異世界召喚に巻き込まれました

ブラックベリィ

文字の大きさ
123 / 140

125★相変わらず、ブレないヤンデレ達です

しおりを挟む


 ジーク君の危ない発言に、私は、意識から排除していたお尻にあたる感触と、その存在感の意味を実感しましたよ(号泣)。

 そうあたっていたのは、ダリューン君のアレでした。

 真っ赤になった私は……つい俯いてしまい自分のあられもない姿を見てしまい……とっさに…手で隠そうとしたんですが………左右から伸びてきた手に阻まれてしまいました。

 思わず抗議するために顔を上げると………。

 黒いオーラを纏ったアルス君とジーク君とハルト君の顔が…叫ばなかった私を…内心で…偉いと思いました。

 「アリア、意識がある状態で…
  ヘルムート様にされたコトを……
  オレ達が再現してあげるよ

  勿論…全員でね
  夫の順位の通りに……」

 ここで逆らったら、乙女じゃなくなると思った私は、黙って頷きました。

 羞恥心と恐怖心で震えながら、私は耐えましたよ。
 ……え~え…泣きながら頑張りましたよ(もう号泣するしかなかった)。
 …ここで…気絶たら…怖い想像しか浮かばなかったんですもの………。

 その結果……恥ずかしい声をいっぱいあげて…快感を感じました。
 もう、純粋な乙女とはいえない私です。

 涙でぐしゃぐしゃになった私に、ジーク君がヒールをかけてくれました。
 泣いて腫れたまぶたも、ちょっと荒れた肌も元通りに………。

 足をがっつり掴まれて大きく広げさせられたので、ちょっと筋肉痛になるかなぁ~って思っていたけど、ヒールのお陰で大丈夫だと思いました。

 緊張が緩んだセイで私は寝落ちして………気が付けばベットに逆戻りしています。
 眠っていた私が起きた原因は、甘い匂いのセイでした。
 どうやら、おやつタイムらしいです。
 匂いの元は、熱々のアップルパイ?でした。

 目覚めた私に、にこにこしている彼らです。
 うっ…あの時…何度もイッた私を思い出しているんでしょうか?
 なんか、また、泣きたくなってしまいます。

 でも、ここで泣いたら負けです。 
 頑張っておやつを食べようと思います。
 だって、フェンリルを召喚したいんですもの。

 その為には体力を……おやつにそんな効力は無いと知っていても…なんとなくですけどね。
 でも、食べる前に着替えをする必要があります。

 何時もブレ無い彼らによって、ベットの中の私は、全裸でしたから………。
 涙目で抗議の視線を向けると………。
 ダリューン君がイイ笑顔で言います。

 「寝るときは、裸の方が
  疲れがとれるって
  聞いていたから………

  それに、アリアの裸体を
  見たいからさ……

  その後の…目覚めて
  真っ赤になって

  恥ずかしがるところも…
  涙目になるところも……

  たまらなく可愛いからね」
 
 「………」

 うっうっブレ無いヤンデレっぷりに、私はドン引きです。









しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ヤンデレにデレてみた

果桃しろくろ
恋愛
母が、ヤンデレな義父と再婚した。 もれなく、ヤンデレな義弟がついてきた。

冗談のつもりでいたら本気だったらしい

下菊みこと
恋愛
やばいタイプのヤンデレに捕まってしまったお話。 めちゃくちゃご都合主義のSS。 小説家になろう様でも投稿しています。

私に姉など居ませんが?

山葵
恋愛
「ごめんよ、クリス。僕は君よりお姉さんの方が好きになってしまったんだ。だから婚約を解消して欲しい」 「婚約破棄という事で宜しいですか?では、構いませんよ」 「ありがとう」 私は婚約者スティーブと結婚破棄した。 書類にサインをし、慰謝料も請求した。 「ところでスティーブ様、私には姉はおりませんが、一体誰と婚約をするのですか?」

お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?

すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。 お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」 その母は・・迎えにくることは無かった。 代わりに迎えに来た『父』と『兄』。 私の引き取り先は『本当の家』だった。 お父さん「鈴の家だよ?」 鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」 新しい家で始まる生活。 でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。 鈴「うぁ・・・・。」 兄「鈴!?」 倒れることが多くなっていく日々・・・。 そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。 『もう・・妹にみれない・・・。』 『お兄ちゃん・・・。』 「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」 「ーーーーっ!」 ※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。 ※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 ※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。 ※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?

すずなり。
恋愛
ひょんなことから異世界で赤ちゃんに生まれ変わった私。 一人の男の人に拾われて育ててもらうけど・・・成人するくらいから回りがなんだかおかしなことに・・・。 「俺とデートしない?」 「僕と一緒にいようよ。」 「俺だけがお前を守れる。」 (なんでそんなことを私にばっかり言うの!?) そんなことを思ってる時、父親である『シャガ』が口を開いた。 「何言ってんだ?この世界は男が多くて女が少ない。たくさん子供を産んでもらうために、何人とでも結婚していいんだぞ?」 「・・・・へ!?」 『一妻多夫制』の世界で私はどうなるの!? ※お話は全て想像の世界になります。現実世界とはなんの関係もありません。 ※誤字脱字・表現不足は重々承知しております。日々精進いたしますのでご容赦ください。 ただただ暇つぶしに楽しんでいただけると幸いです。すずなり。

お父さんのお嫁さんに私はなる

色部耀
恋愛
お父さんのお嫁さんになるという約束……。私は今夜それを叶える――。

処理中です...