28 / 70
第3章 思春期
第28話 ヘンリー殿下とワルツを踊りますわ
しおりを挟む
ホールでは軽快な音楽が流れ、オープニングダンスのカドリールを陛下や王妃、公爵家のペアなど王族や上級貴族たちが踊る。
カドリールは4組の男女ペアがそれぞれのペアを変えながらスクエアになって踊る、集団ダンスの一種。
他の社交ダンスとは全く違うフォークダンスの一種だ。
アイゼンベルグ王国では、カドリーヌから踊るのが定番となっている。
軽快に踊る陛下たちをよそに、私はウイリアム殿下とヘンリー殿下、護衛のヨゼフィスお兄様、それらを取り巻くピーチクパーチクうるさい取り巻きの女たちに囲まれていた。
「父上の誕生日に来てくれて嬉しいよミレーヌ、メリー嬢。本日の装いも相変わらず・・・・、ど、毒々しいね。」
ウイリアム殿下、私を褒めようと言葉を選んだつもりでしょ?でも全く褒めてないですわ。
「兄上、それは誉め言葉になってないぞ。ここは、痛々しいっていうんだ。」
あんたもね。
兄弟そろって私を馬鹿にしに来たのかしら?
「メリー嬢、カドリールの次のワルツ、僕と踊ってくれるかい?」
えっ、ウイリアム殿下のオープニングダンスの相手を私が…?
ちょっと、ミレーヌの明らかな不機嫌そうな顔が恐いんですけど。
「あ、兄上、メリーのオープニングダンスは俺がするって言ったじゃないか!」
ヘンリーは即座に噛みつく。
「きー、なんであの悪役令嬢が!」
「ウイリアム殿下は、あの性悪女に慈悲をかけてるのよ。」
「ヘンリー様をも、たぶらかしているんだわ。」
「ナンダテメーコノヤロー」
取り巻きの女たちも一斉にさえずり始める。
「僕はメリー嬢に聞いてるんだ。」
ウイリアム殿下がキッと睨むと、ヘンリー殿下や女たちは即座に黙ってしまった。
あのヘンリー殿下を一発で黙らせるなんて、ウイリアム殿下の目力は半端ない。
公式の場で王族の提案を堂々と断るなど、一回の貴族令嬢に出来るわけがない。
ウイリアム殿下は断ることが出来ない、と分かっての確信犯なのだ。
ワルツは私が苦手とするダンスで、ウイリアム殿下に好意を寄せるミレーヌの手前もある。
いかに上手く、角が立たないような断り方を考えている最中に、悪役令嬢語が暴走した。
「ホーッホッホッホッ、私ごときをダンスにお誘い頂き恐悦至極ですわ。
ただ、私は既にヘンリー殿下とダンスのお約束をしておりますの。
ヘンリー殿下と踊った後ならば、いつでもお受けいたしますわ。」
「えっ、俺?」
暴走した悪役令嬢語は、私の意志とは別に嘘をでっち上げる。
困惑するヘンリー殿下。
ウイリアム殿下はあからさまに不快な表情をした。
「この僕がヘンリーの後だと?」
たった一瞬であるが、文武両道・眉目秀麗と評判のウイリアム殿下と同一人物とは思えない顔が現れたのだ。
護衛のヨゼフィスお兄様が、そっとウイリアム殿下に近づき耳打ちする。
すると吊り上がった目が下がり、いつもの殿下の表情に戻った。
ナイスお兄様!でも、何を耳打ちしたのかしら。
「ヘンリーと先約があるならば仕方がない、メリー嬢の初めてを頂くのは次回としよう。」
諦めてくれてよかった。
でも聞きようによってはいやらしいセリフですわよ。
ウイリアム殿下は、ミレーヌをダンスに誘いホールの中央へと向かった。
残された私とヘンリー殿下、と取り巻きの女たち。
「あー、じゃあ取りあえず俺らも踊っとくか?ただ、俺はワルツは苦手だぞ?」
「そうですわね。私もワルツは苦手ですわ。取りあえず参りましょうか?」
「キーッ、取りあえず殿下と踊るって何よ!貴方身分をわきまえなさいよ。」
「両殿下ともあの女にたぶらかされているんですわ。」
「侯爵令嬢がなんぼのもんじゃい!」
貴族令嬢たちの鳴き声をバックミュージックに、私たちもウイリアム殿下に続いてホール中央に向かって歩き出した。
・・・・・・・・・・・
カドリールが終わり、楽隊は優雅なリズムな音楽に曲調を変える。
そろそろワルツの始まりだ。
ホール中央には、ウイリアム殿下ペアと私たちの他、10数組のペアが開始を待っている。
あっヨゼフィスお兄様もいる。
誰よ、そのペアの女の人は?
