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閑話
◆エリカのお願いは叶えられるか1◆
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◆祝お気に入り600突破&700突破ということで閑話です◆
※中々他の聖女候補が出て来ないということで、ある日のお話しを閑話で入れることにしました。
予定の場所に来たら、ナンバーを入れて本文に移行する予定をしております。
それまで、閑話に置いておきます。
一応、7人の聖女候補が王城に勢揃いしている時のお話です。
勿論、聖女候補の世話係兼監視係りの皇族なども一緒に出てきます。
【他の聖女候補が出てくるのは後半になりそうです】
では、はじまりはじまり…………。
◆エリカのお願いは叶えられるか1◆
中央騎士団や魔法騎士団(アルファード、ギデオン、レギオン、マクルーファ達を含む)の騎士達と神官達(アルベルト他)と魔法使い達(オーギュスト他)と一緒に、エリカやオスカー達は帝都に全員無事で帰還した。
そして、エリカは他の聖女候補達と合流して、この世界の常識を教えてもらうことになった。
その授業は、帝都にある魔法学園にて、特別授業として受けることになった。
魔法学園は、基本的に学生寮に全員入寮することになっていた。
ただし、《魔力》の量が多すぎて、コントロールが上手く行かない者は、自宅(自邸)または別邸から通うことになっていた。
それも、無理な者は、幼くても騎士団か魔法師団か神聖魔法師団に入ることになっていた。
周りの迷惑でしか無かったから…………。
そのように膨大な《魔力》を持つ者は、滅多に生まれないのだが…………。
現在は、アルファードという皇子が、これにあたり幼少期より魔法騎士団に入団していた。
見習い騎士の間は、危険が少ない近衛騎士団や帝都騎士団で研修(要人警護、街中の警邏、城壁城門の警護など)を受けるのだった。
魔法騎士団(主な任務は、魔物討伐、災害救助など危険のオンパレード)に直接見習い騎士を送るのは、死ねと言うのと一緒だったから…………。
そんな魔法騎士団の団長であるアルフアードに、《魔力》を持つ者達が通う魔法学園という存在が有ることを教えてもらったエリカが強請る。
「アル、私、その魔法学園に通ってみたい」
そのお強請りに、エリカと出来るだけ一緒にいたいと思うアルファードは、心底困ったという表情を浮かべて言う。
「エリカは、魔法騎士団で
色々と習う予定なんだけど」
優しくて頼りになるオスカーや優しくて彼氏っぽい行動を取ってくれるアルファード達にちやほやと構い倒されているエリカだが、ガールズトークに餓えていたのだ。
学校ではイジメ対象にされたりしていたので、そういうコトに憧れていたのだ。
勿論、母親や姉もイジメをする側なので、エリカは女子会に行ったこともなければ、憧れのセンパイや男の子のお話しで、きゃきゃうふふ的なことをしたことが無いので………。
だからこそ、今の状況を考えての発言だった。
そして、強く心に思う。
〔ここは、異世界で、私達以外に
日本人の女子高生は存在しない
それに、みんな綺麗で優しい騎士様達に
構い倒されているから………
私を標的にして
イジメたりしないはずだもん
私が、あの大和の妹だって
知ってる人も居ない
…ここなら…同年代の女の子の友達が
出来るはず…たぶん…きっと〕
「でも、他の聖女候補の女の子と一緒に
この国の歴史とか常識とか
色々と一般教養を知りたいの………
ねっ…アル…エリカと一緒に
魔法学園に、通って欲しいの………
ねっ…お願い…アル」
自分に甘いパパと兄にお強請りする時の口調と態度で、エリカはアルに一生懸命強請る。
その可愛いお強請りに、アルファードはクラクラしてしまう。
だが、ここでそのお強請りに負けて、勝手にエリカの願いを叶えて、オスカーを怒らせると………。
そう、後々祟るというコトを身を持って知っているアルファードは、困ってしまう。
〔うっ……可愛いく、愛しいエリカの
願いは全部叶えてあげたい…けど…無理…〕
が、しかし、その後、エリカとの時間を、部下の訓練や事務処理に費やすように、オスカーに仕向けられるのは避けたいと思うアルファードだった。
そのレベルを超えるほど怒らせると、オスカーやマクルーファのガード無しで、パーティーに強制参加させられてしまうのだ。
そうすると、自分より確実に大柄な、肉食系女子の貴族の姫君達に絡まれる。
その上、《魔力》の有り過ぎる自分を、以前は大ッ嫌いだと言っていたのに、今は、愛想笑いを浮かべて腕を絡めてくる。
そして、踊って欲しいとか、遠乗りに行きたいとか、帝都の店に一緒に行きましょうなどと、愛想笑いを浮かべて強請ってくるのだ。
どんなにムカムカしても、姫君達の相手を、礼を逸しない程度にしなければならない。
そして、何時も自分を敵視して、何度も毒殺をくわだてたり、暗殺者を送られたりする相手。
そう、皇妃リリアーナからの白々しい厭味を、とことん言われるのだ。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
長くなりそうなのでここで1回切ります。
今日は、何回更新することになるかな?
