47 / 70
47 脱出
しおりを挟む
叔父はロープを使い、軽々と外壁を滑り降りていった。
次はわたしの番だ。合図に合わせて窓から身を乗り出すと、ふわりと浮いた。
「あ……」
ふわふわ、ふわふわ。
体は窓を乗り越え、静かに下へさがっていく。
知らない人の魔力に身を委ねているわけだけど、不思議と怖さはなかった。それどころか、こんな時にもかかわらず、とても楽しい。術者の心理が伝わってくるのかもしれない。聖騎士団の騎士は楽しんでいるのだとわたしは思い、ほんわかした気持ちになった。たとえ非常時であっても、楽しみを見出すのはいいことだと思う。恐れるばかりでは何もなしえない。
「いいぞ。その調子だ」
抑えた叔父の声が聞こえた。
叔父が言った通り、頭上には、テリトワル・デュ・ドラゴン、竜の浮島が、厳然と浮かんでいる。それを確認する余裕さえあった。
その時だった。
「だから人間はダメだと言ったのよ!」
険を含んだ甲高い声とともに、生臭い突風が吹き上げてきた。
わたしの体は、竜巻に吹き上げられる葉のように、くるくると上空に蒔き上げられていく。
体が回転し、気持ちが悪い。さまざまな方角に向きが変わる。足を上に真っ逆さまになった時、慌てて抑えたスカートの襞の間から、それが見えた。
「南の森よ! 楡の大木の下にカミラがいる!」
精いっぱいの声で叫んだ。
「竜の姿ですか?」
それが誰の声かわからなかったけど、カミラは大嫌いだ。完璧にてんぱって、わたしは叫んだ。
「人型よ!」
「俺に任せろ! デジレを頼む!」
叔父が叫んで、走り出す。
不意にカミラが両腕を高く持ち上げた。頭上の手と手の間に、燃え盛る玉が現れる。
「ダメよ、叔父様! カミラが火の玉を……!」
複数のことが同時に起こった。
大きくなった火の玉を、カミラがこちらへ向けて投げつけたのと。
叔父が地面に伏せたのと。
そして、建物の下に残っていた騎士が、強く輝く白い光を放った。
騎士の白い波動は、叔父の頭上を通り、楡の大木を直撃した。ここまで届く大きな音を立て、枝を広げた木が木っ端みじんとなった。
間一髪で白の流れを避け、緑色の塊が、はるか後方へ飛び去って行く。
わたしを巻き上げていたカミラの竜巻は消えた。
既に地上のすぐ近くまで降下していた。だから騎士は、もう大丈夫だと思ったのだろう。カミラへの攻撃に転じた。
けれど、全然大丈夫ではなかった。わたしはすっかり、彼の魔術に身を委ね切っていたから。
「ふへえっ!」
妙ちくりんな声を出し、地面に激突した……。
「大丈夫ですか?」
下から声がする。
なんてこと。わたしは、自分を助けてくれた騎士の上に落ちてしまったのだ。
強烈な既視感を感じた。
でもすぐに、デジャヴは狼狽に取って代わった。
「ごごごご、ごめんなさいっ! よもやお怪我なんてしてませんよね?」
「もちろんです」
「ほんっとに、すみません。さぞや重かったでしょう?」
「いいえ。貴女は羽のように軽くて温かい。いつまでもこうしていたいくらいだ」
その時、厚い雲の間から、満月が顔を覗かせた。暗闇に慣れた目には、自分の下敷きになった騎士の顔が見えるのに十分なくらいの月光が、惜しげもなく降り注ぐ。
「……バートラフ!」
わたしは目を見張った。
「バートラフ! バートラフ! バートラフ!」
「僕がわかるの?」
月の光でも、彼の髪が濃い色なのがわかった。瞳の虹彩も黒っぽい。でもこれは、バートラフだ。
「バートラフ! よかった。わたしのバートラフが生きていた!」
名を連呼すると、彼は満足そうに微笑んだ。
「ふふふ。聖女でさえも見破れなかった変装を、貴女はたった一目で見抜いてしまいましたね」
「当たり前よ。あなたはわたしにとって、一番大切なひとだわ!」
「妃殿下」
