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甘い、地獄の日々①
しおりを挟む「ふああ……」
翌朝、いつもの通りキッチンで朝食を作りながら欠伸をすると、祐樹が元気な足音を響かせて二階から降りてくる。
「お早う~ママ!」
「祐ちゃん……危ないからお家の中で走らないの……転んだらどうするの」
私は、ベーコンエッグの半熟の黄身を潰さないように注意深くフライパンからお皿に移し、カウンター前に座る祐樹を軽く叱る。
「僕は運動神経いいから転ばないよ!ママの方が気を付けてよね~!よく転んだり頭ぶつけたりするじゃない」
祐樹はそう言ってトーストにかぶり付く。
「う……た、確かに」
私はぐっと詰まってしまう。
祐樹は目を泳がせ記憶を辿り、サラダをつつきながらしみじみ呟いた。
「僕って、たまたま、ママがつまづいたり転んだりする処に遭遇するだけなのかなあ~?それともやっぱり、ママがよく転ぶのかな?……どっちにしても気を付けるんだよ~?あれだけ転んで、よく怪我しないよね」
祐樹の言葉がグサグサ突き刺さり、私は軽くダメージを受けるが、本当の事だから反論も否定も出来ない。
「う、うん……そうね……昨日もママ、転んで剛さんに助けてもらっ……」
昨日の、剛との出来事が蘇り、頬がサッと熱くなった。
――そうだ、結局昨夜は彼と顔を合わせないままだったのだ。彼にどんな風に接したら良いのだろうか……
祐樹は首を傾げ、私の顔を覗き込んだ。
「顔が赤いよ?」
「えっ……!」
頬を隠すと、祐樹は額に手を当ててくる。
「ママ、まだ具合良くないんじゃない?寝てた方がいいよ?」
「う……うん、ありがとうね……用事が終わったらお昼寝しようかな」
私は誤魔化す様に答える。
いつも点けているテレビの朝の情報番組では、イケメン俳優によるクッキングコーナーが始まった。
どちらかというと濃いルックスの彼は、私はあまり好みのタイプではないのだが、毎回の料理の手際の良さには感心している。
献立が思い付かない時にはこのコーナーは救世主の様な存在だった。
「あっ!
"MOMO'sキッチン、始まった!」
私はカウンターから身を乗り出し、テレビを食い入る様に見る。
祐樹はチラリ、と画面を見やるが、興味なさそうに視線を戻し、私を見て呆れた様に言う。
「ママ、パパや剛の前でそんなキラキラした目で他の男見ない方がいいよ~?ヤキモチ妬かれるって!何だっけこいつ……桃太郎だっけ?」
「桃太郎じゃなくて、桃川盛幸(ももかわ もりゆき)だよ……パパはともかく、剛さんがヤキモチなんて……」
私は、昨日間近で見た剛の鋭い瞳を思い出してしまい、テレビを見ては居たが全く集中出来なくなってしまう。
祐樹はトーストをかじり、画面を再び見る。
「ふう~ん……桃川もりゆき?……変な名前。桃太郎の方が売れると思うけどな~……
ああそうだ、剛さあ、今バリバリの思春期だから、扱いに気を配った方がいいよ?部屋はノックをしたら直ぐに開けたら絶対にダメ!ベッドの廻りで何か見付けても知らない振りをする!それと、パパといちゃつくなら剛が寝てからね!」
祐樹の言葉に、私はただただ唖然とするしかなかった。
(この子……何処でそんな事覚えて……今は、学校でも性教育って早くからするのかしら……)
誤魔化してお茶を濁せる程、祐樹も小さな子供ではない。
私は大人の余裕を見せて笑ったつもりでいたが、頬がひきつっていた。
「剛さあ」
「――え?」
私はドキリとして、大きな声が出てしまう。
祐樹は生意気にブラック珈琲を啜り、苦そうに顔を歪めると淡々と言う。
「あいつ、マザコンの気がありそうだから、早めに彼女作ってママ離れした方がいいと思う」
「ええ?」
私は、思わず笑うが、祐樹は真面目くさった口調で
「だって、端から見たら、剛とママって親子に見えないもん。まあ、本物じゃないから当たり前だけどさ。なんか、ラブラブな恋人同士みたいだし」
と言い放つと、ランドセルを手に玄関へ行ってしまった。
「もう行くの?」
「うん!卒業式にやる合唱の朝練があるから、早く音楽室行ってピアノ弾かないとなんだ――!
