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領都フルネンディク
8 カフェスイーツ必須のアレ1
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シモンの再起動待ちの間に、今日手に入れたいものをノート兄様と相談します。
カフェスイーツになくてはならない調味料。
それは、ブランデーとバニラ。
ブランデーはVSOPクラスなら焼いても香りが飛ばずに残るので理想ですが、前世ではカルヴァドス(りんごのブランデー)の方がどんなケーキにも合うような気がしてパウンドケーキやクレープシュゼットに使用していました。ただこの世界にはカルヴァドスどころか、スピリッツがないのでそこからのスタートになりそうです。私には七年しかないので魔法を使うのが最善策なのですが領民が作れなければ意味がありません。悩みどころですね。どこかに鍛冶屋で酒好きのドワーフとかいませんかね? シモンに探してもらいましょうか。
読者の方には未成年の方もいらっしゃるようですから、説明しますと、ワインとブランデーの違いは、醸造した酒精(醸造原液)を濾して殺菌して瓶詰したものをワイン。それを蒸留してアルコール度数を上げたもの(スピリッツ)を樽に詰めて一定期間熟成させたものが、ブランデーです。
ちなみに熟成樽にはヒッコリーの間伐材を利用して作るので一石二鳥です。
そして、欲しい物第二弾。バニラ。
そうそう、バニラエッセンスもスピリッツを利用して作ることができます。
バニラは、カスタードクリームの恋人。なくても作れますがあった方が絶対いい。バニラアイスも定番ですね。バニラカプチーノもアリですし、
ただ、バニラはこの世界では、媚薬の材料の一部なので子供の私達に販売してくれるかどうか……心配です。
「それについては問題ありません」
お、シモンが再起動しましたよ。
「最初に行くのは、『魔法使いの店』ですから」
「魔法使いの店?」
やっと八話にしてやっと本格ファンタジーっぽい名前が出てきましたよ。今まで現代ビジネス用語ばっかりでしたからね。
「はい、ここ出身の元宮廷魔術師が引退して開いた薬草店です。現在は娘と孫息子がメインで店を回しているようですが、品ぞろえは領都一です」
「それはすごいな、私も宮廷魔術師を目指してるから、ぜひ話を聞きたいな」
ちょっと引き気味だったノート兄様が食いつきましたね。
「では最初にその『魔法使いの店』に行きましょうか」
と、いう事でやってきました! 『魔法使いの店』!
領都の目抜き通りから少し道を入った静かな通りにある、ツタの絡まった門扉の向こうに入り口があり、背後には大きな煙突がある、ツタの絡まった家。宅配便の魔女が出てきそうな如何にもって感じの作りです。
入り口ドアを空けるとドアベルがチリリンと鳴りました。
店内は静かで窓際に半貴石のサンキャッチャーが風に揺れてキラキラと店内に光を撒いています。
乾燥させて大きな瓶に詰められた薬草に目をやると、あっ月桂樹の葉(ローリエ)発見! セージもある。やっぱりスパイスもハーブも薬草扱いでしたね。まぁ前世は人類の歴史という膨大な臨床試験が蓄積された結果の豊富な食生活ですから現世では到底かなわないというものです。
「いらっしゃい。おやシモン、久しぶり」
「久しぶり、ロー」
そこには、シモンと同い年くらいのプラチナブロントと青い目をした少年がいました。
「えっ、殿下?」
カフェスイーツになくてはならない調味料。
それは、ブランデーとバニラ。
ブランデーはVSOPクラスなら焼いても香りが飛ばずに残るので理想ですが、前世ではカルヴァドス(りんごのブランデー)の方がどんなケーキにも合うような気がしてパウンドケーキやクレープシュゼットに使用していました。ただこの世界にはカルヴァドスどころか、スピリッツがないのでそこからのスタートになりそうです。私には七年しかないので魔法を使うのが最善策なのですが領民が作れなければ意味がありません。悩みどころですね。どこかに鍛冶屋で酒好きのドワーフとかいませんかね? シモンに探してもらいましょうか。
読者の方には未成年の方もいらっしゃるようですから、説明しますと、ワインとブランデーの違いは、醸造した酒精(醸造原液)を濾して殺菌して瓶詰したものをワイン。それを蒸留してアルコール度数を上げたもの(スピリッツ)を樽に詰めて一定期間熟成させたものが、ブランデーです。
ちなみに熟成樽にはヒッコリーの間伐材を利用して作るので一石二鳥です。
そして、欲しい物第二弾。バニラ。
そうそう、バニラエッセンスもスピリッツを利用して作ることができます。
バニラは、カスタードクリームの恋人。なくても作れますがあった方が絶対いい。バニラアイスも定番ですね。バニラカプチーノもアリですし、
ただ、バニラはこの世界では、媚薬の材料の一部なので子供の私達に販売してくれるかどうか……心配です。
「それについては問題ありません」
お、シモンが再起動しましたよ。
「最初に行くのは、『魔法使いの店』ですから」
「魔法使いの店?」
やっと八話にしてやっと本格ファンタジーっぽい名前が出てきましたよ。今まで現代ビジネス用語ばっかりでしたからね。
「はい、ここ出身の元宮廷魔術師が引退して開いた薬草店です。現在は娘と孫息子がメインで店を回しているようですが、品ぞろえは領都一です」
「それはすごいな、私も宮廷魔術師を目指してるから、ぜひ話を聞きたいな」
ちょっと引き気味だったノート兄様が食いつきましたね。
「では最初にその『魔法使いの店』に行きましょうか」
と、いう事でやってきました! 『魔法使いの店』!
領都の目抜き通りから少し道を入った静かな通りにある、ツタの絡まった門扉の向こうに入り口があり、背後には大きな煙突がある、ツタの絡まった家。宅配便の魔女が出てきそうな如何にもって感じの作りです。
入り口ドアを空けるとドアベルがチリリンと鳴りました。
店内は静かで窓際に半貴石のサンキャッチャーが風に揺れてキラキラと店内に光を撒いています。
乾燥させて大きな瓶に詰められた薬草に目をやると、あっ月桂樹の葉(ローリエ)発見! セージもある。やっぱりスパイスもハーブも薬草扱いでしたね。まぁ前世は人類の歴史という膨大な臨床試験が蓄積された結果の豊富な食生活ですから現世では到底かなわないというものです。
「いらっしゃい。おやシモン、久しぶり」
「久しぶり、ロー」
そこには、シモンと同い年くらいのプラチナブロントと青い目をした少年がいました。
「えっ、殿下?」
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