勇者の才能が無さそうなので諦めて冒険者の道を選びました。

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第5話「訓練」

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この世界に来て3日目。俺は、いつも通り薬草採取のクエストを受ける為に冒険者ギルドに来ていた。

「さて、今日も一仕事…ん?何か心無しか人が多い気がするんだが…」

俺は、ギルド内に入ると一際クエストボードの方が騒がしかったので、近づいて見た所とあるクエストがクエストボードの一つである強制クエスト欄という所に貼られていた。

「えーっと…。新人冒険者スパルタ強化週間!?報酬は…技術面だって?新人を鍛えてやるって事か?」

しかも、何とそのクエストはEランク以下の冒険者は強制って書いてある様に見えるが…。

「おう、騒々しいな!まぁこうなって当然か!!」

何やら周りがざわついているが一体これは…。

「なぁ、すまない。あの人誰だ?」

「はっ!?お前知らないのかよ!この街の冒険者ギルドマスターのサジット・バーンだぞ!?通称サジさんは、咥えタバコに大剣を振り回しあらゆる強者を倒す姿から何時しか、男達の憧れになった人だ。噂では、Sランク冒険者らしいぞ」

近くにいた、歳は18くらいに見える男に聞いてみた所随分暑く喋ってくれた。しかし、あの人がギルドマスターか。見た目じゃ人は分からんもんだな。

「えー、クエストボードに貼ってある通りだ。君達新人もしくは、魔物討伐数が足りず伸び悩んでる諸君らは取り敢えず強制という形でぜひ受けてもらいたいが、受けたくない奴らは受けなくてもいい。だが、この先もずっとその調子でやって行くとなると一生を掛けたとしても良くてせいぜいDランク冒険者止まりだ。そうなりたくなければ明日の朝ギルド内闘技場に集合すること。期間は、大体1週間限定でやる。勿論終了後も希望者は参加していいからな。」

そう言い切ると、ギルドマスターは手をひらひら返してどこかへ行った。いなくなった途端早々に家に帰り用意をしようと急ぐものや落ち込むやつもいた。

俺はと言うとぶっちゃけ自分の身の程は弁えているし、少しでも自分の生存確率が上がるならと是非とも参加させてもらう気持ちだったのでこの申し出は嬉しかった。

取り敢えず、今日もノルマである薬草採取クエストに行こうと思ったのだが先客がいたため他の薬草の採取クエストを請け負った。

「鑑定」

目の前の対象を手に取り鑑定を使用する。

────────────

名称:マキケノダケ
説明:紫色の斑点模様のあるキノコ。軽い毒物などを治癒する効果がある。

────────────

「お!これだこれ!依頼書と同じ!これをあと4つか!」

付近を歩き回りながら片っ端から探していく。もし違うものでも『鑑定』のスキルレベルを上昇させるために繰り返し使うことは間違いではないだろう。

探すこと2時間くらい?ようやく予定個数の回収を終えることが出来た。

冒険者ギルドへ戻りいつもの通り報酬を貰い身を清め食事をとる。食事を取ったあと、無駄かもしれんが剣の扱いに慣れるため素振りというものをやってみることにした。取り敢えず当分の間は毎日100回やれそうな気がしたので続けてみる事にした。

────────────

名前:木場玲翔
種族:人間
ジョブ:鑑定士

Lv:3
HP:30
MP:45
力   :17
耐久:15
魔力:8
器用:16
敏捷:20

《スキル》
・鑑定〖Lv1〗
・解析〖Lv1〗

《固有スキル》
・自動翻訳

《称号》
・異世界から来たもの 

────────────
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