異世界で生き残る方法は?

ブラックベリィ

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011★着陸できる場所は‥‥‥

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 飛鳥は少し首を傾げてから、式鬼札を通して見たモノを口にする。

 「いや‥‥‥アレを
  なんていったらいいかな?

  アマゾンのジャングルか?
  って感じの森の中にね

  何故か、綺麗に開けた
  幅広で長い土地が
  点在しているんだよ

  その中で、1番平らな
  場所というか‥‥‥

  本来なら、森を人工的に
  人力で開いたところって

  こう‥‥‥黒々としたデコボコ
  地面が剥き出し状態でしょ

  よくN○Kのドローンで
  上空から撮影したヤツって
  そうじゃない

  そんな状態なんら、なんら
  おかしく無いんだけどねぇ

  僕が視たのって‥‥‥こう
  妙に綺麗に作られた‥‥‥

  何にも無い真っ直ぐな‥‥‥
  まるで滑走路のようなモンが
  こう、あちこちにあるんだ」

 何時もの説明と違い、何度も言いよどむ飛鳥の言葉に、俺は首を傾げる。

 (真っ直ぐで綺麗な
  滑走路のような‥‥‥ねぇ‥‥‥

  そんな無用の長物を
  この世界の人間達が
  いちいち森ン中に作るとは
  流石に、俺も‥‥‥あっ)

 そして、少し考えた俺は、異世界に飛ばされて、わりと直ぐに出会った、あのドラゴン達を思い出す。

 「あぁ~‥‥‥それだったら

  なぁ‥リュー‥‥もしかして
  平らな大地ってさぁ

  緑がかったガラス質っぽい
  形状をしたモノに
  覆われてないか?」

 俺の言葉に、飛鳥はちょっときょとんとしてから、コクンと頷く。

 「うん、その通りだよ

  アレだと着陸するのに
  摩擦係数が足りなくなる
  かもしれないけど‥‥‥

  木々が生い茂った
  ジャングルみたいな場所に
  不時着して爆発炎上するかも?

  ってリスクよりは良いと思う

  かなりの長さあったから
  滑走路としての長さは
  充分に足りると思うし‥‥‥」

 飛鳥の言葉に、俺はちょっと考えて聞いてみる。

 「なぁ‥‥飛鳥‥‥‥こう‥‥‥
  砂浜とか、河原とかは
  無かったのかよ?」

 俺の質問に、飛鳥は肩を竦める。
 
 「残念ながら無かったね

  海と陸の境目は‥‥‥
  見事な断崖絶壁だったよ

  ‥‥‥しいて言うならリアス式の
  海岸に近いかな?

  ざっと調べた範囲は
  全部断崖絶壁だったね

  そう、この機体の燃料で
  行けるだろう範囲内には

  残念なコトに、なだらかな
  砂浜は無いと思うよ」

 「はぁ~‥‥‥それってアレか
  ユカタン半島って感じの
  場所なのかぁ~‥‥‥残念だ

  アマゾン河流域みたいな
  場所じゃ無いんだな」

 俺の確認に、周辺も丁寧に調べたらしい飛鳥は、溜め息を吐いて頷く。

 「残念だけど川から遠いから
  現地の人間達のいる場所を
  見つけるのは大変そうだよ

  ちらっとも川らしきモノ
  視えなかったからねぇ‥‥‥」

 飛鳥の式鬼札による探索が、正確なコトをよぉ~く知っている俺は、その言葉に思わず溜め息を吐いてしまう。

 「そっかー‥‥それは残念だ

  しっかし、ガラス質のモノに
  覆われた大地ってコトはさぁ‥‥‥

  あのドラゴン達が高温の
  炎のブレス吐き出して

  ケンカした跡地と思って
  良いよな?」

 「うん、何箇所もあったから‥‥‥
  そう思っても良いと思うよ

  でも、確認した場所には
  あのドラゴン達の気配は

  全く感じられなかったから
  同族とケンカするのに

  ちょうど良い場所ってだけで
  棲み家にはしてないと思うよ

  だから、当分の間は
  大丈夫だと思う

  それに、あれだけ盛大に
  暴れた痕跡があるなら

  しばらくは、魔物もそうそう
  来ないんじゃないかな」

 ちなみに、機長のモナさんと副機長のユラさん+CAのアンジュさんは、今後の着陸に関わるコトなので、俺達の会話を、真剣に黙って聞いていた。









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