いってきまーす」
見送りに慌てて走るが、既に祐樹は出ていった後だった。
――剛が、ヤキモチを妬くよ?――
――ラブラブな恋人同士みたい――
祐樹の言葉がぐるぐると頭の中を廻り、私は混乱と、甘い目眩を覚えた。
(そんな訳、無いじゃない……)
私は、ふと脚の付け根に痛みを覚えて顔を歪めた。
思い当たるのは、昨日の悟志との――
男女が抱き合う時には、普段は絶対にしない体勢になる、という事を知ったのは悟志と結婚してからだった。
全く何の経験もない私を、悟志は優しく壊れ物を扱う様に、抱いたのだ。
それも、最初だけの事だったが――
私は、昨夜の情交が蘇り、身体が火照るのを感じた。
思い出すだけでこんな事になるなんて、自分がこんな風になるなんて信じられなかった。
(そう……
私は、悟志さんの物なんだもの……
剛さんは、いつか他の誰かと――)
私は、玄関に座り込み、思いに耽っていたが、不意に後ろから抱き締められて声を上げた。
「ひっ」
胸に廻された腕は、悟志の物だった。
チュッと音を立て、頬にキスをされる。
「おはよう、どうしたの?こんな所で座って?」
「う、うん……なんだか、目眩がして」
悟志は眉をひそめ、私の肩を抱いた。
「それはいけないな……昨夜の……無理させ過ぎたかな?」
私はつい、赤くなり俯いた。
「う、ううん……」
悟志は頬を緩ませて私の頭をポン、と叩き、ふと真顔になり内緒話をする様に耳に口を寄せてきた。
「剛は?」
「あ、そう言えばまだ降りてきてないの……珍しいわね、寝坊なんて……」
私は、胸がざわめいた。
(――まさか、具合でも悪いのかしら? )
気付けば悟志が私をじっと見ている。
「……なあに?」
笑って彼に訊ねるが、無言だった。
悟志は、ポケットに忍ばせた、昨夜寝室の前に落ちていた箱に手を触れながら考える。
カードを見る限り、これは剛が、菊野に贈るつもりの品物だろう。
僅かに開いていたドア――
まさか、昨夜の行為を、彼は見ていたのだろうか?
一体、いつから、何処まで?
悟志は、剛に初めて会った日に思いを馳せた。
あの頃は、祐樹はまだ幼稚園で、剛は11歳だった。
四人で遊園地に行く約束をしていたのを、敢えて仕事だと嘘を付いて、真歩に付き添って貰い、剛がどんな子供なのか、見に行ったあの日。
何故そんな事をしたのか、自分でも分からなかった。
いや、やはり自分は彼に嫉妬していたのだろう。
菊野は、突然養子を迎えたいと言い出したあの日から、変わった。
最初彼女がその話を出した時には、ただ単に二人目が欲しいのだろうと思い、その流れで彼女を強引に烈しく抱いた。
結婚してから、彼女にはなるべく優しく、がっつかずに接していたのだが、もう、我慢の限界だったのだ。
嫌われるかも知れない、と思ったが、それよりも欲の方が勝ってしまった。
あの夜、菊野は淫らに艶やかに腕の中で喘ぎ、悟志は夢中で朝まで彼女を責めたてた。
あの夜を境に、自分と菊野の関係も変わった様な気がする。
菊野が、時折怯えた目でこちらを見る事がある。
