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61 嘲笑
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「エミーガルは死んだのですか?」
尋ねるバートラフの声は震えている。
「ああ、死んだとも。だが、あれの後を埋める竜は生まれ出てこなかった。地上の大地は、少しずつ、竜の魔力を吸い取っていったのだ。トドメを刺したのはお前だ、バートラフ。竜の首のウロコの秘密を人に漏らした」
「バートラフは悪くないって言ったでしょ!」
動揺するバートラフの傍らで、わたしは金切声を張り上げた。
彼が仲間の竜を裏切ったなどと言わせておくわけにはいかない。バートラフはただ、ほんの軽い気持ちで首の鱗について語っただけ。竜の弱点を広げたのは、このわたしだ。
バートラフの腕が、そっとわたしの体を後ろへ推した。ここは自分に任せておけと言っているのだ。
「そうまでしてこの地上に留まる必要がおありでしょうか」
落ち着いた声で問う。エミーガルの死が齎した動揺は、完全に制御していた。
「愚か者めが!」
割れがねのような声でワッツァが吠える。
「俺は、欲しいのだ。地上の大陸も、そこに住むちっぽけな人間どもも。俺には、恐怖に怯える獲物が必要なのだ」
なんと恐ろしい考えだろう。もう、黙ってはいられなかった。
「人間だけじゃない。竜人たちだって、とんだ飛ばっちりよ。丈夫な貴方はいいでしょうけど、配下の竜たちまで危険にさらす必要はなかったでしょう!」
三白眼に近い冷酷な目が、再びわたしを捉えた。
「相変わらず威勢のいいことだ。バートラフのこととなるとお前は……」
言いかけて、ワッツァは言葉を切った。何かに気がついたように、傲然と頭を擡げる。
「そうか。お前か! バートラフ、お前なんだな!?」
不審そうにバートラフが父親を見上げる。突然のワッツァの変貌に、彼には何の心当たりもないようだ。
「お前が、デジレに竜の血を与えたのだ。夫でもないのに、貴重な血を、人間に分け与えた!」
……「誰の血を飲んだ? どこの竜が、俺の妻に聖なる血を与えたというのだ!」
以前、血相を変えてワッツァが問い詰めたのを思い出す。
わたしは悟った。
竜にとって血を分け与えることは、婚姻の秘跡に比肩することなのだ。だから、他の竜の血を飲むことは、人間でいえば、不貞にも通じる罪になる。
「違う!」
バートラフの顔が赤らんだ。怒りの籠った目で父親を見据え、否定する。
「僕はデジレを尊重している。彼女の意志も確かめずに、そのようなことはしない!」
尊重しているという言葉が嬉しかった。そんなことを言われたのは、前世今生を通して初めてだ。
「父上こそ、デジレの夫を名乗る資格などない。彼女に竜血を賜らなかったではありませんか」
唐突にバートラフが叫んだ。長い間、ずっと堪えてきた感情が爆発したようだった。わたしはぎょっとした。
けれど、ワッツァは冷静だった。
「一度は賜ろうとしたのだ。お前の教育係に早死にされたらめんどうだからな。また、人間の国をひとつ、支配下に置かねばならなくなる。だが、カミラの姦計に嵌った」
メレンクールから連れて来られて、リーニャ河の真ん中のタスイマ島で、初めてワッツァに会った時のことだ。一度は自分の手のひらを切って、わたしに血を与えようとした彼を、かえならいくらでもいると言って、カミラが制した。
もっとも、ワッツァの血なんて、どのような珍味であろうと、1ミリもほしくなんてないけど。その意味では、カミラに感謝だ。
前に立ち塞がろうとしたバートラフを押しのけ、ワッツァがわたしに近づいてくる。
「卑小で虚弱な存在ではあるが、デジレ。俺はお前を、本当の意味での妻にするつもりだった」
言いたい放題言っている。
姦計。かわいそうに、カミラは本能に逆らってまでワッツァの元に戻ろうとしたのに。
