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3.魔力の解放
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どうやらクラリスは1年ほど寝たきりだったようだ。
その事もありアンナはまだ俺の記憶が曖昧になってると思ってくれたようで、色々と教えてくれた。
まず、名前はクラリス・セフィーロと言って、父親のヴァン・セフィーロは男爵の地位にあるようだ。
母親は病気で幼い頃に亡くなっているようで、それも相まって父親のクラリスへの溺愛は逸脱していったらしい。
そんな愛娘も1年も寝たきりになっていたのだから心中は穏やかではないだろう。
しかし領民の為にクラリスにひと目だけ逢いに来て仕事に戻るところは真面目に領主を務めているのだろう。
そんな真面目な父親の娘であるクラリスもまた、幼いながらも領民に治癒を行ったりと慈善活動を行っていて領民からの信頼も厚い。
部屋の中にある大量の手作りのぬいぐるみもフルーツもクラリスの見舞いとして領民が贈ってくれたらしい。
そして盗賊の襲撃にあった村の治癒に当たっている時に魔力の暴走が原因で昏睡状態に陥ったらしい。
それを聞いた時に、正直俺は魔法のある世界というワクワク感に胸を踊らせていた。
幼いながらも魔力量の多かったクラリスは無理をして魔力の暴走を引き起こしてしまった。
魔力は精神に影響があるらしく、11歳だったクラリスには抑える術がなかった。
なら...精神が30歳の俺なら??
そのワクワク感を抑えることに必死だったが...
っていうか、魔法ってどうやって使うんだ??
念じてみても魔力の気配すら無いのだが...
基本的な事を何も分かっていないのに...結構詰んでるんじゃね?
だって、家族や領民に愛されていたクラリスが目を覚まして実は中身がおっさんに変わっています。なんて言えるわけもなく・・・
今は魔法よりもクラリスとしてなりきる事の方が重要だな・・・
話し方はなんか勝手に変換されているようだし、なぜかは知らないけど助かった。
「今はクラリス様の魔力はモイーズ医師によって封印の術式を組み込まれているんですよ」
「えっ?そうなの??」
「魔力の暴走によって枯渇してしまいましたので、回復した魔力が溢れないように数日かけて封印の術式を組み込んでいるんです」
「だから私の中で魔力が感じられないんだ・・・」
「はい。ちょっと失礼しますね」
アンナは俺のネグリジェの腹部のボタンを外して、へそ(臍)の下を触った。
すると下腹部に魔法陣のような術式が光って浮かび上がり暖かい感じがした。
「私の魔力に反応して術式が浮かび上がるんです」
第六感のような今までは感じたことのない温かい感じが魔力なのだろうか??
しばらくすると主治医のモイーズ医師が部屋に来た。
モイーズ医師もクラリスが目を覚ますことに絶望感を持っていたようで驚きと喜びで感極まっていた。
魔力の解放には少し戸惑いがあったようだが、驚くほど魔力が安定しているということで解放してくれる事となった。
そりゃ...精神年齢が11歳から1年間で30歳になったのだから、魔力を抑える仕組みとしては当然だよな。
数日かけて封印した魔力はほぼ一瞬で解放される事になった。
もちろん地肌の下腹部に触れる必要があったため、躊躇いなくネグリジェを脱いだのだが、アンナとモイーズ医師が慌てた素振りを見せて、アンナはすぐに私の胸を布で隠していた・・・
女の子はこういう配慮も必要なのか・・・
気を付けなければな・・・
ただ、そんな事よりも身体に巡っている魔力を感じて興奮していた。
その事もありアンナはまだ俺の記憶が曖昧になってると思ってくれたようで、色々と教えてくれた。
まず、名前はクラリス・セフィーロと言って、父親のヴァン・セフィーロは男爵の地位にあるようだ。
母親は病気で幼い頃に亡くなっているようで、それも相まって父親のクラリスへの溺愛は逸脱していったらしい。
そんな愛娘も1年も寝たきりになっていたのだから心中は穏やかではないだろう。
しかし領民の為にクラリスにひと目だけ逢いに来て仕事に戻るところは真面目に領主を務めているのだろう。
そんな真面目な父親の娘であるクラリスもまた、幼いながらも領民に治癒を行ったりと慈善活動を行っていて領民からの信頼も厚い。
部屋の中にある大量の手作りのぬいぐるみもフルーツもクラリスの見舞いとして領民が贈ってくれたらしい。
そして盗賊の襲撃にあった村の治癒に当たっている時に魔力の暴走が原因で昏睡状態に陥ったらしい。
それを聞いた時に、正直俺は魔法のある世界というワクワク感に胸を踊らせていた。
幼いながらも魔力量の多かったクラリスは無理をして魔力の暴走を引き起こしてしまった。
魔力は精神に影響があるらしく、11歳だったクラリスには抑える術がなかった。
なら...精神が30歳の俺なら??
そのワクワク感を抑えることに必死だったが...
っていうか、魔法ってどうやって使うんだ??
念じてみても魔力の気配すら無いのだが...
基本的な事を何も分かっていないのに...結構詰んでるんじゃね?
だって、家族や領民に愛されていたクラリスが目を覚まして実は中身がおっさんに変わっています。なんて言えるわけもなく・・・
今は魔法よりもクラリスとしてなりきる事の方が重要だな・・・
話し方はなんか勝手に変換されているようだし、なぜかは知らないけど助かった。
「今はクラリス様の魔力はモイーズ医師によって封印の術式を組み込まれているんですよ」
「えっ?そうなの??」
「魔力の暴走によって枯渇してしまいましたので、回復した魔力が溢れないように数日かけて封印の術式を組み込んでいるんです」
「だから私の中で魔力が感じられないんだ・・・」
「はい。ちょっと失礼しますね」
アンナは俺のネグリジェの腹部のボタンを外して、へそ(臍)の下を触った。
すると下腹部に魔法陣のような術式が光って浮かび上がり暖かい感じがした。
「私の魔力に反応して術式が浮かび上がるんです」
第六感のような今までは感じたことのない温かい感じが魔力なのだろうか??
しばらくすると主治医のモイーズ医師が部屋に来た。
モイーズ医師もクラリスが目を覚ますことに絶望感を持っていたようで驚きと喜びで感極まっていた。
魔力の解放には少し戸惑いがあったようだが、驚くほど魔力が安定しているということで解放してくれる事となった。
そりゃ...精神年齢が11歳から1年間で30歳になったのだから、魔力を抑える仕組みとしては当然だよな。
数日かけて封印した魔力はほぼ一瞬で解放される事になった。
もちろん地肌の下腹部に触れる必要があったため、躊躇いなくネグリジェを脱いだのだが、アンナとモイーズ医師が慌てた素振りを見せて、アンナはすぐに私の胸を布で隠していた・・・
女の子はこういう配慮も必要なのか・・・
気を付けなければな・・・
ただ、そんな事よりも身体に巡っている魔力を感じて興奮していた。
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