めろろん
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この大陸において200年以上に及ぶ争いが繰り広げられ、己の身体能力を上げる技術が広まっており各国の戦況はいくつもの犠牲の上で均衡を保たれていた。
だが、そんな争いに終止符を打った者がいた。
その国で幼少の頃から訓練を受け、母国の為にと洗脳をされている子供たち。
その中でも突飛した男児がいた。
その男児は成長し戦果をあげ。
実力主義の国において、無慈悲な将軍にまで上り詰めた。
裏切り者や脱走兵……その者らの罰は家族へも向けられた。
許しを乞う両親の前で子供を殺し。
許しを乞う夫の前で妻を凌辱させ。
表情を変えることなく、その男は国のために無慈悲な行動で恐怖を植え付ける。
まさに恐怖の象徴であり、母国の最強の英雄であった。
しかし。
戦争が終われば、英雄は単なる人殺しにすぎない。
その男を危険視した皇帝は男の処刑を断行した。
が……
気が付くと男の目の前には笑顔の男女がいた。
無慈悲な将軍が人の心を得て人々を守る物語である
文字数 4,670
最終更新日 2025.11.18
登録日 2025.11.16
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