怯えと、嫌悪の混じった様な複雑な眼差しで。
だが、それはほんの一瞬で、口付けて、身体に愛撫を始めれば途端に彼女は熱を持ち熟れて、悟志に応じた。
だから、違和感を覚えつつも、特に不審にも不満にも思わなかったのだが――
菊野は剛の話をする時には、今までに見たことのない表情をするのだ。
まるで、少女が初恋を語るかの様な夢見る瞳に、色付く頬に、上擦る声。
相手はほんの子供だ――
そう思ってはいたが、彼もじきに成長する。
少年から青年に変化する際の何とも言えない、蒼い果実が弾ける様な怪しさと美しさに魅了される大人の女は幾らでもいる。
それに、自分と菊野の年齢差を考えれば、剛と菊野も恋人同士になっても何ら不思議ではないのだ。
「悟志さん……?」
難しい顔で黙ってしまった彼を私が覗き込むと、途端に彼は笑顔に戻り、指で顎を掴むと唇にキスしてきた。
「ん……っ」
最初は優しい動きの舌が、次第に荒々しく咥内を蹂躙して行く。
昨夜の交わりの記憶がまた身体に呼び覚まされ、熱い吐息を漏らしてしまう。
悟志は、なすがままに口付けを受け入れ身体の力を抜いてしまっている私を壁に押し付け、更に烈しく唇を凌辱する。
「ん……んん……ダメっ」
唇から首筋にキスは移動して、私は身体を捩るが屈強な彼の腕が逃げるのを許してくれない。
「菊野……可愛いよ……」
「やんっ……ダメだってば……つ、剛さんが……今に降りて……」
悟志は、優しい表情をまた一変させ、私をいきなり抱き上げた。
「えっ……な、何を……」
「――剛君が気になるなら、寝室へ行こう……」
「なっ……だ、ダメ!こんな明るいうちから……っ!」
私は、悟志が思いとどまってくれる事を願い、抱き上げられながら彼の背中を叩く。
悟志は、胸の内に嫉妬と独占欲と、焦りの様な感情が渦巻いていた。
菊野が、剛の名前を出す度に胸が抉られる痛みを感じるのだ。
剛が菊野を見詰める目……
菊野が剛を見詰める目……
悟志は、彼が家に来た日から、密かに二人の間に存在する、何かを感じ取っていたのだ。
剛が菊野に向ける眼差しは、母親や、友人などに向けられる種類の物ではない様に見えた。
そして菊野も、特別な眼差しを彼に向けている様に見えた。
それは、自分がおかしな誤解のフィルターを通して二人を見ているせいなのだ、と最初は言い聞かせていたが、月日が経つごとにその疑いは薄まるどころか、より濃くなっていった。
そして、その目は自分に向けられた事がない。
悟志は、胸の中で必死に抵抗する妻を苦い思いで見詰めながらも、昨夜一度切りで終わった交わりの続きを望み、身体の中心は欲に膨らんでいる。
「悟志さっ……
も、もう、お仕事に行く時間……」
「――少し位、遅れても構わないさ……」
「だ……けどっ」
悟志は、胸や背中を叩かれながら、妻を抱いたまま寝室へ向かう。
その胸にはこんな思いが渦巻く。
――誰がなんと言おうと……菊野は僕の妻だ……
菊野が例え、剛に恋していたとしても……
剛が彼女を好きだとしても……
彼女を抱いて啼かせる事が出来るのは……
僕だ……!
悟志は、寝室のドアを開けようとするが、私は激しく抵抗する。
「つ、剛さんの……朝の支度を手伝わないと……」
悟志の目の中に、烈しい焔の様な煌めきが見え、ドキリとすると、唇を唇で塞がれた。
「――っ……んん……」
私は壁を叩き、足をばたつかせながら彼の目を見ながら首を振る。
だが、いつもの優しい悟志ではなかった。
夜、私を抱く時に時おり感じる怖さとはまた違う。
(――悟志さん……何を考えているの?いつも、子供達に悟られない様にって……気にしていたのに……)
唇を塞がれ、私は喋る事もままならず、虚しい抵抗を続ける。
悟志は、黙って口付けながら私を見ていて、その目の冷たさに、ゾッとする。
悟志は、ようやく唇を離してくれたが、今度は耳朶を軽く噛まれ、私は悲鳴を上げてしまい、思わず口を掌で抑えた。
(やだ……今の、二階に絶対聞こえて……)
悟志は、ニヤリと笑うと、今度は優しく耳に囁きながらドアノブに手を掛ける。
「……小さな子供じゃあるまいし……剛は放って置いても大丈夫だよ……」
「で……でも……剛さんに声を聞かれたら……っ」
悟志に抱かれている時の矯声を、剛に聞かせたくなくて、私は必死に哀願する。
悟志は、深く溜め息を吐くと、切ない眼差しを向けてきた。
「……菊野……何故……泣いてる?」
「――!」
ハッとして頬に触れると、温かい涙が伝っていた。
「だ……だって……
聞かれたら……恥ずかしい……じゃないの!」
私は必死に、涙の理由を誤魔化そうと訴えるが、悟志は私の顎を乱暴に掴むと、また荒々しいキスをする。
「――!」
私は彼の胸を肘で押したり、とにかく動かせる所は必死に動かして抵抗する。
だが、次第に疲れてきて、ぐったりと身体の力が抜けてしまった。
唇を離した悟志は、私の涙を指で拭い、低く呟いた。
「菊野は……
僕の物だ……」
「な……何を言ってるの?……わ、私は、悟志さんの妻だし、貴方の物じゃない……」
私は、かつてない彼から感じる緊張感と、不可解な独占欲に戸惑って恐怖さえ覚えていた。
「――そうだ、君は僕の物だ……
だから、好きに抱いたっていいだろう!」
大きな声を出されて、私は絶句してしまう。
※※
剛は、階下で悟志と菊野が何か揉めているのを先程から聞いていた。
菊野の怯える様な声色に胸がざわめき心配になるが、昨夜彼女を頭の中で烈しく犯しておいて、そ知らぬ顔で降りていくにはかなりの勇気がいる。
それに、自分はあの二人の息子では無いのだ。
祐樹なら、両親のいさかいを目にしたら迷わず止めに入るだろう。
(だが、俺は……
そんな口出しをする資格があるのだろうか)
剛は、ドアノブを握ったままで耳をひそめ、どうしたら良いのか迷っていたが、悟志の一際険しい声に、やはり気になってそっとドアを開ける。
階段の真下、夫婦の寝室の前で、二人が居るのが見えた。
菊野は悟志に抱えられ、口付けをされている最中だった。
「……っ」
思わず目を逸らすが、菊野が悲痛な叫びを上げ、剛はまた視線を戻す。
「やだっ……お願い……止めて……っ」
何故、悟志がここまで強引に今、抱こうとするのか理解出来なかった。
こんなに強引で横暴な彼は初めてでショックだった。
今の彼には父の面影は一片も見えない。
悟志は、息荒く私の首筋に歯を立てながらエプロンの紐を解こうとしていた。
「や……っ」
「……中へ入るのが嫌なら……ここで抱くっ……」
「いやあ――っ……」
私は、泣き叫び心の中で剛を呼んでいた。
(嫌……
こんなの、嫌……!
助け……て……
剛さん……剛さん……)
エプロンが外されて床に放られ、悟志はスカートの中へと手を這わす。
ビクリと震えてしまうが、私は首を振り叫んだ。
「イヤッ……
止めて、止めて――!」
「――剛」
悟志のその呟きに、私はハッとする。
剛は、固い表情で階段をゆっくり降りて来た。
制服姿の剛は清廉で、そして優美ささえ醸し出している。
彼は、静かな佇まいの中で、瞳だけは燃えて居る様に見えた。
「……乱暴は、止めて下さい」
静かに言う剛に、悟志は何かを言い掛けるが、直ぐに口をつぐみ険しい顔で黙り込んだ。
悟志の腕の力が一瞬緩んだ隙に、私は渾身の力を振り絞り彼から逃れ、夢中で剛に向かい両の腕を伸ばした。
「剛さ――」
スローモーションの様に、周りの光景がゆっくりと回る。
剛は私を見て目を見開き、階段を走り降りて来る。
真っ直ぐな髪を揺らし、その瞳は私を見ている。
そのしなやかな腕は、私を捕まえた。
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