なんであの人は突然これを押し付けてきたんだ?
一口飲むと、柔らかい甘さが口に広がる。カフェオレだ、しかもめっちゃうまい。どこで買えるのか知りたい。
借りを作るのは大嫌いだ。でも、これはそんなに不快に思えなかった。
宵紗は今日もお気に入りの喫茶店でブラックコーヒーを買っていた。そして今日はカフェオレも一つ。行きつけだから顔見知りの店員さんは少し驚いた顔をしていた。そりゃそうだ、俺はいつもブラックコーヒーしか買わない。でも今日はなんとなくの気まぐれで、凪に買っていこうと思った。
昔から俺は貢ぎ癖があるらしい。αとしての本能なのかただの性格なのかは知らない。ただ、気に入った人や大事な人に何かあげたくなってしまう。高校の時も、親友や後輩に差し入れをするのはかなり好きだった。
ベンチにいる凪を見つけて背後から近づいても、凪は気づいていないみたいだ。そのままカップを差し出すと、肩をビクリと飛び上がらせて、目を丸くして振り返る凪。つまらなそうな無表情がこうやって揺らぐのは気分がいい。
意味がわからないという顔の凪にカフェオレを押し付け、その場をあとにする。
急に話しかけたりしたから嫌われてるかなと思ったけど、そうでもないらしい。俺の外見はかなり人に嫌われる方だと思う。そもそも目つきが悪い。そのうえ黒マスクに、長すぎる前髪、多すぎるピアス。まあ、ヤバいやつな自覚はある。だけどこれが楽だし、これが好きだし。初対面だと怯えさせちゃって申し訳ないとは思うけど。
幼い頃から俺は身体が大きくて、無愛想で目つきが悪くて。他人が怯えるような目線には慣れてしまった。αだと診断されて特性が出始めてから、さらにそういう目線は増えた気がする。俺は威圧感もあるらしい。
だけど凪は怯えてなかった。"なんで寝てるんだこいつ"みたいな目線ではあったけど。これだけピアス開いた人間に話しかけられて何の偏見もなく話せるのはお人好しなのかぼんやりさんなのか。
最初は面白いなと思っただけ。だけど最近はもっと気になってる気がする。というか普通にかわいい。俺の言動でちょっと崩れる無表情が愛おしく見える。
それに大学内で近くにいるとき、凪は軽く会釈をしてくれるようになった。結構仲良くなれてると思う。野良猫を懐かせられたみたいな感じ。
今まで結構大学は講義以外どうでもいいと思ってたけど、最近はそれなりに楽しい。凪には感謝してる。あの子は気づいてないだろうけどね。
5
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
片想いの相手が「そろそろ恋愛したい」と言ったので、用済みの俺はニートになることにしました。
はぴねこ
BL
高校生の頃、片想いの親友に告白した。
彼はノンケだったから玉砕して友人関係も終わるものだと思っていた。
もしかすると気持ち悪いと軽蔑される覚悟までしていたのに、彼は「今は恋愛をしている時間がないんだ」と自分の夢を語ってくれた。
彼は会社を興した祖父のことをとても尊敬していて、自分も起業したいと熱く語ってくれた。
そして、俺の手を握って「できれば親友のお前には俺の右腕になってほしい」と言われた。
同性愛者の俺のことを気持ち悪いと遠ざけることもせずに、親友のままでいてくれた彼に俺は感謝して、同じ大学に進学して、大学の頃に彼と一緒にゲームを作成する会社を起業した。
あれから二十年間、本当に二人三脚で駆け抜けてきた。
そして、昨年売り出したVRMMOが世界的に大ヒットし、ゲーム大賞を取ったことを祝うパーティーで親友が語った言葉に俺の覚悟も決まった。
「俺もそろそろ恋愛したい」
親友のその言葉に、俺は、長年の片想いを終わらせる覚悟をした。
不憫な拗らせアラフォーが”愛”へと踏み出すお話です。
αとβじゃ番えない
庄野 一吹
BL
社交界を牽引する3つの家。2つの家の跡取り達は美しいαだが、残る1つの家の長男は悲しいほどに平凡だった。第二の性で分類されるこの世界で、平凡とはβであることを示す。
愛を囁く二人のαと、やめてほしい平凡の話。
祝福を授かりましたが、まるで呪いです。
めっちゃ抹茶
BL
異世界に生まれ変わって出会った、一組の運命の番であるαとΩの話。
※ご都合主義があります
※オメガバースの知識がある人向け/作中で説明は一切ありません
※主人公が可哀想、ハッピーエンドではありません
主人公目線、あまり悲壮感はありませんがタグをご確認のうえ以上の事を念頭に、大丈夫な方のみお進み下さい。
Ωの不幸は蜜の味
grotta
BL
俺はΩだけどαとつがいになることが出来ない。うなじに火傷を負ってフェロモン受容機能が損なわれたから噛まれてもつがいになれないのだ――。
Ωの川西望はこれまで不幸な恋ばかりしてきた。
そんな自分でも良いと言ってくれた相手と結婚することになるも、直前で婚約は破棄される。
何もかも諦めかけた時、望に同居を持ちかけてきたのはマンションのオーナーである北条雪哉だった。
6千文字程度のショートショート。
思いついてダダっと書いたので設定ゆるいです。
上手に啼いて
紺色橙
BL
■聡は10歳の初めての発情期の際、大輝に噛まれ番となった。それ以来関係を継続しているが、愛ではなく都合と情で続いている現状はそろそろ終わりが見えていた。
■注意*独自オメガバース設定。■『それは愛か本能か』と同じ世界設定です。関係は一切なし。
恋が始まる日
一ノ瀬麻紀
BL
幼い頃から決められていた結婚だから仕方がないけど、夫は僕のことを好きなのだろうか……。
だから僕は夫に「僕のどんな所が好き?」って聞いてみたくなったんだ。
オメガバースです。
アルファ×オメガの歳の差夫夫のお話。
ツイノベで書いたお話を少し直して載せました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる