14 / 22
14:あの日の記憶
しおりを挟む
久しぶりに聴いた悠の声は、なんだか少しいつもと違う気がした。
でもそれより、自分の声が震えていないか、上擦っていないか。そんなことばかり気になってどうしようもない
何気ない会話の後に、一生分の勇気を振り絞るような気持ちで誘った最初で最後の“デート”
『俺に……会いたい?』だなんて、きっと悠にとっては軽い冗談
でも俺は、それにすべての想いを込めて返事をした。
会いたい
会いたいんだよ、いつだって。
一緒にいたいんだよーーー本当は、ずっと。
翌日
俺が約束の時間より30分も早く着いていたこと、悠は知らなかっただろ?
近くのカフェでずっと待ってたんだ
でも、きっと待たされると思っていたから……約束の時間より前に悠の姿を見つけた時、すごく驚いて、それ以上に嬉しかった。
太陽の下で見る悠は、クラブやベッドの上で見るいつもの悠と少し違ってーーーなんだかどうしようもなく緊張した。
きっとあの時、悠も少し緊張してたよね?
『会いたかった』と素直に告げた俺に、照れたお前のあの顔はきっと一生忘れない
早起きして作った弁当を、美味しそうに食べてくれてありがとう
“デート”だなんて言葉を否定しないでくれてありがとう
抱き締めて、名前を呼んでくれてありがとう
手首を握った俺の手をーーー受け入れてくれて、ありがとう
あの日観た映画、すごく面白かったな
全体的にメチャクチャでドタバタなコメディだったけど、登場人物はみんな自分に素直で愛に溢れていて恋に一生懸命だった。
望みのない恋でも
禁忌と言われる恋でも
誰にも祝われない恋だとしても
相手を好きだというその気持ちだけで、一直線にただ向かっていく姿が……眩しくて。
俺には絶対にできないことだから、なおさら光り輝いて見えたんだ
もし俺がこの映画の主人公のように我儘になれたら
自分の想いのままに突っ走ることができたとしたら
ずっと一緒にいられたり、するんだろうか
身体だけじゃなく心にも、触れることができるだろうか
そんなくだらないことを考えていたからーーー自分が泣いていることにも、それを悠に見られていたことにも気付かなくて
涙を拭われた時は心底びっくりしたんだよ
でも、その指は本当にいつも優しい
頰を包む手も、見つめる瞳も、宥めるように触れた唇も
悠、お前はいつも優しすぎるんだ
泣いた理由も聞かず、手を握ってくれたり
嫌だと言いながら、写真を撮ってくれたり
あぁ、あの日撮ったポラロイド写真は悪いけど捨てられない
これからもきっとずっと持っておくけど許してよ
でも、イツキから受け取ったかな
俺の身勝手な想いを込めたあの写真は、破って捨ててくれないか
お前の中に俺を残さないで
カケラ1つ残さず消し去ってほしいんだ
初めて出逢ったあの日のように、俺の中にだけ痛みとともに残ってくれればいい
本当は夜になる前にさよならをするつもりだったのに、結局流されて家に行ってしまう俺は……本当にどうしようもないね
でも当然のように俺の手を引く悠を、俺が拒めるわけないんだよ
一緒に夕飯の買い物をして
手を繋いで同じ道を歩いて
月明かりの下でキスをして
ゴハンを食べて、笑い合って、乾杯して
何度も何度も、キスをして
その手が
目が
唇が
悠のすべてが、愛おしかった。
抱かれるたびに愛されているような錯覚を起こす
そんなセックスがひどく心地良くて、ひどく痛い
どうせなら壊れるほど身勝手に抱いてくれればいいのにーーー悠はいつだって、優しい
意識を飛ばすほど激しくしても、抱き締めてくれる手はいつだって優しい
その優しさを解いて帰ることができなくて、最後だからと何度も自分に言い訳をして、初めて抱き締められたまま眠りについたあの日
目が覚めた時にまだお前の腕の中にいた俺は……初めて幸せの意味を知った気がした。
きっとこうして悠と抱き合って眠って、抱き締められたまま目覚めて、おはようと言い合える日々がーーー俺にとっての幸せなんだと思った。
でもそれは、お前の幸せとは違う
心から愛し合える人と、誰もに祝福される未来
温かい家庭を築いて、孤独なんか感じない未来
悠は、命を繋いでいくことができるから。
どうか、あるべき道で、あるべき人と幸せになってほしい
そんな想いでさよならを告げた俺に、少し動揺した悠
