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050★異世界3日目・ほうれんそう(=報告、連絡、相談)は大事ですね
しおりを挟むそれぞれの予定を聞いていたら、何時の間にか、イースさんが、黒板を持ってきて各自の予定を書いてくれた。
その上で、イースさんが言う。
「朝起きて、食事に来たら
黒板に今日の予定を書くこと
それと、マグネットに
名前を書いたものがある
表は白、これは防護壁内に居る
って意味で
裏面の赤が、外出中って意味
だから、この部屋から出る時点で
赤にして、黒板に張っておいてね
シロー、リュー、ライン、ジークは
赤にする他に、外出する時間
今なら、07:10~11:30って
帰宅時間まで書いてね
異世界のジャングルっていう
未知の危険地帯に行くんだから‥‥‥
ほうれんそう(=報告、連絡、相談)は
大切だからね」
「はい、じゃあ、東側に行きます
それと、この周辺を見て回ったら
海に行きます
塩とか、魚介類を獲りに‥‥‥」
『おぉぉ~楽しみ』
シローの説明に、みんなは魚介類を食べたくなって、ついハモッて言う。
食べたいと思うから、ついサクラは質問する。
「でも、どうやって持って帰る気なの?」
「魔法で、海水から氷水を作って
その中に獲った魚介類を入れる予定だ
魚は、生け〆する予定
ある程度時間を置いた方が美味しいから‥‥‥
海藻類は魔法で乾燥させれば
量も重さも減るし‥‥‥」
その質問に、シローは丁寧に答える。
するとノースが笑って言う。
「くすくす‥‥シロー‥魚介類だけを
期待して待っていれば良いのかな?」
うっ‥つい‥魚介類について熱く語ってしまったから‥ジャングルの探索に行くという目的が、あいまいになってしまった。
ここは、ジャングル探索をアピールしよう。
「えっ‥‥いや‥あの果物とか木の実は
確保したいって思っています‥肉もね
それと保存食には、塩が必要だし
匂い消しになるハーブとかも
捜したいって思っていますよ」
「え~とぉ‥バニラシードやカカオとかも
探して欲しいわ‥蜂蜜とかも‥
お菓子を作りたいって思うから‥‥‥」
ヒナタさんからの依頼品は、俺も欲しいと思っていたモノだったから、にっこり笑ってしまう(仲間ゲット)。
「俺もカカオやバニラシードは
探す予定に入れてます
他に、コーヒーとかも‥‥‥」
「楽しみにしていますよ
でも、調べる範囲を
これから広げて行くんだから
無理しないように‥‥‥ねっ」
あはは、マリーさんから、突っ込みっぽいコトを言われてしまった。
でも、俺達を心配しているのもわかってしまう。
「あのね、綿や麻なんかの植物も
探して欲しいの
後は、お蚕さんの仲間とかも
何れは、私達で機織したいから
その材料についても
心に留めておいて欲しいの」
アーミンさんから、織物の材料を探して欲しいといわれた。
確かに、今から色々と材料を探しても糸を作らないと、織物は出来ないもんなぁ~。
でも、機織機は、どうするんだろう?カズさん達に頼むのかな?
ちょっと考えこんでいた俺に、元看護婦長のユーリさんが言う。
「えっとね‥‥除虫菊みたいな
植物が存在しているかも‥‥‥
蚊が媒介する病気って多いから‥‥‥
熱帯や亜熱帯のジャングルっていうと
マラリアを連想してしまうのよ
ついでに、マラリアの薬になる
ストリキニーネの材料の
キニーネの木なんかも‥‥
肉食の動物なのに、植物の実を
食べていたら‥‥‥
それは、何か薬だから‥採取よろしく‥‥」
ああ確かに、カトリセンコウの材料は探しておいて損は無いよな。
俺達が使うし、ヤギや子犬、それにニワトリにも使うしな。
それに、こっちの世界の人間達に会ったら、商品になると思うしな。
そんなコトを考えていたら、マリーさんがユーリさんに突っ込んでいた。
「ユーリ、シローは魔法の【鑑定】を
使うから大丈夫よ」
「えっ‥‥あぁそうだったわね
いやぁ~ね‥オバサンは‥
ごめんなさいね‥
シローの説明を覚えていなくって‥‥‥」
ユーリさんは、マリーさんに注意されるとすかさず、俺に謝罪してきた。
俺は、新たな情報をもらったので、その辺は気にしていないから‥‥‥素直にお礼を言った。
「いいえ、ユーリと俺では、持っている
基礎知識が違いますからね
そういう事前情報があると無いとでは
全然、モノを捜す基準が違いますから
かえって、助かりますよ
ジャングルの中で肉食の動物らしきモノが
何か木の実を食べていたら
必ず【鑑定】してみますね
何か有益なモノの可能が高いですもんね
情報、ありがとうごさいます」
俺の言葉に、ユーリさんは緊張した顔からほっとした表情になっていた。
「あら、少しは役に立ったのね‥‥
ほっと‥するわ
怪我しないように気を付けてね」
ジャングルの探索について気をつけるように言われたので、俺は、リュー達とハモッて返事をした。
『はい』
『いってらしゃい』
『いってきます』
するとその場に居た全員に言われたので俺達も答える。
こうして、俺達は、リビングダイニングから出て、防護壁に向かったのだった。
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