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召喚されちゃいました

287★独り言を止めて欲しいんですけどぉ~……ダメですか

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 グリフォンに騎乗しての魔物討伐や、魔族との戦闘はあると言っていたので、それをたたき台にして、ハイワイバーンの騎乗について話し合うと思います。

 それに、私は参加するのかは、まだわかりません。
 でも、参加する予定でいたほうが良いと思うんです。

 それぞれの属性魔法を、ブレスとして放てるハイワイバーンは、遠距離攻撃用の騎獣として扱うべきだと思うしね。
 それに騎乗する騎士様達は、攻撃魔法の得意な人達にすると、一緒に遠距離攻撃が出来て便利だと思うわね。

 属性魔法が一緒の騎士様達とハイワイバーンって、形にしたほうが良いと思うしね。
 数人は騎乗できると思うから、治癒魔法の得意な騎士様か、魔法使い様も必要よね。
 それと、弓の得意な騎士様とかも、必要だと思うのよね。

 実際に戦闘に使うまでに、結構な時間の訓練は必要よね。
 ついでに、編隊を組んで戦うって訓練も必要だと思うし、その場合は、属性の違うハイワイバーンを揃えるべきよね。

 全属性の魔法が使えるなら、どんな魔物相手でも、有効な魔法があると思うから………。
 その前に、ハイワイバーン用の防具と騎士様達を乗せる鞍を考える必要があるわね。

 あぁ~オタクごころがそそられちゃうわ。
 それに、完治し切れなかった厨二病がうずいちゃうわね。

 なんて思っていたら、くすくすと笑うアラン様の声が………。

 ウッキャー…また…やっちまったぜ…っていうか、どうして私ってば、思ったコトを口にしちゃうのかしら………泣きたい。
 思わず涙目でアラン様をじーっと見てしまう。
 
 「あぁ~そんなに可愛らしい瞳で私を見ないで下さい
  ベッドで可愛がりたくなってしまいます

  大丈夫ですよ、貴女の独り言は、私以外の耳には
  入っていませんからね」 

 アラン様は、私の涙を口付けて吸い取ってくれました。
 その後に、甘く蕩けるようなエロボイスで、耳元に囁いてくれたんですぅぅ~(号泣)。

 耳は齧らなくて良いですし、そんなお誘いはドキドキしちゃうので屋名欲しいですぅぅ~………。
 ここは、ガッツンと言いますよ。

 「アラン様、そこ違います
  私は、考えをタダ漏れにしちゃう独り言を止めたいんですぅ~

  だから、アラン様、私が独り言を言い出したら、すかさず
  止めて欲しいんですけどぉ~………」

 私のお願いを、アラン様ってばそれは良い笑顔を浮かべて拒否してくれましたよ(怒)。

 「いやです」

 そのはっきりくっきりとした拒否に、私は呆れながらも更に言い募ります。
 だって、こころの声が駄々漏れ状態は改善したいじゃないですかぁ~人として………。

 「イヤって、アラン様、独り言って私の内心なんですけどぉ~………
  それを聞かれるのは、とぉ~っても恥ずかしいんですが………」

 とにかく恥ずかしいというコトを前面に押し出した私に、アラン様は深ぁ~い溜め息を吐き出します。
 そして、私に視線を合わせてから、ゆっくりと言葉を紡いでくれまし。

 「静香の考えは、とても斬新です

  でも、静香は控えめな性格の為に
  思いついたコトの全てを口にしませんよね?」

 「でも、それが、本当に有効な考えかってわからないし………」










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