そうだよね。突然でごめん。勝手でごめん。
好きになって、愛してしまって、ごめんね
上手に始めることも、終わることもできなくて
ひと時の遊びとして想い出にすることもできなくて
巻き込んでしまったのは俺
勝手に一目惚れして、一夜だけという名目で悠を引き込んでしまったんだ
こんな不毛な関係を、想いを、悠は知らなくてよかったのに。
でも、それでも
最後のキスをした時、悠の唇と指先が震えていたことをーーー俺は嬉しく思ってしまったんだよ
こんな、最低な俺を許さないで
でも、すべて忘れて
『ばいばい、悠』
そう言った俺は、ちゃんと笑えていたかな
ドアを閉めた瞬間に堪えきれず流した涙を、お前は知らなくていい
この胸の痛みもなにもかも、すべて俺が持っていくから
悠はただ笑っていてほしい
幸せになってほしい
好きだから
愛してるから
ばいばい、悠ーーー
でもそれより、自分の声が震えていないか、上擦っていないか。そんなことばかり気になってどうしようもない
何気ない会話の後に、一生分の勇気を振り絞るような気持ちで誘った最初で最後の“デート”
『俺に……会いたい?』だなんて、きっと悠にとっては軽い冗談
でも俺は、それにすべての想いを込めて返事をした。
会いたい
会いたいんだよ、いつだって。
一緒にいたいんだよーーー本当は、ずっと。
翌日
俺が約束の時間より30分も早く着いていたこと、悠は知らなかっただろ?
近くのカフェでずっと待ってたんだ
でも、きっと待たされると思っていたから……約束の時間より前に悠の姿を見つけた時、すごく驚いて、それ以上に嬉しかった。
太陽の下で見る悠は、クラブやベッドの上で見るいつもの悠と少し違ってーーーなんだかどうしようもなく緊張した。
きっとあの時、悠も少し緊張してたよね?
『会いたかった』と素直に告げた俺に、照れたお前のあの顔はきっと一生忘れない
早起きして作った弁当を、美味しそうに食べてくれてありがとう
“デート”だなんて言葉を否定しないでくれてありがとう
抱き締めて、名前を呼んでくれてありがとう
手首を握った俺の手をーーー受け入れてくれて、ありがとう
あの日観た映画、すごく面白かったな
全体的にメチャクチャでドタバタなコメディだったけど、登場人物はみんな自分に素直で愛に溢れていて恋に一生懸命だった。
望みのない恋でも
禁忌と言われる恋でも
誰にも祝われない恋だとしても
相手を好きだというその気持ちだけで、一直線にただ向かっていく姿が……眩しくて。
俺には絶対にできないことだから、なおさら光り輝いて見えたんだ
もし俺がこの映画の主人公のように我儘になれたら
自分の想いのままに突っ走ることができたとしたら
ずっと一緒にいられたり、するんだろうか
身体だけじゃなく心にも、触れることができるだろうか
そんなくだらないことを考えていたからーーー自分が泣いていることにも、それを悠に見られていたことにも気付かなくて
涙を拭われた時は心底びっくりしたんだよ
でも、その指は本当にいつも優しい
頰を包む手も、見つめる瞳も、宥めるように触れた唇も
悠、お前はいつも優しすぎるんだ
泣いた理由も聞かず、手を握ってくれたり
嫌だと言いながら、写真を撮ってくれたり
あぁ、あの日撮ったポラロイド写真は悪いけど捨てられない
これからもきっとずっと持っておくけど許してよ
でも、イツキから受け取ったかな
俺の身勝手な想いを込めたあの写真は、破って捨ててくれないか
お前の中に俺を残さないで
カケラ1つ残さず消し去ってほしいんだ
初めて出逢ったあの日のように、俺の中にだけ痛みとともに残ってくれればいい
本当は夜になる前にさよならをするつもりだったのに、結局流されて家に行ってしまう俺は……本当にどうしようもないね
でも当然のように俺の手を引く悠を、俺が拒めるわけないんだよ
一緒に夕飯の買い物をして
手を繋いで同じ道を歩いて
月明かりの下でキスをして
ゴハンを食べて、笑い合って、乾杯して
何度も何度も、キスをして
その手が
目が
唇が
悠のすべてが、愛おしかった。
抱かれるたびに愛されているような錯覚を起こす
そんなセックスがひどく心地良くて、ひどく痛い
どうせなら壊れるほど身勝手に抱いてくれればいいのにーーー悠はいつだって、優しい
意識を飛ばすほど激しくしても、抱き締めてくれる手はいつだって優しい