たぶん、この後2回は確実………。
お気に入りを入れて下さった方々、ありがとうございます。
ご意見や感想は、とても励みになります。
誤字脱字のご指摘、とても助かっております。
今後も頑張って、更新したいと思います。
※中々他の聖女候補が出て来ないということで、ある日のお話しを閑話で入れることにしました。
予定の場所に来たら、ナンバーを入れて本文に移行する予定をしております。
それまで、閑話に置いておきます。
一応、7人の聖女候補が王城に勢揃いしている時のお話です。
勿論、聖女候補の世話係兼監視係りの皇族なども一緒に出てきます。
【他の聖女候補が出てくるのは後半になりそうです】
では、はじまりはじまり…………。
◆エリカのお願いは叶えられるか1◆
中央騎士団や魔法騎士団(アルファード、ギデオン、レギオン、マクルーファ達を含む)の騎士達と神官達(アルベルト他)と魔法使い達(オーギュスト他)と一緒に、エリカやオスカー達は帝都に全員無事で帰還した。
そして、エリカは他の聖女候補達と合流して、この世界の常識を教えてもらうことになった。
その授業は、帝都にある魔法学園にて、特別授業として受けることになった。
魔法学園は、基本的に学生寮に全員入寮することになっていた。
ただし、《魔力》の量が多すぎて、コントロールが上手く行かない者は、自宅(自邸)または別邸から通うことになっていた。
それも、無理な者は、幼くても騎士団か魔法師団か神聖魔法師団に入ることになっていた。
周りの迷惑でしか無かったから…………。
そのように膨大な《魔力》を持つ者は、滅多に生まれないのだが…………。
現在は、アルファードという皇子が、これにあたり幼少期より魔法騎士団に入団していた。
見習い騎士の間は、危険が少ない近衛騎士団や帝都騎士団で研修(要人警護、街中の警邏、城壁城門の警護など)を受けるのだった。
魔法騎士団(主な任務は、魔物討伐、災害救助など危険のオンパレード)に直接見習い騎士を送るのは、死ねと言うのと一緒だったから…………。
そんな魔法騎士団の団長であるアルフアードに、《魔力》を持つ者達が通う魔法学園という存在が有ることを教えてもらったエリカが強請る。
「アル、私、その魔法学園に通ってみたい」
そのお強請りに、エリカと出来るだけ一緒にいたいと思うアルファードは、心底困ったという表情を浮かべて言う。
「エリカは、魔法騎士団で
色々と習う予定なんだけど」
優しくて頼りになるオスカーや優しくて彼氏っぽい行動を取ってくれるアルファード達にちやほやと構い倒されているエリカだが、ガールズトークに餓えていたのだ。
学校ではイジメ対象にされたりしていたので、そういうコトに憧れていたのだ。
勿論、母親や姉もイジメをする側なので、エリカは女子会に行ったこともなければ、憧れのセンパイや男の子のお話しで、きゃきゃうふふ的なことをしたことが無いので………。
だからこそ、今の状況を考えての発言だった。
そして、強く心に思う。
〔ここは、異世界で、私達以外に
日本人の女子高生は存在しない
それに、みんな綺麗で優しい騎士様達に
構い倒されているから………
私を標的にして
イジメたりしないはずだもん
私が、あの大和の妹だって
知ってる人も居ない
…ここなら…同年代の女の子の友達が
出来るはず…たぶん…きっと〕
「でも、他の聖女候補の女の子と一緒に
この国の歴史とか常識とか
色々と一般教養を知りたいの………
ねっ…アル…エリカと一緒に
魔法学園に、通って欲しいの………
ねっ…お願い…アル」
自分に甘いパパと兄にお強請りする時の口調と態度で、エリカはアルに一生懸命強請る。
その可愛いお強請りに、アルファードはクラクラしてしまう。
だが、ここでそのお強請りに負けて、勝手にエリカの願いを叶えて、オスカーを怒らせると………。
そう、後々祟るというコトを身を持って知っているアルファードは、困ってしまう。
〔うっ……可愛いく、愛しいエリカの
願いは全部叶えてあげたい…けど…無理…〕
が、しかし、その後、エリカとの時間を、部下の訓練や事務処理に費やすように、オスカーに仕向けられるのは避けたいと思うアルファードだった。
そのレベルを超えるほど怒らせると、オスカーやマクルーファのガード無しで、パーティーに強制参加させられてしまうのだ。
そうすると、自分より確実に大柄な、肉食系女子の貴族の姫君達に絡まれる。
その上、《魔力》の有り過ぎる自分を、以前は大ッ嫌いだと言っていたのに、今は、愛想笑いを浮かべて腕を絡めてくる。
そして、踊って欲しいとか、遠乗りに行きたいとか、帝都の店に一緒に行きましょうなどと、愛想笑いを浮かべて強請ってくるのだ。
どんなにムカムカしても、姫君達の相手を、礼を逸しない程度にしなければならない。
そして、何時も自分を敵視して、何度も毒殺をくわだてたり、暗殺者を送られたりする相手。
そう、皇妃リリアーナからの白々しい厭味を、とことん言われるのだ。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
長くなりそうなのでここで1回切ります。
今日は、何回更新することになるかな?
たぶん、この後2回は確実………。
お気に入りを入れて下さった方々、ありがとうございます。
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誤字脱字のご指摘、とても助かっております。
今後も頑張って、更新したいと思います。
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