「バートラフの言う通りよ。この結婚は成立していない。わたしは貴方の妻などではない!」
「だからたやすく、バートラフに靡いたわけか? 半竜のバートラフ風情に。それともお前から誘惑したのか」
かっと頭に血が上った。
「失礼なこと言わないで!」
「事実だろう? お前からは漂う竜の血の匂いは、こやつの血の匂いだ」
何を言っているのかわからない。けれど、バートラフははっとした顔になった。
「この淫売め!」
なおもワッツァが罵倒する。
「義理の息子の前で股を広げるとはな!」
「デジレを侮辱するな! 彼女は清らかなままだ」
たまりかねたようにバートラフが叫ぶ。だがワッツァも負けていなかった。更なる問いを投げつける。
「ならなぜ、この女からお前の血の匂いがするんだ?」
「それは……」
反射的にバートラフは、右目に渡された眼帯を抑えた。
瞬時に、ワッツァはすべてを悟ったようだ。どさりと王座に腰を下ろし、足を高々と組んだ。
「なるほど。そこまで愚かであったとは。お前には、俺の次の息子の従者になる資格さえない。ガラクタだ、お前は。人間の女に半竜を産ませるのはいいが、教育まで任せたらダメだな。出来損ないしか育たない。次の子は、俺自身の手で教育しよう。幸い時間だけはたっぷりありそうだし。もっとも、俺の子を産んだら、この女はその日のうちに死ぬだろうが」
突如、バートラフが跳梁した。細身の体が玉座への階段の高さを越え、さらに座ったワッツァの頭上に浮かぶ。
次の瞬間、ワッツァめがけて、上から斜めに剣が斬りかかる。
だが、そこに彼はいなかった。
剣はただ、椅子の背に貼られた赤いクッションを切り裂いただけだ。
「愚か者め! 半竜の身で竜の帝王に歯向かうとは!」
呆れ声が響き渡った。
「お前は、半分が人間という劣った存在なのだ。不完全な息子は、永遠に父を超えることがない」
「黙れ!」
怒りに満ちたバートラフに向かい、高い嘲笑が放たれた。びりびりと空気が震える。
窓が破れた。
たまらず、バートラフは頭を抱え、その場に座り込んでしまった。
「バートラフ!」
わたしは叫んだ。
「バートラフ!」
彼がワッツァに飛び掛かったのは、無謀だからでも衝動からでもない。人の姿なら、バートラフにも分があるからだ。幼いころから武術の稽古を重ねてきた彼は、剣ではなく魔力で戦ってきたワッツァに、勝てるかもしれない。
蹲ったまま、バートラフが顔を挙げた。
わたしは駆け寄り、助け起こそうとする。
嘲るような声が降ってきた。
「愚かな人間に育てられると愚かに育つのか。それとも、元が愚かだったのか。せめて俺の役に立ち、地上制覇に尽力するならば、まだ可愛げがあったものを」
空気の振動はますます大きくなり、宮殿全体が揺れ始めた。上から、ぱらぱらと氷の欠片が落ちて来る。天井に渡された氷の梁に、めきめきとひびが入った。
バートラフがわたしに覆いかぶさろうとした。わたしは逆に、彼の水色の美しい髪を自分の胸の中に抱きしめ、上から落ちて来る氷の塊から必死に守ろうとする。
庇い合うわたしたちの上で、ついに天井が崩れた。ぽっかりと空が覗く。
鈍色に澱んだ空には、禍々しい黒竜が横たわっていた。赤く恐ろしい目で、眼下を見下ろしている。
バートラフは唇を嚙み締めた。背負っていた弓を下ろし、矢をつがえる。
限界まで引かれた弦には、真っ白な矢がつがえられている。尖った矢の先は、ワッツァの喉元、たった一枚ある逆さに生えた鱗を正確に狙っている。
黒龍……ワッツァが言い放つ。
「お前に俺が殺せるのか? 俺はお前の父親だ。出来損ないのお前は、偉大な父を尊敬していたのではなかったか」
黒い首筋を狙う矢の先が震えた。
今まで強気だったバートラフが、人間の味方として勇敢に戦ってきた彼が、躊躇っている。
恐ろしい咆哮が、頭上から、空気を揺るがせて降り注いだ。