ウイリアム殿下はちらちらと何度も私の方を見ているようだ。
しっかりミレーヌに向き合ってあげて。
公爵令嬢のドリアーヌは衣装を代えての登場だ。
あれ、あのドレス私に話しかけてきた爆乳貴族のドレスですわ。
ねぇ、胸のサイズが全然合っていませんわよ。
音楽が始まり一斉にみんな踊り出す。
優雅なワルツは社交界でも最も人気のダンスだ。
4分の3拍子のワルツ。
ステップ自体は難しくはないが、私の性格上すごくゆっくりに感じてしまう。
私のステップの速さにペアの男性が追い付かず、いつも足を踏んづけてしまうのだ。
一緒に踊るヘンリー殿下も同様。
彼も優雅なダンスは得意では無いようだ。
しかし、私も殿下も武術は達人クラス。
攻撃される前に(足を踏まれる前に)その攻撃をかわし(足をよけて)、かわした勢いを利用してくるりと回転する。
リズム感だけは良い私たち。
イレギュラーな動きでも音楽に合わせることはお手のものだ。
結果としてワルツの動きとなり、曲の流れにそったダンスになっていた。
下手くそ同士が足を踏み合っているだけなのだが、周りの目にはベテランダンサーが様々な技を駆使しているように見えるらしい。
ゲストたちから大きな歓声が上がり、他の参加者たちも自分たちのダンスを止め、私たちの戦い(ワルツ)を見惚れていた。
曲が終わると割れんばかりの拍手がホールを揺らす。
えっ、何なのこの拍手?
私とヘンリー殿下は拍手の意味が分からず、きょとんとしていた。
それが私たちに向けられたものだとわかると、急に恥ずかしくなってくる。
私は鳴りやまぬ拍手を背に、ヘンリー殿下の手を引きながらホールから逃げ出した。
カドリールは4組の男女ペアがそれぞれのペアを変えながらスクエアになって踊る、集団ダンスの一種。
他の社交ダンスとは全く違うフォークダンスの一種だ。
アイゼンベルグ王国では、カドリーヌから踊るのが定番となっている。
軽快に踊る陛下たちをよそに、私はウイリアム殿下とヘンリー殿下、護衛のヨゼフィスお兄様、それらを取り巻くピーチクパーチクうるさい取り巻きの女たちに囲まれていた。
「父上の誕生日に来てくれて嬉しいよミレーヌ、メリー嬢。本日の装いも相変わらず・・・・、ど、毒々しいね。」
ウイリアム殿下、私を褒めようと言葉を選んだつもりでしょ?でも全く褒めてないですわ。
「兄上、それは誉め言葉になってないぞ。ここは、痛々しいっていうんだ。」
あんたもね。
兄弟そろって私を馬鹿にしに来たのかしら?
「メリー嬢、カドリールの次のワルツ、僕と踊ってくれるかい?」
えっ、ウイリアム殿下のオープニングダンスの相手を私が…?