わたしを上に乗せたまま、バートラフは腹筋の力を使って身を起こした。
「妃殿下は止めて」
メレンクールが滅亡の危機にある今、契約結婚に意味はない。もはやわたしはワッツァの妻などではない。
「でじれ……」
たゆたうようにバートラフがつぶやく。そして、なぜかぽっと頬を赤らめた。
すぐ目の前にある眼帯を、わたしは見咎めた。
「あなた、右目はどうしたの? なぜ眼帯をしているの?」
「……」
バートラフはためらった。
「僕が右目を失ったと言ったら、貴女は僕を嫌いになるだろうか?」
彼は、戦闘で目を失ったのだと思った。あるいは、ワッツァの手の者に射られたのか。
「馬鹿なことを! どんなことがあったって、あなたを嫌いになんかなるはずがないでしょ!」
言いながら、嗚咽がこみあげてくる。黒い眼帯の上に、万感の思いを込めて両手を当てた。
「痛かったでしょう? 怖かったでしょう? それなのにわたしは、何も知らなかった。あなたのそばにいてやれなかった」
「デジレ」
バートラフがわたしの背に両手を回した。おずおずと、でも強い力でぎゅっと抱きしめる。幼い日に、成竜になってからも、わたしがさんざん、彼にそうしてきたように。
バートラフの喉がごろごろ鳴ったのが聞こえたような気がした。
「いつまでもこうしていたいです。でも、そうですね。フリート公がお戻りになる前に、僕の上から下りた方がいいかもしれません」
「うげ」
慌てて飛び起きる。バートラフも立ち上がり、体についた落ち葉をはたいて落とす。
間一髪で、フリート叔父が戻ってきた。驚いたことに、彼は、メレンクールの兵士からなる軍を引き連れていた。
「森に捕らえられていた俺の師団を見つけた。兵士たちは、危うくあのメス竜の餌にされるところだった」
「カミラです」
さっきとは打って変わった厳しい口調でバートラフが指摘する。
「彼女には、僕も言いたいことが山ほどある。仕返しをしたいでしょうけど、その栄誉は、どうか僕に譲って下さい」
「ヨハンナの仇を討つのね?」
魔力測定の時、強制された通過儀礼からわたしたちを救おうとしたバートラフを、カミラは羽交い絞めにした挙句、竜体になって地面にねじ伏せた。結果、ヨハンナはわたしの代わりに地面に飛び降りて、八つ裂きになって死んだ。
バートラフは頷いた。
「ええ。けれどカミラには、もっと大きな罪があります。貴女の前で、何度も竜体になった」
「それは平気よ?」
「平気じゃありません!」
きつい目で、バートラフはわたしを睨んだ。
「貴女は忘れたんですか! 彼女が竜に変化した瘴気のせいで、貴女は死にかけたんですよ?」
わたしは驚いた。
「なんで知ってるの?」
わたしがレゼルネ村に隔離されていたことを、彼は、いつ、誰から聞いたのだろう。
「なんでって……」
バートラフはぐっと何かを飲み込んだ。
「噂を聞いたんです。メレンクールのデジレ姫がとても苦しんでいると。僕がどんなに心配したか!」
「ごめんなさい」
斬鬼の思いでいっぱいだった。ワッツァから身を隠し、大変な思いをしていたバートラフに、余計な心配をかけてしまった。
「随分親しそうだが、デジレ。それと騎士バーサプロン。君たちは、知り合いだったのか?」
不思議そうに叔父が問う。
「バーサプロン? 何を言っているの、叔父様。このひとは、バートラフ。ロシュフォイユ帝国の王子だわ」
「なんだと!」
叔父の目の色が変わった。彼の背後で、兵士たちが剣を抜く。
「ロシュフォイユのバートラフだと? ワッツァの息子が、聖女の騎士団に入っていたというのか!」
次はわたしの番だ。合図に合わせて窓から身を乗り出すと、ふわりと浮いた。
「あ……」
ふわふわ、ふわふわ。
体は窓を乗り越え、静かに下へさがっていく。
