蓮華の花言葉

kinmokusei

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笑顔

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「笑う?」

「そうだよ。」

優馬がふっと笑った。

「勇気あんなだからあんまり気にしないタイプなんだけどさ、珍しくて。」


「でなんで笑えと?」

あたしは夢で見たことは聞かれてなかったと確信する。

「気にしてるから。
勇気にしては珍しい。」

「おかしくもないのに?」

「そー。
女の子は笑うといい。」

「はー。
でもあたし、、、。

笑うってどうすれば?」

「笑っておはようって言うだけだよ。
なーに簡単だろ?」

「はー。」

あたしは気が進まなかったが、勇気の部屋に行った。

コンコン。

「兄貴?
ちょいと待って。」

勇気が出てきた。

「あれ?
可憐?
なんか用?」

うっ。

笑うって、、、。

「お、おはよう、、、ございます。」

笑えなかった。

「は?」

「あ、あたしちょっと出掛けてくる。」

あたしは俯く。

「あーうん。」

「じゃ。」

「、、、?」

あたしは足早に勇気の側を離れた。



笑う?
あたしの人生で笑った事あっただろうか?

ないかも。

川沿いを歩きながら考え込む。

だいたいなんであたしが。

笑うといい。

優馬の顔笑ってたな。

笑顔。

それは魅力的だ。

笑うかー。

人はどういう時笑うんだろう?

嬉しい時。
楽しい時。

寝てばかりで人と会うことがなかったからなー。

難しい。

笑うって。

幸せを感じた時。

人は自然と笑うのかなぁ。

と、川沿いに一輪の花が咲いていた。

綺麗。

あたしはその花を見て立ち止まる。

その時。

「なんだ。
わらえるじゃん。」

突然後ろから声をかけられた。
驚いて振り向くと、。

勇気がいた。





「どうしてここが、、、?」

あたしは戸惑う。

勇気はその質問には答えずに、

「その花が蓮華だよ。」

そう言った。

「そう、、、。」

「まーたそんな顔して。
笑って!
可憐はもう俺たちの仲間なんだから。」

「仲間?」

「そう。」

あたしは不思議な気持ちが湧いてきた。

仲間、、、。

泣きたいような、嬉しいような、不思議な気持ち。

「勇気。
ありがとう。」

あたしは自然と顔がほころんだ。

「そーそー。
もっと笑え!」

勇気はあたしの頭をポンポンと撫でた。





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