「天上へ来い、バートラフ。姑息な手を使うな。誇り高き竜として戦うのだ」
尋ねるバートラフの声は震えている。
「ああ、死んだとも。だが、あれの後を埋める竜は生まれ出てこなかった。地上の大地は、少しずつ、竜の魔力を吸い取っていったのだ。トドメを刺したのはお前だ、バートラフ。竜の首のウロコの秘密を人に漏らした」
「バートラフは悪くないって言ったでしょ!」
動揺するバートラフの傍らで、わたしは金切声を張り上げた。
彼が仲間の竜を裏切ったなどと言わせておくわけにはいかない。バートラフはただ、ほんの軽い気持ちで首の鱗について語っただけ。竜の弱点を広げたのは、このわたしだ。
バートラフの腕が、そっとわたしの体を後ろへ推した。ここは自分に任せておけと言っているのだ。
「そうまでしてこの地上に留まる必要がおありでしょうか」
落ち着いた声で問う。エミーガルの死が齎した動揺は、完全に制御していた。
「愚か者めが!」
割れがねのような声でワッツァが吠える。
「俺は、欲しいのだ。地上の大陸も、そこに住むちっぽけな人間どもも。俺には、恐怖に怯える獲物が必要なのだ」
なんと恐ろしい考えだろう。もう、黙ってはいられなかった。
「人間だけじゃない。竜人たちだって、とんだ飛ばっちりよ。丈夫な貴方はいいでしょうけど、配下の竜たちまで危険にさらす必要はなかったでしょう!」
三白眼に近い冷酷な目が、再びわたしを捉えた。
「相変わらず威勢のいいことだ。バートラフのこととなるとお前は……」
言いかけて、ワッツァは言葉を切った。何かに気がついたように、傲然と頭を擡げる。
「そうか。お前か! バートラフ、お前なんだな!?」
不審そうにバートラフが父親を見上げる。突然のワッツァの変貌に、彼には何の心当たりもないようだ。
「お前が、デジレに竜の血を与えたのだ。夫でもないのに、貴重な血を、人間に分け与えた!」
……「誰の血を飲んだ? どこの竜が、俺の妻に聖なる血を与えたというのだ!」
以前、血相を変えてワッツァが問い詰めたのを思い出す。
わたしは悟った。
竜にとって血を分け与えることは、婚姻の秘跡に比肩することなのだ。だから、他の竜の血を飲むことは、人間でいえば、不貞にも通じる罪になる。
「違う!」
バートラフの顔が赤らんだ。怒りの籠った目で父親を見据え、否定する。
「僕はデジレを尊重している。彼女の意志も確かめずに、そのようなことはしない!」
尊重しているという言葉が嬉しかった。そんなことを言われたのは、前世今生を通して初めてだ。
「父上こそ、デジレの夫を名乗る資格などない。彼女に竜血を賜らなかったではありませんか」
唐突にバートラフが叫んだ。長い間、ずっと堪えてきた感情が爆発したようだった。わたしはぎょっとした。
けれど、ワッツァは冷静だった。
「一度は賜ろうとしたのだ。お前の教育係に早死にされたらめんどうだからな。また、人間の国をひとつ、支配下に置かねばならなくなる。だが、カミラの姦計に嵌った」
メレンクールから連れて来られて、リーニャ河の真ん中のタスイマ島で、初めてワッツァに会った時のことだ。一度は自分の手のひらを切って、わたしに血を与えようとした彼を、かえならいくらでもいると言って、カミラが制した。
もっとも、ワッツァの血なんて、どのような珍味であろうと、1ミリもほしくなんてないけど。その意味では、カミラに感謝だ。
前に立ち塞がろうとしたバートラフを押しのけ、ワッツァがわたしに近づいてくる。
「卑小で虚弱な存在ではあるが、デジレ。俺はお前を、本当の意味での妻にするつもりだった」
言いたい放題言っている。
姦計。かわいそうに、カミラは本能に逆らってまでワッツァの元に戻ろうとしたのに。
「バートラフの言う通りよ。この結婚は成立していない。わたしは貴方の妻などではない!」
「だからたやすく、バートラフに靡いたわけか? 半竜のバートラフ風情に。それともお前から誘惑したのか」