知らない人の魔力に身を委ねているわけだけど、不思議と怖さはなかった。それどころか、こんな時にもかかわらず、とても楽しい。術者の心理が伝わってくるのかもしれない。聖騎士団の騎士は楽しんでいるのだとわたしは思い、ほんわかした気持ちになった。たとえ非常時であっても、楽しみを見出すのはいいことだと思う。恐れるばかりでは何もなしえない。
「いいぞ。その調子だ」
抑えた叔父の声が聞こえた。
叔父が言った通り、頭上には、テリトワル・デュ・ドラゴン、竜の浮島が、厳然と浮かんでいる。それを確認する余裕さえあった。
その時だった。
「だから人間はダメだと言ったのよ!」
険を含んだ甲高い声とともに、生臭い突風が吹き上げてきた。
わたしの体は、竜巻に吹き上げられる葉のように、くるくると上空に蒔き上げられていく。
体が回転し、気持ちが悪い。さまざまな方角に向きが変わる。足を上に真っ逆さまになった時、慌てて抑えたスカートの襞の間から、それが見えた。
「南の森よ! 楡の大木の下にカミラがいる!」
精いっぱいの声で叫んだ。
「竜の姿ですか?」
それが誰の声かわからなかったけど、カミラは大嫌いだ。完璧にてんぱって、わたしは叫んだ。
「人型よ!」
「俺に任せろ! デジレを頼む!」
叔父が叫んで、走り出す。
不意にカミラが両腕を高く持ち上げた。頭上の手と手の間に、燃え盛る玉が現れる。
「ダメよ、叔父様! カミラが火の玉を……!」
複数のことが同時に起こった。
大きくなった火の玉を、カミラがこちらへ向けて投げつけたのと。
叔父が地面に伏せたのと。
そして、建物の下に残っていた騎士が、強く輝く白い光を放った。
騎士の白い波動は、叔父の頭上を通り、楡の大木を直撃した。ここまで届く大きな音を立て、枝を広げた木が木っ端みじんとなった。
間一髪で白の流れを避け、緑色の塊が、はるか後方へ飛び去って行く。
わたしを巻き上げていたカミラの竜巻は消えた。
既に地上のすぐ近くまで降下していた。だから騎士は、もう大丈夫だと思ったのだろう。カミラへの攻撃に転じた。
けれど、全然大丈夫ではなかった。わたしはすっかり、彼の魔術に身を委ね切っていたから。
「ふへえっ!」
妙ちくりんな声を出し、地面に激突した……。
「大丈夫ですか?」
下から声がする。
なんてこと。わたしは、自分を助けてくれた騎士の上に落ちてしまったのだ。
強烈な既視感を感じた。
でもすぐに、デジャヴは狼狽に取って代わった。
「ごごごご、ごめんなさいっ! よもやお怪我なんてしてませんよね?」
「もちろんです」
「ほんっとに、すみません。さぞや重かったでしょう?」
「いいえ。貴女は羽のように軽くて温かい。いつまでもこうしていたいくらいだ」
その時、厚い雲の間から、満月が顔を覗かせた。暗闇に慣れた目には、自分の下敷きになった騎士の顔が見えるのに十分なくらいの月光が、惜しげもなく降り注ぐ。
「……バートラフ!」
わたしは目を見張った。
「バートラフ! バートラフ! バートラフ!」
「僕がわかるの?」
月の光でも、彼の髪が濃い色なのがわかった。瞳の虹彩も黒っぽい。でもこれは、バートラフだ。
「バートラフ! よかった。わたしのバートラフが生きていた!」
名を連呼すると、彼は満足そうに微笑んだ。
「ふふふ。聖女でさえも見破れなかった変装を、貴女はたった一目で見抜いてしまいましたね」
「当たり前よ。あなたはわたしにとって、一番大切なひとだわ!」
「妃殿下」
わたしを上に乗せたまま、バートラフは腹筋の力を使って身を起こした。
「妃殿下は止めて」
メレンクールが滅亡の危機にある今、契約結婚に意味はない。もはやわたしはワッツァの妻などではない。
「でじれ……」
たゆたうようにバートラフがつぶやく。そして、なぜかぽっと頬を赤らめた。
すぐ目の前にある眼帯を、わたしは見咎めた。