ちょっと、ミレーヌの明らかな不機嫌そうな顔が恐いんですけど。
「あ、兄上、メリーのオープニングダンスは俺がするって言ったじゃないか!」
ヘンリーは即座に噛みつく。
「きー、なんであの悪役令嬢が!」
「ウイリアム殿下は、あの性悪女に慈悲をかけてるのよ。」
「ヘンリー様をも、たぶらかしているんだわ。」
「ナンダテメーコノヤロー」
取り巻きの女たちも一斉にさえずり始める。
「僕はメリー嬢に聞いてるんだ。」
ウイリアム殿下がキッと睨むと、ヘンリー殿下や女たちは即座に黙ってしまった。
あのヘンリー殿下を一発で黙らせるなんて、ウイリアム殿下の目力は半端ない。
公式の場で王族の提案を堂々と断るなど、一回の貴族令嬢に出来るわけがない。
ウイリアム殿下は断ることが出来ない、と分かっての確信犯なのだ。
ワルツは私が苦手とするダンスで、ウイリアム殿下に好意を寄せるミレーヌの手前もある。
いかに上手く、角が立たないような断り方を考えている最中に、悪役令嬢語が暴走した。
「ホーッホッホッホッ、私ごときをダンスにお誘い頂き恐悦至極ですわ。
ただ、私は既にヘンリー殿下とダンスのお約束をしておりますの。
ヘンリー殿下と踊った後ならば、いつでもお受けいたしますわ。」
「えっ、俺?」
暴走した悪役令嬢語は、私の意志とは別に嘘をでっち上げる。
困惑するヘンリー殿下。
ウイリアム殿下はあからさまに不快な表情をした。
「この僕がヘンリーの後だと?」
たった一瞬であるが、文武両道・眉目秀麗と評判のウイリアム殿下と同一人物とは思えない顔が現れたのだ。
護衛のヨゼフィスお兄様が、そっとウイリアム殿下に近づき耳打ちする。
すると吊り上がった目が下がり、いつもの殿下の表情に戻った。
ナイスお兄様!でも、何を耳打ちしたのかしら。
「ヘンリーと先約があるならば仕方がない、メリー嬢の初めてを頂くのは次回としよう。」
諦めてくれてよかった。
でも聞きようによってはいやらしいセリフですわよ。
ウイリアム殿下は、ミレーヌをダンスに誘いホールの中央へと向かった。
残された私とヘンリー殿下、と取り巻きの女たち。
「あー、じゃあ取りあえず俺らも踊っとくか?ただ、俺はワルツは苦手だぞ?」
「そうですわね。私もワルツは苦手ですわ。取りあえず参りましょうか?」
「キーッ、取りあえず殿下と踊るって何よ!貴方身分をわきまえなさいよ。」
「両殿下ともあの女にたぶらかされているんですわ。」
「侯爵令嬢がなんぼのもんじゃい!」
貴族令嬢たちの鳴き声をバックミュージックに、私たちもウイリアム殿下に続いてホール中央に向かって歩き出した。
・・・・・・・・・・・
カドリールが終わり、楽隊は優雅なリズムな音楽に曲調を変える。
そろそろワルツの始まりだ。
ホール中央には、ウイリアム殿下ペアと私たちの他、10数組のペアが開始を待っている。
あっヨゼフィスお兄様もいる。
誰よ、そのペアの女の人は?
ウイリアム殿下はちらちらと何度も私の方を見ているようだ。
しっかりミレーヌに向き合ってあげて。
公爵令嬢のドリアーヌは衣装を代えての登場だ。
あれ、あのドレス私に話しかけてきた爆乳貴族のドレスですわ。
ねぇ、胸のサイズが全然合っていませんわよ。
音楽が始まり一斉にみんな踊り出す。
優雅なワルツは社交界でも最も人気のダンスだ。
4分の3拍子のワルツ。
ステップ自体は難しくはないが、私の性格上すごくゆっくりに感じてしまう。
私のステップの速さにペアの男性が追い付かず、いつも足を踏んづけてしまうのだ。
一緒に踊るヘンリー殿下も同様。
彼も優雅なダンスは得意では無いようだ。
しかし、私も殿下も武術は達人クラス。
攻撃される前に(足を踏まれる前に)その攻撃をかわし(足をよけて)、かわした勢いを利用してくるりと回転する。
リズム感だけは良い私たち。
イレギュラーな動きでも音楽に合わせることはお手のものだ。
結果としてワルツの動きとなり、曲の流れにそったダンスになっていた。
下手くそ同士が足を踏み合っているだけなのだが、周りの目にはベテランダンサーが様々な技を駆使しているように見えるらしい。
ゲストたちから大きな歓声が上がり、他の参加者たちも自分たちのダンスを止め、私たちの戦い(ワルツ)を見惚れていた。
曲が終わると割れんばかりの拍手がホールを揺らす。
えっ、何なのこの拍手?