かっと頭に血が上った。
「失礼なこと言わないで!」
「事実だろう? お前からは漂う竜の血の匂いは、こやつの血の匂いだ」
何を言っているのかわからない。けれど、バートラフははっとした顔になった。
「この淫売め!」
なおもワッツァが罵倒する。
「義理の息子の前で股を広げるとはな!」
「デジレを侮辱するな! 彼女は清らかなままだ」
たまりかねたようにバートラフが叫ぶ。だがワッツァも負けていなかった。更なる問いを投げつける。
「ならなぜ、この女からお前の血の匂いがするんだ?」
「それは……」
反射的にバートラフは、右目に渡された眼帯を抑えた。
瞬時に、ワッツァはすべてを悟ったようだ。どさりと王座に腰を下ろし、足を高々と組んだ。
「なるほど。そこまで愚かであったとは。お前には、俺の次の息子の従者になる資格さえない。ガラクタだ、お前は。人間の女に半竜を産ませるのはいいが、教育まで任せたらダメだな。出来損ないしか育たない。次の子は、俺自身の手で教育しよう。幸い時間だけはたっぷりありそうだし。もっとも、俺の子を産んだら、この女はその日のうちに死ぬだろうが」
突如、バートラフが跳梁した。細身の体が玉座への階段の高さを越え、さらに座ったワッツァの頭上に浮かぶ。
次の瞬間、ワッツァめがけて、上から斜めに剣が斬りかかる。
だが、そこに彼はいなかった。
剣はただ、椅子の背に貼られた赤いクッションを切り裂いただけだ。
「愚か者め! 半竜の身で竜の帝王に歯向かうとは!」
呆れ声が響き渡った。
「お前は、半分が人間という劣った存在なのだ。不完全な息子は、永遠に父を超えることがない」
「黙れ!」
怒りに満ちたバートラフに向かい、高い嘲笑が放たれた。びりびりと空気が震える。
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たまらず、バートラフは頭を抱え、その場に座り込んでしまった。
「バートラフ!」
わたしは叫んだ。
「バートラフ!」
彼がワッツァに飛び掛かったのは、無謀だからでも衝動からでもない。人の姿なら、バートラフにも分があるからだ。幼いころから武術の稽古を重ねてきた彼は、剣ではなく魔力で戦ってきたワッツァに、勝てるかもしれない。
蹲ったまま、バートラフが顔を挙げた。
わたしは駆け寄り、助け起こそうとする。
嘲るような声が降ってきた。
「愚かな人間に育てられると愚かに育つのか。それとも、元が愚かだったのか。せめて俺の役に立ち、地上制覇に尽力するならば、まだ可愛げがあったものを」
空気の振動はますます大きくなり、宮殿全体が揺れ始めた。上から、ぱらぱらと氷の欠片が落ちて来る。天井に渡された氷の梁に、めきめきとひびが入った。
バートラフがわたしに覆いかぶさろうとした。わたしは逆に、彼の水色の美しい髪を自分の胸の中に抱きしめ、上から落ちて来る氷の塊から必死に守ろうとする。
庇い合うわたしたちの上で、ついに天井が崩れた。ぽっかりと空が覗く。
鈍色に澱んだ空には、禍々しい黒竜が横たわっていた。赤く恐ろしい目で、眼下を見下ろしている。
バートラフは唇を嚙み締めた。背負っていた弓を下ろし、矢をつがえる。
限界まで引かれた弦には、真っ白な矢がつがえられている。尖った矢の先は、ワッツァの喉元、たった一枚ある逆さに生えた鱗を正確に狙っている。
黒龍……ワッツァが言い放つ。
「お前に俺が殺せるのか? 俺はお前の父親だ。出来損ないのお前は、偉大な父を尊敬していたのではなかったか」
黒い首筋を狙う矢の先が震えた。
今まで強気だったバートラフが、人間の味方として勇敢に戦ってきた彼が、躊躇っている。
恐ろしい咆哮が、頭上から、空気を揺るがせて降り注いだ。
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