「あなた、右目はどうしたの? なぜ眼帯をしているの?」
「……」
バートラフはためらった。
「僕が右目を失ったと言ったら、貴女は僕を嫌いになるだろうか?」
彼は、戦闘で目を失ったのだと思った。あるいは、ワッツァの手の者に射られたのか。
「馬鹿なことを! どんなことがあったって、あなたを嫌いになんかなるはずがないでしょ!」
言いながら、嗚咽がこみあげてくる。黒い眼帯の上に、万感の思いを込めて両手を当てた。
「痛かったでしょう? 怖かったでしょう? それなのにわたしは、何も知らなかった。あなたのそばにいてやれなかった」
「デジレ」
バートラフがわたしの背に両手を回した。おずおずと、でも強い力でぎゅっと抱きしめる。幼い日に、成竜になってからも、わたしがさんざん、彼にそうしてきたように。
バートラフの喉がごろごろ鳴ったのが聞こえたような気がした。
「いつまでもこうしていたいです。でも、そうですね。フリート公がお戻りになる前に、僕の上から下りた方がいいかもしれません」
「うげ」
慌てて飛び起きる。バートラフも立ち上がり、体についた落ち葉をはたいて落とす。
間一髪で、フリート叔父が戻ってきた。驚いたことに、彼は、メレンクールの兵士からなる軍を引き連れていた。
「森に捕らえられていた俺の師団を見つけた。兵士たちは、危うくあのメス竜の餌にされるところだった」
「カミラです」
さっきとは打って変わった厳しい口調でバートラフが指摘する。
「彼女には、僕も言いたいことが山ほどある。仕返しをしたいでしょうけど、その栄誉は、どうか僕に譲って下さい」
「ヨハンナの仇を討つのね?」
魔力測定の時、強制された通過儀礼からわたしたちを救おうとしたバートラフを、カミラは羽交い絞めにした挙句、竜体になって地面にねじ伏せた。結果、ヨハンナはわたしの代わりに地面に飛び降りて、八つ裂きになって死んだ。
バートラフは頷いた。
「ええ。けれどカミラには、もっと大きな罪があります。貴女の前で、何度も竜体になった」
「それは平気よ?」
「平気じゃありません!」
きつい目で、バートラフはわたしを睨んだ。
「貴女は忘れたんですか! 彼女が竜に変化した瘴気のせいで、貴女は死にかけたんですよ?」
わたしは驚いた。
「なんで知ってるの?」
わたしがレゼルネ村に隔離されていたことを、彼は、いつ、誰から聞いたのだろう。
「なんでって……」
バートラフはぐっと何かを飲み込んだ。
「噂を聞いたんです。メレンクールのデジレ姫がとても苦しんでいると。僕がどんなに心配したか!」
「ごめんなさい」
斬鬼の思いでいっぱいだった。ワッツァから身を隠し、大変な思いをしていたバートラフに、余計な心配をかけてしまった。
「随分親しそうだが、デジレ。それと騎士バーサプロン。君たちは、知り合いだったのか?」
不思議そうに叔父が問う。
「バーサプロン? 何を言っているの、叔父様。このひとは、バートラフ。ロシュフォイユ帝国の王子だわ」
「なんだと!」
叔父の目の色が変わった。彼の背後で、兵士たちが剣を抜く。
「ロシュフォイユのバートラフだと? ワッツァの息子が、聖女の騎士団に入っていたというのか!」
12
あなたにおすすめの小説
お堅い公爵様に求婚されたら、溺愛生活が始まりました
群青みどり
恋愛
国に死ぬまで搾取される聖女になるのが嫌で実力を隠していたアイリスは、周囲から無能だと虐げられてきた。
どれだけ酷い目に遭おうが強い精神力で乗り越えてきたアイリスの安らぎの時間は、若き公爵のセピアが神殿に訪れた時だった。
そんなある日、セピアが敵と対峙した時にたまたま近くにいたアイリスは巻き込まれて怪我を負い、気絶してしまう。目が覚めると、顔に傷痕が残ってしまったということで、セピアと婚約を結ばれていた!
