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2.なんだこれは...
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見慣れぬ天井を眺めながら訳の分からない現状を考えていた。
ここは日本なのか?
そもそも俺の知っている世界なのだろうか?
ひとつ分かることは、きっと与田誠治だった俺は死んでしまったのだろう。
高校生の頃に他界した祖父に育てられ、友達もいなかった俺にとっては1人で考えることが日常だったが、そんな俺でも現状を認識する事が出来ない・・
新しい人生??
それならば赤ちゃんからスタートするのでは??
どう考えても12歳程度の少女になってしまっている。
「ごめんなさい」
一応、謝ってからネグリジェのスカートを捲って下半身の下着を確認した。
白くフリルが付いた可愛らしい下着だが、伸縮性を感じられずゴムもなく紐で結んでいる紐パンという下着だろう。
この少女の趣味なのだろうか?
だがネグリジェも伸縮性が乏しい素材だ。
何よりもシャンデリアには電球が無く、綺麗な小石のような物が置かれている。
部屋の中を見てみたが、パソコンなど家電製品も見当たらず、窓の外の景色は木造と石膏で作られたような家ばかりで電線なども無く俺の知っている世界ではない事を物語っていた。
「なんなんだ・・・これは」
コンコンッ・・・
ドアがノックされ、窓辺に居た俺はドアの方に身体を向けると、間髪容れずにドアが開いた。
「ク・・クラリス様!!」
15歳程度のメイド服を着たブラウンヘアの少女が俺の姿を見て驚いていた。
こっちとしても突然、人が来てビックリなんだが、
でも、メイド服を着ていて何者かが分かりやすいため、この子は好感が持てそうだ。
「目が覚めたのですね...」
「えっ?あ、うん」
「良かった…ですがご無理はなさらないようにお願いします。はっ!旦那様をお呼びしてまいります!!」
嵐のように去っていったメイドさんは誰なのだろう?
ただ自分がクラリス…という名前だということは分かった。
そして何らかの原因で寝たきりになっていたということも。
旦那様って…まさかこの年齢で結婚してるわけじゃないよな??
何故、この身体に俺が入り込んだのかは分からないが、意味が分からないということだけは分かった。
これはラノベで流行っていた転生という現象だろう。
しかもトランスセクシュアル…TS転生だ。
いや…普通なら女神様とかが現れたりして「あなたは死にました。私の管理する世界に転生してもらいます」などと教えてくれるのでは??
もちろんチート能力付きで・・・
チュートリアルも無く途中から突然始まる人生って・・
ハードモードすぎるだろ・・・
うなだれていると、ドタバタと部屋に入り込んできた髭面のオジサンに抱きしめられた。
この華奢な身体では抜け出すことも出来ず。
後を付いてきた従者も涙ぐんでいるのが見えた。
「おぉクラリス!よく目を覚ましてくれた!!」
「旦那様、クラリス様はまだ目を覚ましたばかりですので。」
「おぉすまないクラリス。愛しの娘が目を覚ました奇跡に我を忘れてしまっていたようだ」
ほっ...結婚していた訳では無さそうだな。
見るからに俺のいた世界よりも文明は進歩していないし、家を見るからに貴族っぽい感じがしたから12歳でも十分既婚者でもあり得そうなものだから安心した。
外見は美少女でも中身は俺だし・・
こんなオジサンに抱かれると思うと・・・
「おぇ...」
「クラリス様っ!無理なさらず横になられてください」
「すまない、ワタシは職務に戻るとしよう。クラリスよ、安静にしているのだぞ。主治医に使いを出しておこう。アンナよ、それまでクラリスを頼むぞ。」
「かしこまりました。旦那様。さぁクラリス様。ベッドへ戻りましょう」
オジサンに抱かれる事を想像して嗚咽してしまっただけなんだが・・
メイドのアンナだけが部屋に残り、再びベッドに寝かされるのだった。
ここは日本なのか?
そもそも俺の知っている世界なのだろうか?
ひとつ分かることは、きっと与田誠治だった俺は死んでしまったのだろう。
高校生の頃に他界した祖父に育てられ、友達もいなかった俺にとっては1人で考えることが日常だったが、そんな俺でも現状を認識する事が出来ない・・
新しい人生??
それならば赤ちゃんからスタートするのでは??
どう考えても12歳程度の少女になってしまっている。
「ごめんなさい」
一応、謝ってからネグリジェのスカートを捲って下半身の下着を確認した。
白くフリルが付いた可愛らしい下着だが、伸縮性を感じられずゴムもなく紐で結んでいる紐パンという下着だろう。
この少女の趣味なのだろうか?
だがネグリジェも伸縮性が乏しい素材だ。
何よりもシャンデリアには電球が無く、綺麗な小石のような物が置かれている。
部屋の中を見てみたが、パソコンなど家電製品も見当たらず、窓の外の景色は木造と石膏で作られたような家ばかりで電線なども無く俺の知っている世界ではない事を物語っていた。
「なんなんだ・・・これは」
コンコンッ・・・
ドアがノックされ、窓辺に居た俺はドアの方に身体を向けると、間髪容れずにドアが開いた。
「ク・・クラリス様!!」
15歳程度のメイド服を着たブラウンヘアの少女が俺の姿を見て驚いていた。
こっちとしても突然、人が来てビックリなんだが、
でも、メイド服を着ていて何者かが分かりやすいため、この子は好感が持てそうだ。
「目が覚めたのですね...」
「えっ?あ、うん」
「良かった…ですがご無理はなさらないようにお願いします。はっ!旦那様をお呼びしてまいります!!」
嵐のように去っていったメイドさんは誰なのだろう?
ただ自分がクラリス…という名前だということは分かった。
そして何らかの原因で寝たきりになっていたということも。
旦那様って…まさかこの年齢で結婚してるわけじゃないよな??
何故、この身体に俺が入り込んだのかは分からないが、意味が分からないということだけは分かった。
これはラノベで流行っていた転生という現象だろう。
しかもトランスセクシュアル…TS転生だ。
いや…普通なら女神様とかが現れたりして「あなたは死にました。私の管理する世界に転生してもらいます」などと教えてくれるのでは??
もちろんチート能力付きで・・・
チュートリアルも無く途中から突然始まる人生って・・
ハードモードすぎるだろ・・・
うなだれていると、ドタバタと部屋に入り込んできた髭面のオジサンに抱きしめられた。
この華奢な身体では抜け出すことも出来ず。
後を付いてきた従者も涙ぐんでいるのが見えた。
「おぉクラリス!よく目を覚ましてくれた!!」
「旦那様、クラリス様はまだ目を覚ましたばかりですので。」
「おぉすまないクラリス。愛しの娘が目を覚ました奇跡に我を忘れてしまっていたようだ」
ほっ...結婚していた訳では無さそうだな。
見るからに俺のいた世界よりも文明は進歩していないし、家を見るからに貴族っぽい感じがしたから12歳でも十分既婚者でもあり得そうなものだから安心した。
外見は美少女でも中身は俺だし・・
こんなオジサンに抱かれると思うと・・・
「おぇ...」
「クラリス様っ!無理なさらず横になられてください」
「すまない、ワタシは職務に戻るとしよう。クラリスよ、安静にしているのだぞ。主治医に使いを出しておこう。アンナよ、それまでクラリスを頼むぞ。」
「かしこまりました。旦那様。さぁクラリス様。ベッドへ戻りましょう」
オジサンに抱かれる事を想像して嗚咽してしまっただけなんだが・・
メイドのアンナだけが部屋に残り、再びベッドに寝かされるのだった。
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