私とヘンリー殿下は拍手の意味が分からず、きょとんとしていた。
それが私たちに向けられたものだとわかると、急に恥ずかしくなってくる。
私は鳴りやまぬ拍手を背に、ヘンリー殿下の手を引きながらホールから逃げ出した。
0
あなたにおすすめの小説
完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい
咲桜りおな
恋愛
オルプルート王国第一王子アルスト殿下の婚約者である公爵令嬢のティアナ・ローゼンは、自分の事を何故か初対面から溺愛してくる殿下が苦手。
見た目は完璧な美少年王子様なのに匂いをクンカクンカ嗅がれたり、ティアナの使用済み食器を欲しがったりと何だか変態ちっく!
殿下を好きだというピンク髪の男爵令嬢から恋のキューピッド役を頼まれてしまい、自分も殿下をお慕いしていたと気付くが時既に遅し。不本意ながらも婚約破棄を目指す事となってしまう。
※糖度甘め。イチャコラしております。
第一章は完結しております。只今第二章を更新中。
本作のスピンオフ作品「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」も公開しています。宜しければご一緒にどうぞ。
本作とスピンオフ作品の番外編集も別にUPしてます。
「小説家になろう」でも公開しています。
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
ヒロインだと言われましたが、人違いです!
みおな
恋愛
目が覚めたら、そこは乙女ゲームの世界でした。
って、ベタすぎなので勘弁してください。
しかも悪役令嬢にざまあされる運命のヒロインとかって、冗談じゃありません。
私はヒロインでも悪役令嬢でもありません。ですから、関わらないで下さい。
乙女ゲームのヒロインに転生したのに、ストーリーが始まる前になぜかウチの従者が全部終わらせてたんですが
侑子
恋愛
十歳の時、自分が乙女ゲームのヒロインに転生していたと気づいたアリス。幼なじみで従者のジェイドと準備をしながら、ハッピーエンドを目指してゲームスタートの魔法学園入学までの日々を過ごす。
しかし、いざ入学してみれば、攻略対象たちはなぜか皆他の令嬢たちとラブラブで、アリスの入る隙間はこれっぽっちもない。
「どうして!? 一体どうしてなの~!?」
いつの間にか従者に外堀を埋められ、乙女ゲームが始まらないようにされていたヒロインのお話。
転生したら悪役令嬢になりかけてました!〜まだ5歳だからやり直せる!〜
具なっしー
恋愛
5歳のベアトリーチェは、苦いピーマンを食べて気絶した拍子に、
前世の記憶を取り戻す。
前世は日本の女子学生。
家でも学校でも「空気を読む」ことばかりで、誰にも本音を言えず、
息苦しい毎日を過ごしていた。
ただ、本を読んでいるときだけは心が自由になれた――。
転生したこの世界は、女性が希少で、男性しか魔法を使えない世界。
女性は「守られるだけの存在」とされ、社会の中で特別に甘やかされている。
だがそのせいで、女性たちはみな我儘で傲慢になり、
横暴さを誇るのが「普通」だった。
けれどベアトリーチェは違う。
前世で身につけた「空気を読む力」と、
本を愛する静かな心を持っていた。
そんな彼女には二人の婚約者がいる。
――父違いの、血を分けた兄たち。
彼らは溺愛どころではなく、
「彼女のためなら国を滅ぼしても構わない」とまで思っている危険な兄たちだった。
ベアトリーチェは戸惑いながらも、
この異世界で「ただ愛されるだけの人生」を歩んでいくことになる。
※表紙はAI画像です
【長編版】悪役令嬢は乙女ゲームの強制力から逃れたい
椰子ふみの
恋愛
ヴィオラは『聖女は愛に囚われる』という乙女ゲームの世界に転生した。よりによって悪役令嬢だ。断罪を避けるため、色々、頑張ってきたけど、とうとうゲームの舞台、ハーモニー学園に入学することになった。
ヒロインや攻略対象者には近づかないぞ!
そう思うヴィオラだったが、ヒロインは見当たらない。攻略対象者との距離はどんどん近くなる。
ゲームの強制力?
何だか、変な方向に進んでいる気がするんだけど。
転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎
水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。
もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。
振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!
え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?
でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?
と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう!
前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい!
だからこっちに熱い眼差しを送らないで!
答えられないんです!
これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。
または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。
小説家になろうでも投稿してます。
こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる