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 私は地下へと続く階段を通りお客様が待つ部屋の前まで連れてこられた。
「部屋は全て防音になってまーす!その為部屋に入らないことには声は聞こえないから大丈夫ですよ」
「そうなんですか…」
「それはさておき、お客様が待ってますから入りましょうか?」
そう言って青年は部屋の扉を開けた。
「お待たせしました!今日から入店された子です!たっぷり可愛がってあげてくださいね♡」
青年は営業スマイルと言うものであろう笑みを浮かべながら私を部屋へ通した。
「それではごゆっくり!!唯さん頑張ってくださいね!」
そう言って青年は部屋を出て行った。

 お客様は肌の黒が似合う細身の人だった。
「名前は唯ちゃんだね?」
「あ、はい…。よ、よろしくお願いします…」
「そんな固くならないでいいから、こっちに来て僕の前に立ってみてよ」
私は言われた通りソファーに座ってるお客様の前で立った。
「は、恥ずかしい…」
「可愛いよ!そのうち慣れるから大丈夫だよ」
私の前に座ってるおじさんはビキニタイプの黒いパンツ1枚の姿だった。
「あ、ありがとう…ござい…ます…」
目の前のおじさんはどちらかと言えばスポーツタイプでモテそうな身体つきをしてるように見える。
細身なだけで筋肉質って感じではない。
見た目だから実際わからないけど…。
「顔固いよ?ここでは笑顔でいなきゃ?」
「す、すみま…せん……」
「謝ることじゃないんだよ。それより僕の隣に座って?」
私はおじさんに言われた通り隣に座った。
「やっぱり可愛い!コスプレとかさせたくなっちゃうよ!!アニメのやつとか!」
コスプレ…しかもアニメのやつ…。
「ごめん…引くよね…」
「だ、大丈夫です…、アニメなら…私も…好きですし…」
「おっ!いいね!今度また来るからその時着てもらおうかな~」
着るんだ…。
「あれ?嫌だった?」
「そんな事ないです…」
「なら良いんだ!でも無理だけはしないでね!これからだって!」
おじさんは何度かここに来たことがあるみたいで、すごい慣れている感じだ。
「少しでも慣れてくれればと思って、僕は接してるつもりだから、嫌ならはっきり言ってね」
一応ここでの契約はお客さまのご要望に従う事。
自分が嫌な事でも相手の望みならしなくてはならない。
「でも…そんな事したら…」
「あぁ、店の人には言わないから大丈夫だよ。僕も知ってるから」
悪そうな人ではなかったため少し安心した…。
「それじゃ、始めるよ」
「はい…」
おじさんは私の左手を右手で指が絡むように繋ぎ左手で器用に私のブラウスのボタンを外し始めた。
「あっ…」
ボタンが全て外されブラに包まれた胸が見えた。
「可愛いね、何カップ?」
「C…カップ…です…」
男の人の経験は一度だけあったがこんな事は聞かれたことはなかった。
「これでCカップなんだね、Dカップぐらいかと思ったよ、大きく見えるし」
すごい見られて恥ずかしかった。
「あ、ありがとう…ござい…ます…」
「少しでも手を繋いでいれば安心すると思ったんだけど…そんな話し方だとまだって感じだね。」
「ごめんなさい…」
なぜ手を繋いでたのかわかった。
私の事を安心させるため。
でも慣れない仕事だから逆効果だったみたい。
「気にしないで」
そう言っておじさんは手を離した。
「触ってもいい?」
私は頷いた。
おじさんはブラの上からゆっくり撫でるように触り始めた。
「んっ…」
「気持ちいい?」
「は…い……」
久々の感覚だった。
高校の時に一度だけ付き合った人とした時以来だった。
おじさんは私の頬にキスを落とすと耳元で、
「可愛い唯ちゃんのおっぱい見せてね☆」
と言ってブラのホックを外した。
恥ずかしかった私は手で胸を隠した。
「せっかくの可愛いおっぱいが見えないよ」
おじさんは私の腕を優しく掴み一言「横に置こうね。」と言って外されてしまった。
おじさんはそんな私の胸を形が崩れないように優しく揉んだ。
「んっ……い…や…」
恥ずかしい…。
「こことかぷっくりしてきたよ?可愛いね。」
右手で揉みながら左手でひだりの乳首を摘まれた。
「きゃっ!」
声が出てしまった。
「可愛い声出すね」
恥ずかしくてつい手で口を押さえてしまった。
「隠す事ないんだよ、さっきから聞こえてるし。」
そんな事を言われると余計に恥ずかしくなり顔を背けた。
「美味しそうなくらい乳首硬くなってきたよ」
そう言って乳首を吸いはじめた。
「ひゃんっ……!」
一瞬身体がビクッとなった。
「感じやすいんだね」
ジュルジュル…
おじさんは音を立てながら吸ったり舐めたりした。
「唯ちゃんのおっぱい美味しいよ!」
「んんっ……だ…めぇ….」
「おっぱい感じやすいね」
そうなのかな…。
「下も触っていい?優しくするから」
私は静かに頷いた。
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