「どうか怪我を負わせた責任をとって君と結婚させてほしい」
こんな怪我、聖女の力ですぐ治せるけれど……本物の聖女だとバレたくない!
このまま正体バレして国に搾取される人生を送るか、他の方法を探して婚約破棄をするか。
婚約破棄に向けて悩むアイリスだったが、罪悪感から求婚してきたはずのセピアの溺愛っぷりがすごくて⁉︎
「ずっと、どうやってこの神殿から君を攫おうかと考えていた」
麗しの公爵様は、今日も聖女にしか見せない笑顔を浮かべる──
※タイトル変更しました
【完結】たれ耳うさぎの伯爵令嬢は、王宮魔術師様のお気に入り
楠結衣
恋愛
華やかな卒業パーティーのホール、一人ため息を飲み込むソフィア。
たれ耳うさぎ獣人であり、伯爵家令嬢のソフィアは、学園の噂に悩まされていた。
婚約者のアレックスは、聖女と呼ばれる美少女と婚約をするという。そんな中、見せつけるように、揃いの色のドレスを身につけた聖女がアレックスにエスコートされてやってくる。
しかし、ソフィアがアレックスに対して不満を言うことはなかった。
なぜなら、アレックスが聖女と結婚を誓う魔術を使っているのを偶然見てしまったから。
せめて、婚約破棄される瞬間は、アレックスのお気に入りだったたれ耳が、可愛く見えるように願うソフィア。
「ソフィーの耳は、ふわふわで気持ちいいね」
「ソフィーはどれだけ僕を夢中にさせたいのかな……」
かつて掛けられた甘い言葉の数々が、ソフィアの胸を締め付ける。
執着していたアレックスの真意とは?ソフィアの初恋の行方は?!
見た目に自信のない伯爵令嬢と、伯爵令嬢のたれ耳をこよなく愛する見た目は余裕のある大人、中身はちょっぴり変態な先生兼、王宮魔術師の溺愛ハッピーエンドストーリーです。
*全16話+番外編の予定です
*あまあです(ざまあはありません)
*2023.2.9ホットランキング4位 ありがとうございます♪
婚約破棄された元聖女、魔王の息子に攫われて溺愛されています
百合川八千花
恋愛
魔王を討伐し、十年にわたる戦いを終えた聖女アルティア。
帰還した王国で待っていたのは、王太子からの婚約破棄と――その子供だった。
絶望の中、現れたのはかつて共に戦った魔王の息子、ヴェルグ。
「君はもう自由だ。だったら僕が攫うよ」
突然の求婚(という名の略奪)と共に、アルティアは隣国・アシュフォード帝国へ連れ去られる。
辺境伯となったヴェルグの領地で始まるのは、
「君のために用意してた」
と語られる豪華すぎる“同棲部屋”、
壁一面に飾られた聖女の肖像画コレクション、
そして、「僕のもの」発言が止まらない溺愛×執着ラブ生活!
しかしその頃、聖女を失った王国では、魔王の呪いによる異変が始まっていて――
これは、運命に選ばれ続けた聖女と、ただ彼女だけを愛した元魔王の息子の、
甘くて狂おしい、世界と愛の再構築ラブファンタジー。
【完結】追放された大聖女は黒狼王子の『運命の番』だったようです
天咲リンネ
恋愛
聖女アンジェリカは平民ながら聖王国の王妃候補に選ばれた。
しかし他の王妃候補の妨害工作に遭い、冤罪で国外追放されてしまう。
契約精霊と共に向かった亜人の国で、過去に自分を助けてくれたシャノンと再会を果たすアンジェリカ。
亜人は人間に迫害されているためアンジェリカを快く思わない者もいたが、アンジェリカは少しずつ彼らの心を開いていく。
たとえ問題が起きても解決します!
だって私、四大精霊を従える大聖女なので!
気づけばアンジェリカは亜人たちに愛され始める。
そしてアンジェリカはシャノンの『運命の番』であることが発覚し――?
逃げたい悪役令嬢と、逃がさない王子
ねむたん
恋愛
セレスティーナ・エヴァンジェリンは今日も王宮の廊下を静かに歩きながら、ちらりと視線を横に流した。白いドレスを揺らし、愛らしく微笑むアリシア・ローゼンベルクの姿を目にするたび、彼女の胸はわずかに弾む。
(その調子よ、アリシア。もっと頑張って! あなたがしっかり王子を誘惑してくれれば、私は自由になれるのだから!)
期待に満ちた瞳で、影からこっそり彼女の奮闘を見守る。今日こそレオナルトがアリシアの魅力に落ちるかもしれない——いや、落ちてほしい。
転生したら地味ダサ令嬢でしたが王子様に助けられて何故か執着されました
古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄され
恋愛
皆様の応援のおかげでHOT女性向けランキング第7位獲得しました。
前世病弱だったニーナは転生したら周りから地味でダサいとバカにされる令嬢(もっとも平民)になっていた。「王女様とか公爵令嬢に転生したかった」と祖母に愚痴ったら叱られた。そんなニーナが祖母が死んで冒険者崩れに襲われた時に助けてくれたのが、ウィルと呼ばれる貴公子だった。
恋に落ちたニーナだが、平民の自分が二度と会うことはないだろうと思ったのも、束の間。魔法が使えることがバレて、晴れて貴族がいっぱいいる王立学園に入ることに!
しかし、そこにはウィルはいなかったけれど、何故か生徒会長ら高位貴族に絡まれて学園生活を送ることに……
見た目は地味ダサ、でも、行動力はピカ一の地味ダサ令嬢の巻き起こす波乱万丈学園恋愛物語の始まりです!?
小説家になろうでも公開しています。
第9回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作品
氷の魔術師(引きこもり)のはずなのに、溺愛されても困ります。
入海月子
恋愛
「もう、なんですぐ石になるのよ〜!」
没落貴族のサナリは突然、天才だけど人嫌いの魔術師シーファから世話係に指名された。面識もないのにと疑問に思うが、騙し取られた領地を取り戻すために引き受けることにする。
シーファは美形。でも、笑顔を見たことがないと言われるほどクール……なはずなのに、なぜかサナリには蕩ける笑みを見せる。
そのくせ、演習に出てくださいとお願いすると「やだ」と石(リアル)になって動かない。
なんでよ!?
3回目の人生は、悪役令嬢を辞めて引きこもります~一歩も出ずに国を救ったら、なぜか「聖女」として崇められ最強の男たちが部屋を包囲してくる件~
放浪人
恋愛
公爵令嬢エリザベートは、1度目は悪役令嬢として断罪され処刑、2度目は改心して聖女となり国に尽くしたが過労死……という悲惨な最期を遂げた。 記憶を持ったまま3度目の人生が始まった瞬間、彼女は固く決意する。 「もう絶対に働きません! 今世は部屋から一歩も出ず、睡眠と趣味に命をかけます!」
最強の拒絶結界『絶対領域』で部屋に籠城し、婚約破棄イベントも夜会も全て無視して惰眠を貪ろうとするエリザベート。 しかし、彼女の「働きたくない」一心からの行動――適当な農業アドバイスや、安眠妨害への容赦ない迎撃――が、周囲には「国を憂う深慮遠謀」「慈愛に満ちた奇跡」として超好意的に解釈されてしまう!?
ヤンデレ化した元婚約者の王太子、物理で愛を語る脳筋騎士団長、効率厨の隣国王子、さらには古代の引きこもり少年までをも巻き込み、事態は国家規模の大騒動へ。 部屋ごと空を飛んで戦場を浄化し、パジャマ姿で古代兵器を操り、地下牢をスイートルームに変えながら、エリザベートは究極の安眠を手に入れることができるのか? 塩対応すればするほど愛され、逃げれば逃げるほど伝説になる、最強引きこもり令嬢の勘違いドタバタ溺愛ファンタジー、ここに完結!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる