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25.お菓子教室イベント3
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放課後になってお菓子教室イベント会場である一階の調理室にいる。中学の頃の調理室よりも広くオシャレな内装で調理道具もオープンも本格的だ。各調理台の近くには三~四人ずつ座っている。参加者は同じクラスだと、一之瀬、霧谷、花岡、春風、間宮さんで隣のクラスは女子が五人で合計十人だ。
担当の先生の簡単な説明を終えて各々、お菓子作りに取り掛かる。今回のお菓子は初心者でも作りやすいマフィンだ。過去に数回程度だが、簡単なお菓子は作った事があってお菓子作りには多少知識はあった。
手順に沿って作業をして生地を入れた紙カップ六個をオーブンで焼き上げる。完了した音が鳴ってミトンをつけてオープンの中からマフィンを取り出した。見た感じだと、中々いい出来だと思う。
向こうで間宮さんが顎に手を当てて焼き上がったマフィンを真剣に見つめている。近くにはオーブン待ち中の霧谷がいた。
「うーん、私のはふっくらとならなかったなぁ。レシピ通りにしたはずなのにどうしてかな?」
「やっぱさ、性格も出るんじゃねーの? こういったものってさー」
霧谷の言葉は間宮さんがまるで大雑把なような言い方だな。もっと他の言い方があるんじゃないかと疑問に思う。
「あっ、そっかぁ。私ってば豪快なおなごだから、上手くいかなかったんだ! ここは優ーしく丁寧にやるべきだよね」
そう話していい笑顔の間宮さんが両手で指先を上下する手の動きをした。手付きがいやらしいな。霧谷も一之瀬と同じ気持ちらしく間宮っち、やらしーなぁ、と笑ってやがる。くそぉ、楽しそうにしてるな。
(何でもいいから間宮さんのお手製のものが食べたいぜ……)
そのマフィンが欲しい。形が悪かろうが、味がイマイチだろうが喜んで俺は食べると一之瀬は思う。
間宮さんと霧谷の楽しそうな様子を見ていると、間宮さんと目が合ってにこっとして間宮さんがこっちに近寄って来た。
「お? これはこれは。一之瀬くんのマフィンは店のみたいで綺麗っ!」
「ほ、褒め過ぎだって」
「だって、美味しそうだものっ!」
間宮さんは一之瀬のマフィンを見て目を輝かせる。間宮さんにそんなに褒められたら照れるじゃないか。輝かしいその瞳で周囲の邪気が浄化されそうだ。
「アンタどうゆう事よ!?」
「男子の一之瀬くんが女子を超えてはいけないの! 空気を読みなさいよ」
「そうよ、そうよ」
近くにいた女子達は自分達よりお菓子を上手く作った一之瀬に不満があるようだ。そんな事でケチをつけるなよ。
「マニュアル(レシピ)通りに作れば、失敗なんかしねぇよ」
外野の女子達のクレームに腕を組んでドヤ顔で答えた。一之瀬の態度に女子達はぐぬぬ……とこちらを鋭い目付きで睨んでる。
「アンタのその態度がちょームカつくわ」
「本っ当に生意気ねっ!」
女子達はぶつくさと愚痴って適当に返していたが、途中、面倒臭くなってスルーした。
間宮さんは隣のクラスの女子達のマフィンもこっちもこっちもどれも凄く美味しそうだね! などと明るく微笑んでた。女子のみなさん、その褒め言葉に少し頬を染めて嬉しそうにしていた。うちのプリティ天使は笑顔と幸せを運んでくれるそうだ。
「おお、花岡くんもマフィン見栄えも良くて凄く美味しそうだね」
「別にそんな事ねぇよ」
間宮さんが折角褒めてんのに花岡は素気ないな。あれかツンデレって奴か。確かに花岡のマフィンはパティシエが作ったかのような綺麗な出来だ。こいつのマフィンは焼き上がりが均等で程よく生地が膨らんでいる。花岡はガサツなイメージがあって繊細な作業は苦手そうだと思ってたから意外だ。
「すげぇ美味そうだな。俺のより本格的じゃねーか」
「そ、そうか? 一之瀬に言われっと嬉しい…… 」
花岡は頭を掻いて照れているようだ。間宮さんにもそういう態度をしてくれよと思う。
女子達もプロみたいで上手だね、とキラキラとした目で花岡を褒めている。女子達は一之瀬の時と全然態度が違うじゃないかと少しイラッと来た。
「あ……失敗しちゃったかな。イメージ通りには作れなかったよ」
「優のは形が変わってんな。やり方が間違えたんじゃねぇの?」
「家で作った事なくてお菓子作りの基本がわからなかったんだ」
春風のマフィンはあまり上手くいかなかったようで花岡が声をかけていた。春風は思ったよりも難しいね、と苦笑いをする。確かに普段、作った事がない奴にとっては簡単なお菓子でもハードルが高い。
「春風くん、見た目よりも味が大事だよ!」
「そうそう。素人なんだから食えれりゃいいんだよ。見た目なんか気にすんな」
「一之瀬も間宮さんもありがとう」
間宮さん、ナイスフォローだ。やはり好きな人(仮)には特に気にかけてるようだ。春風が物凄く羨ましいんだがな。そして一之瀬も追加でフォローした。そう外見よりも性格(中身)が大事なんだよ。食べ物も人間も然りだ。俺には気持ちがかなりわかるとそれを熱心に語りたい。
「ギャップ萌えするわね。何でも出来る春風くんが不得意なものがあるんだなんて」
「誰だって失敗あるよ!」
「みんなもありがとね」
