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第15章 まずは小姑を片付けないと………
311★腹黒皇帝の予定?
しおりを挟む「次期皇太子のアルファードの
妹キャサリンは
カンパネラ伯爵に降嫁する
サンデーヌはワルターに………
それ以外はまだ、白紙に近い」
アルフレッドの言葉に、胡乱気な瞳でもう一度問いかける。
「本当に、そうなんですか?
兄上のご予定は?」
弟にそう問いかけられて、アルフレッドは一応の予定を口にする。
「東の側妃エスメラルダの
長女エメローズは
母上の祖国ロマーナ王国の
王太子妃に
次女サンディーヌは
お前のワルターと
恋仲になったからな
未来のルーセア大公妃だ
あれの自尊心は
それで満たされるだろう
皇妃の祖国サラディール王国
王太子妃には
リリアンナを押しつける
我が国の貴族に
皇妃の血統はいらない
アンジェロは
黒百合を飲ませ
臣下には降ろさず飼殺しにする
西の側妃キャロラインの娘
キャサリンはカンパネラ伯爵に
降嫁させる
南の側妃ブリジットの娘
ブランジェはセルデア伯爵に
降嫁させる
それぞれの妃の娘として
地位に相応しい場所に
嫁がせる予定だ」
「クックククク………兄上は
容赦ありませんなぁ~………」
「いまさら何を当たり前なコトを
この為に、7人もの妃を
娶ったのだ、当然だろう
娘は外交に使うものだろう
それに、貴族の忠誠を
得る為にな
皇子達とて同じ存在だ
貴族達に与えて
減って来ている魔力量を
底上げさせる為に必要だからな
我々の魔力量が落ちれば
魔物討伐が思うように
出来なくなる
それでは民を守れない
皇族も貴族も民を魔物や
他国の侵略から守る為に
いるのだからな」
「では、実際に皇子達は
どうなさる予定なのですか?」
「アルファードは、皇太子にする
皇帝の色彩をまとって
生まれたのはあれだけだ
まして、魔力量は膨大で
フルトランス出来るのだから……
寵愛の聖女様の夫以来だからな
フルトランス出来たのは………
エスメラルダの産んだ
アーカンディルは魔力量が
アルバードよりも少ない
故に予備にもならないから
臣下に降ろす
ブリジットの産んだ
アルスレイドと
アルスフィアも
魔力量が足りないから
臣下に降ろす
リリーマルレーンの産んだ
アーダベルトとアルフォンスも
魔力量が少ないからな
臣下に降ろす」
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