その優しさを解いて帰ることができなくて、最後だからと何度も自分に言い訳をして、初めて抱き締められたまま眠りについたあの日
目が覚めた時にまだお前の腕の中にいた俺は……初めて幸せの意味を知った気がした。
きっとこうして悠と抱き合って眠って、抱き締められたまま目覚めて、おはようと言い合える日々がーーー俺にとっての幸せなんだと思った。
でもそれは、お前の幸せとは違う
心から愛し合える人と、誰もに祝福される未来
温かい家庭を築いて、孤独なんか感じない未来
悠は、命を繋いでいくことができるから。
どうか、あるべき道で、あるべき人と幸せになってほしい
そんな想いでさよならを告げた俺に、少し動揺した悠
そうだよね。突然でごめん。勝手でごめん。
好きになって、愛してしまって、ごめんね
上手に始めることも、終わることもできなくて
ひと時の遊びとして想い出にすることもできなくて
巻き込んでしまったのは俺
勝手に一目惚れして、一夜だけという名目で悠を引き込んでしまったんだ
こんな不毛な関係を、想いを、悠は知らなくてよかったのに。
でも、それでも
最後のキスをした時、悠の唇と指先が震えていたことをーーー俺は嬉しく思ってしまったんだよ
こんな、最低な俺を許さないで
でも、すべて忘れて
『ばいばい、悠』
そう言った俺は、ちゃんと笑えていたかな
ドアを閉めた瞬間に堪えきれず流した涙を、お前は知らなくていい
この胸の痛みもなにもかも、すべて俺が持っていくから
悠はただ笑っていてほしい
幸せになってほしい
好きだから
愛してるから
ばいばい、悠ーーー
24
あなたにおすすめの小説
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
「自由に生きていい」と言われたので冒険者になりましたが、なぜか旦那様が激怒して連れ戻しに来ました。
キノア9g
BL
「君に義務は求めない」=ニート生活推奨!? ポジティブ転生者と、言葉足らずで愛が重い氷の伯爵様の、全力すれ違い新婚ラブコメディ!
あらすじ
「君に求める義務はない。屋敷で自由に過ごしていい」
貧乏男爵家の次男・ルシアン(前世は男子高校生)は、政略結婚した若き天才当主・オルドリンからそう告げられた。
冷徹で無表情な旦那様の言葉を、「俺に興味がないんだな! ラッキー、衣食住保証付きのニート生活だ!」とポジティブに解釈したルシアン。
彼はこっそり屋敷を抜け出し、偽名を使って憧れの冒険者ライフを満喫し始める。
「旦那様は俺に無関心」
そう信じて、半年間ものんきに遊び回っていたルシアンだったが、ある日クエスト中に怪我をしてしまう。
バレたら怒られるかな……とビクビクしていた彼の元に現れたのは、顔面蒼白で息を切らした旦那様で――!?
「君が怪我をしたと聞いて、気が狂いそうだった……!」
怒鳴られるかと思いきや、折れるほど強く抱きしめられて困惑。
えっ、放置してたんじゃなかったの? なんでそんなに必死なの?
実は旦那様は冷徹なのではなく、ルシアンが好きすぎて「嫌われないように」と身を引いていただけの、超・奥手な心配性スパダリだった!
「君を守れるなら、森ごと消し飛ばすが?」
「過保護すぎて冒険になりません!!」
Fランク冒険者ののんきな妻(夫)×国宝級魔法使いの激重旦那様。
すれ違っていた二人が、甘々な「週末冒険者夫婦」になるまでの、勘違いと溺愛のハッピーエンドBL。
経理部の美人チーフは、イケメン新人営業に口説かれています――「凛さん、俺だけに甘くないですか?」年下の猛攻にツンデレ先輩が陥落寸前!
中岡 始
BL
社内一の“整いすぎた男”、阿波座凛(あわざりん)は経理部のチーフ。
無表情・無駄のない所作・隙のない資料――
完璧主義で知られる凛に、誰もが一歩距離を置いている。
けれど、新卒営業の谷町光だけは違った。
イケメン・人懐こい・書類はギリギリ不備、でも笑顔は無敵。
毎日のように経費精算の修正を理由に現れる彼は、
凛にだけ距離感がおかしい――そしてやたら甘い。
「また会えて嬉しいです。…書類ミスった甲斐ありました」
戸惑う凛をよそに、光の“攻略”は着実に進行中。
けれど凛は、自分だけに見せる光の視線に、
どこか“計算”を感じ始めていて……?
