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1章
7話
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ところで、とアラウが提案してきた。
「アリー、今日はいつものやめてさっきアリーが言ってたの試してみない?」
わっ、とんでもない提案だよ。
「え、良いの?!でもそれだと………。」
「大丈夫だよ~魔法は想像して願えば何でも叶えてくれる。」
それに前みたいにはさせないから、と何でもないことのようにアラウは言う。
アラウは魔法は簡単と言うけど、それ
絶対アラウだからだよ!!
魔法はそんな簡単なものではない。
そもそも魔法には呪文が必要だと、思ってたしね~。
それを以前、アラウに聞いてみたんだよ。
そしたら、
「そんなもの必要ないよ?呪文は人が勝手に作った不必要なものだよ。」
拍子抜けしてしまったよ。
そこから、アラウの魔法講座が始まったんだ。
アラウ曰く、
魔法は体内にある核の力を使っている。
その核を溶かし、体内の水分と混ぜ合わせたものを使っているらしい。
核は命とは別だから、核がなくても人は死なない。
ただし、世界の人口の三分の一人以外核を持って生まれない。
その三分の一も扱える力がないと魔法は使えない。
しかも、魔法は呪文が必要だと思っているから、魔法を使える人は本当に少ない。
それに対して、人以外の者は誰もが魔法を使える。
しかし、核がないと死んでしまう。
核の大きさで魔力量は決まる。
大きければ大きいほどより濃い魔力が使えて威力が高い。
核は基本、全てが無くならなければ消えない。
魔法を使う時は想像して願う。
想像がはっきりしていたら、成功率が高く、核をほとんど削らない。
ただ、願が強すぎると、暴走することが稀にある。
他にも、魔法を扱う力がなかったり、核が体に合わず大きすぎても暴走する。
私はそれだ。
前に、一度だけ魔法を使おうとしたことがある。
その時はアラウが居てくれたからよかったものの、それでも森の四分の一を破壊した。
しかも、……………………。
とにかく、そんなわけで魔法を使うのは、それ以来だ。
まだ怖い。
できれば使いたくない。
「…………。」
私がうつむいていると、ふと頭の上に何かが乗った。
「呪いだよ。魔力が溢れたら、それで周りに花を咲かせる。だから、暴走することはないよ。大丈夫、誰も傷つかない。」
アラウの優しい安心できる声に顔を上げると、アラウは小さい子どもでもあやすみたいに私の頭を撫でて微笑んでく
れていた。
うん、大丈夫だよね。
できるよね。
よしっ落ち着け私。
私ならできる。
自分を信じてよう。
「アリー、今日はいつものやめてさっきアリーが言ってたの試してみない?」
わっ、とんでもない提案だよ。
「え、良いの?!でもそれだと………。」
「大丈夫だよ~魔法は想像して願えば何でも叶えてくれる。」
それに前みたいにはさせないから、と何でもないことのようにアラウは言う。
アラウは魔法は簡単と言うけど、それ
絶対アラウだからだよ!!
魔法はそんな簡単なものではない。
そもそも魔法には呪文が必要だと、思ってたしね~。
それを以前、アラウに聞いてみたんだよ。
そしたら、
「そんなもの必要ないよ?呪文は人が勝手に作った不必要なものだよ。」
拍子抜けしてしまったよ。
そこから、アラウの魔法講座が始まったんだ。
アラウ曰く、
魔法は体内にある核の力を使っている。
その核を溶かし、体内の水分と混ぜ合わせたものを使っているらしい。
核は命とは別だから、核がなくても人は死なない。
ただし、世界の人口の三分の一人以外核を持って生まれない。
その三分の一も扱える力がないと魔法は使えない。
しかも、魔法は呪文が必要だと思っているから、魔法を使える人は本当に少ない。
それに対して、人以外の者は誰もが魔法を使える。
しかし、核がないと死んでしまう。
核の大きさで魔力量は決まる。
大きければ大きいほどより濃い魔力が使えて威力が高い。
核は基本、全てが無くならなければ消えない。
魔法を使う時は想像して願う。
想像がはっきりしていたら、成功率が高く、核をほとんど削らない。
ただ、願が強すぎると、暴走することが稀にある。
他にも、魔法を扱う力がなかったり、核が体に合わず大きすぎても暴走する。
私はそれだ。
前に、一度だけ魔法を使おうとしたことがある。
その時はアラウが居てくれたからよかったものの、それでも森の四分の一を破壊した。
しかも、……………………。
とにかく、そんなわけで魔法を使うのは、それ以来だ。
まだ怖い。
できれば使いたくない。
「…………。」
私がうつむいていると、ふと頭の上に何かが乗った。
「呪いだよ。魔力が溢れたら、それで周りに花を咲かせる。だから、暴走することはないよ。大丈夫、誰も傷つかない。」
アラウの優しい安心できる声に顔を上げると、アラウは小さい子どもでもあやすみたいに私の頭を撫でて微笑んでく
れていた。
うん、大丈夫だよね。
できるよね。
よしっ落ち着け私。
私ならできる。
自分を信じてよう。
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