にこやかな女子達は優しく春風を慰める。困った顔をした春風が礼を言った。女子達のその態度に腑に落ちない。
(俺が失敗してたら、絶対にディスるだろ)
賑やかな調理室で各々完成したマフィンを見せ合って雑談していた。そしてお菓子を作る作業は終わりを迎えた。
担当の先生の簡単な説明を終えて各々、お菓子作りに取り掛かる。今回のお菓子は初心者でも作りやすいマフィンだ。過去に数回程度だが、簡単なお菓子は作った事があってお菓子作りには多少知識はあった。
手順に沿って作業をして生地を入れた紙カップ六個をオーブンで焼き上げる。完了した音が鳴ってミトンをつけてオープンの中からマフィンを取り出した。見た感じだと、中々いい出来だと思う。
向こうで間宮さんが顎に手を当てて焼き上がったマフィンを真剣に見つめている。近くにはオーブン待ち中の霧谷がいた。
「うーん、私のはふっくらとならなかったなぁ。レシピ通りにしたはずなのにどうしてかな?」
「やっぱさ、性格も出るんじゃねーの? こういったものってさー」
霧谷の言葉は間宮さんがまるで大雑把なような言い方だな。もっと他の言い方があるんじゃないかと疑問に思う。
「あっ、そっかぁ。私ってば豪快なおなごだから、上手くいかなかったんだ! ここは優ーしく丁寧にやるべきだよね」
そう話していい笑顔の間宮さんが両手で指先を上下する手の動きをした。手付きがいやらしいな。霧谷も一之瀬と同じ気持ちらしく間宮っち、やらしーなぁ、と笑ってやがる。くそぉ、楽しそうにしてるな。
(何でもいいから間宮さんのお手製のものが食べたいぜ……)
そのマフィンが欲しい。形が悪かろうが、味がイマイチだろうが喜んで俺は食べると一之瀬は思う。
間宮さんと霧谷の楽しそうな様子を見ていると、間宮さんと目が合ってにこっとして間宮さんがこっちに近寄って来た。
「お? これはこれは。一之瀬くんのマフィンは店のみたいで綺麗っ!」
「ほ、褒め過ぎだって」
「だって、美味しそうだものっ!」
間宮さんは一之瀬のマフィンを見て目を輝かせる。間宮さんにそんなに褒められたら照れるじゃないか。輝かしいその瞳で周囲の邪気が浄化されそうだ。
「アンタどうゆう事よ!?」
「男子の一之瀬くんが女子を超えてはいけないの! 空気を読みなさいよ」
「そうよ、そうよ」
近くにいた女子達は自分達よりお菓子を上手く作った一之瀬に不満があるようだ。そんな事でケチをつけるなよ。
「マニュアル(レシピ)通りに作れば、失敗なんかしねぇよ」
外野の女子達のクレームに腕を組んでドヤ顔で答えた。一之瀬の態度に女子達はぐぬぬ……とこちらを鋭い目付きで睨んでる。
「アンタのその態度がちょームカつくわ」
「本っ当に生意気ねっ!」
女子達はぶつくさと愚痴って適当に返していたが、途中、面倒臭くなってスルーした。
間宮さんは隣のクラスの女子達のマフィンもこっちもこっちもどれも凄く美味しそうだね! などと明るく微笑んでた。女子のみなさん、その褒め言葉に少し頬を染めて嬉しそうにしていた。うちのプリティ天使は笑顔と幸せを運んでくれるそうだ。
「おお、花岡くんもマフィン見栄えも良くて凄く美味しそうだね」
「別にそんな事ねぇよ」
間宮さんが折角褒めてんのに花岡は素気ないな。あれかツンデレって奴か。確かに花岡のマフィンはパティシエが作ったかのような綺麗な出来だ。こいつのマフィンは焼き上がりが均等で程よく生地が膨らんでいる。花岡はガサツなイメージがあって繊細な作業は苦手そうだと思ってたから意外だ。
「すげぇ美味そうだな。俺のより本格的じゃねーか」
「そ、そうか? 一之瀬に言われっと嬉しい…… 」
花岡は頭を掻いて照れているようだ。間宮さんにもそういう態度をしてくれよと思う。
女子達もプロみたいで上手だね、とキラキラとした目で花岡を褒めている。女子達は一之瀬の時と全然態度が違うじゃないかと少しイラッと来た。
「あ……失敗しちゃったかな。イメージ通りには作れなかったよ」
「優のは形が変わってんな。やり方が間違えたんじゃねぇの?」
「家で作った事なくてお菓子作りの基本がわからなかったんだ」
春風のマフィンはあまり上手くいかなかったようで花岡が声をかけていた。春風は思ったよりも難しいね、と苦笑いをする。確かに普段、作った事がない奴にとっては簡単なお菓子でもハードルが高い。
「春風くん、見た目よりも味が大事だよ!」
「そうそう。素人なんだから食えれりゃいいんだよ。見た目なんか気にすんな」
「一之瀬も間宮さんもありがとう」
間宮さん、ナイスフォローだ。やはり好きな人(仮)には特に気にかけてるようだ。春風が物凄く羨ましいんだがな。そして一之瀬も追加でフォローした。そう外見よりも性格(中身)が大事なんだよ。食べ物も人間も然りだ。俺には気持ちがかなりわかるとそれを熱心に語りたい。
「ギャップ萌えするわね。何でも出来る春風くんが不得意なものがあるんだなんて」
「誰だって失敗あるよ!」
「みんなもありがとね」
にこやかな女子達は優しく春風を慰める。困った顔をした春風が礼を言った。女子達のその態度に腑に落ちない。
(俺が失敗してたら、絶対にディスるだろ)
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