MARENOL(公式&考察から出来た空想の小説)

ルーンテトラ

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私の日課、夢日記。

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私、リザは最近ある趣味に囚われた。
それはある好奇心から生まれ、続けている。
それは、夢日記。夢日記とは、その日その日の夢を書いていくっていう簡単な日記。
でも、それを続けていると夢を現実として見るようになって、現実と夢の境目が分からず危険らしい。
でもそんなことないって思ってる。私は。

むしろそうやってやることは精神療法になるなんて言う人だっている。まあそれは多分継続的になにかを続けること全般に対して言えることなんだろうけど。 私はそういう継続系はあまり好きじゃない。じゃあなんで夢日記を続けているのかって?
好奇心で描くのが楽しみだからなの。

だが意外と書くのは難しい。夢というのはものすごい早さで記憶から消えていくのだ。 
文字を書いている間でさえどんどんと何があったか思い出せなくなっていく。 
文章を書くにも出来るだけ短くしなければならない。 
プロのインタビュアーなんかは文字じゃなくて、
造形が極めて簡単な独自の記号でインタビューしたことを全てメモするらしいけど、
あいにく私にはそんなことはできない。 なので夢日記も結構ミスする。的確にメモするのも中々難しいのだ。 

そんなで夢日記をつけているのだが最近はやたらと悪夢が多い。 しかも感覚がリアルなのだ。
死ぬことはもちろん、死なずに延々と苦しむこともある。 
所謂、生き地獄ってやつ。
死ぬと夢から覚めてハッとするけど、覚める直前までは確かに現実のように感覚がある。 
痛い。苦しい。そういうものばかり。 お陰で最近は寝ることが怖い。すごく怖い。 
でも、寝ないと人間は生きては行けないの。
寝る度に文字通り死ぬような痛みを味わっているのだから、怖くて怖くて。 それでも夢日記をつけることはやめないのは偉いと思う。 










やっぱり、あれのせいなのかな?
やっぱり、大量摂取したらダメだったんだね。
あぁ、ちゃんと読んでおけばよかった。
副作用目的で買ったものだから
夢日記と同じ、好奇心なんだよね。
あぁ、好奇心って怖いな。
でも、これを止めれなかった自制心もどうかと思う。

いつになったら止むのかな…?










つづく
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