狙って懐くイケメン新人営業×こじらせツンデレ美人経理チーフ
業務上のやりとりから始まる、じわじわ甘くてときどき切ない“再計算不能”なオフィスラブ!
アプリで都合のいい男になろうとした結果、彼氏がバグりました
あと
BL
「目指せ!都合のいい男!」
穏やか完璧モテ男(理性で執着を押さえつけてる)×親しみやすい人たらし可愛い系イケメン
攻めの両親からの別れろと圧力をかけられた受け。関係は秘密なので、友達に相談もできない。悩んでいる中、どうしても別れたくないため、愛人として、「都合のいい男」になることを決意。人生相談アプリを手に入れ、努力することにする。しかし、攻めに約束を破ったと言われ……?
攻め:深海霧矢
受け:清水奏
前にアンケート取ったら、すれ違い・勘違いものが1位だったのでそれ系です。
ハピエンです。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
自己判断で消しますので、悪しからず。
想いの名残は淡雪に溶けて
叶けい
BL
大阪から東京本社の営業部に異動になって三年目になる佐伯怜二。付き合っていたはずの"カレシ"は音信不通、なのに職場に溢れるのは幸せなカップルの話ばかり。
そんな時、入社時から面倒を見ている新人の三浦匠海に、ふとしたきっかけでご飯を作ってあげるように。発言も行動も何もかも直球な匠海に振り回されるうち、望みなんて無いのに芽生えた恋心。…もう、傷つきたくなんかないのに。
義兄が溺愛してきます
ゆう
BL
桜木恋(16)は交通事故に遭う。
その翌日からだ。
義兄である桜木翔(17)が過保護になったのは。
翔は恋に好意を寄せているのだった。
本人はその事を知るよしもない。
その様子を見ていた友人の凛から告白され、戸惑う恋。
成り行きで惚れさせる宣言をした凛と一週間付き合う(仮)になった。
翔は色々と思う所があり、距離を置こうと彼女(偽)をつくる。
すれ違う思いは交わるのか─────。
死の予言をされたから、君に愛を誓う。
ぽぽ
BL
「ねえ、俺のこと好きになった?」
八雲啓太(ヤクモケイタ)はごく平凡な大学二年生。
容姿も平凡。成績も平凡であれば、運動能力も平凡、おまけに家庭環境も平凡。
そんな平凡ばかりの啓太の人生を変える出来事が訪れる。
友人の付き添いで訪れた占い館で占い師から「もう一つの世界があなたを呼んでいるわ」とつげられ、初めは何をいっているのかわからなかったが、その日に死を予兆させる出来事ばかり起きた。
もしかしてもう一つの世界って死の世界ってこと?
そんなことを思った啓太は死ぬ前にやりたいことをリストアップした。その中の一番願い。
『5年以上片思いしていた相手、水瀬勇気(ミナセユウキ)と大恋愛をする。』
勇気に告白するも、結果はあっけない「ごめん」で終わってしまう。
理由は、忘れられない元恋人の存在だった。
それでも啓太は諦めきれず死の運命が迫るなか、啓太は人生最初で最後の恋にすべてを賭ける。
【運命】に捨てられ捨てたΩ
あまやどり
BL
「拓海さん、ごめんなさい」
秀也は白磁の肌を青く染め、瞼に陰影をつけている。
「お前が決めたことだろう、こっちはそれに従うさ」
秀也の安堵する声を聞きたくなく、逃げるように拓海は音を立ててカップを置いた。
【運命】に翻弄された両親を持ち、【運命】なんて言葉を信じなくなった医大生の拓海。大学で入学式が行われた日、「一目惚れしました」と眉目秀麗、頭脳明晰なインテリ眼鏡風な新入生、秀也に突然告白された。
なんと、彼は有名な大病院の院長の一人息子でαだった。
右往左往ありながらも番を前提に恋人となった二人。卒業後、二人の前に、秀也の幼馴染で元婚約者であるαの女が突然現れて……。
前から拓海を狙っていた先輩は傷ついた拓海を慰め、ここぞとばかりに自分と同居することを提案する。
※オメガバース独自解釈です。合わない人は危険です。
縦読みを推奨します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる