MARENOL(公式＆考察から出来た空想の小説)

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怖い。このまま私も、現実世界で死んでしまうのだろうか。別に自殺願望では無い。ただ単に、夢日記を続けていたいだけなんだ。


でも、夢の中での感覚がリアルだと脳がショック死するなんて噂を聞いたことがあるし、
もしかしたら現実の死を指してるのかもしれない。 だとしたら多分それが原因で私は現実でも死ぬんだ。 
むしろ今なぜ生還しているのかの方が不思議な程だ。 それほど感覚がリアルなのだ。 
ただ、夢にしろ現実にしろ、どちらもあまり変わりないのかもしれない。 
だって、私自身は何度も苦しんで死んでいる感覚は確かなのだ。 

私に残された道は一つ


効果が切れるまで耐えるしかない。



もう服用してから数日近く経ったがまだ切れない。 
どれくらい長いかわからないし、それまで何度も死なねばならない。 
だがそれしか道はないのだ。こんな愚か者に課せられた罰なのか。 
あぁ、神様。こんな私でも後に幸せになれますか。
出来れば夢のような痛みは二度と味わう事を願いたくない。記憶からも消してしまいたい。
でも、脳はそれを覚えていてしまう。覚えて、思い出したくないのにフラッシュバックさせるのだ。
記憶を失ったみたいに、何もかも忘れたい。

もし現実でも死んだらきっと外傷はないであろう私がどうして死んだか、
その経緯が分かるようここに現実の日記と夢日記を書き残しておく。 

私のような愚か者が増えない事を祈って。
きっとみんなは、使用用法を守るのだろう。
そもそも、医者から勧められていないものを飲んでしまったのもどうかと思う。


おやすみなさい。本当は眠りたくない。
あの悪夢を見ると思うと悲しさ、虚しさ、哀れさがみんなが集まって瞼に雨を零すのだ。

でも、これが。自分、愚か者の罰なのだ。

寝ます。明日も悪夢に耐え、効果が切れるその時まで、生きていられたら。また明日、会いましょう。