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イルカショーからクラゲのブース。それから、メインの大水槽で、群れになって泳ぐ魚を口を開けて見ていたら、「食いたいのか」と、言われた。
思わず、「塩焼きがいいな」と返すと、海翔は大笑いしてくれた。
よかった。さっきの気まずい空気、なくなったかな。
ペンギンを見たあと、遅めの昼食をとった。
「あ、見てみて、一ノ瀬くん。これ、すごく可愛い」
メニューを広げて一番目につくページを指さしながら、海翔に向けた。
「へえ。イルカとペンギンのお散歩セットか。それにしたら? 佐伯に似合ってる」
「に、似合ってるって、これ、お子様ランチだよ」
「佐伯、お子様じゃん」
「お、お子様って。これでも俺、一ノ瀬くんより年上だよ。何たって、四月生まれだから」
胸を張って言ってみた。薄目で海翔をチラッと見ると、驚いた顔をしている。
「……俺の誕生日、知ってるんだ」
その一言に心臓が凍った。
しまった……。
つい、昔のカイトが教えてくれてた情報を言ってしまった。
どうしよう。どうやってこの場を乗り切る?
頭の中の引き出しを引っ掻きまわしながら、「な、夏生まれっぽいから」と、絞り出す。
通用したかどうか。恐る恐る海翔を見ると、意外そうな顔をしていた。
「へえ、よくわかったな。正解。俺、八月生まれ」
頬杖をついて、ほくそ笑んでいる。
凛はこっそり胸を撫で下ろした。
海翔がからかう口調なのは、凛を友だちと思ってくれてるからだ。
気さくな態度は嬉しいけれど、こっちは一ミリの余裕もない。
友だちの顔を振りまいて、心ではずっと恋焦がれている。
なんだか、裏切っているようで心苦しい。
本当は、誕生日プレゼントを渡したかった。でも、海翔からすれば知り合って数ヶ月の同級生から受け取れば気を使うかもしれない。
だからお楽しみは来年にとっておく。
来年の夏、ただの友達のフリをして、海翔の誕生日を祝いたい。
凛の密かな企みは、海翔の「次、行こうぜ」の言葉で途絶えた。
アクアライブを堪能し、最後は夏休み限定のイベント、『真夜中の生き物展』へ。
「見てみて、一ノ瀬くん。オオサンショウウオだって。へー、この子、夜行性なのか」
水槽の端で折り重なるように眠る姿を見ていると、横から笑い声がした。
「ほんと、佐伯は子どもみたいだ。それに、『この子』って言い方。なんか、なごむ」
茶化すように言いながら、どれどれ、と親が子どもにするように水槽を覗き込んでいる。
「さっきから、子ども、子どもって。俺のこと、深月ちゃんと同じだと思ってない?」
ムッとしながら訴えてみると、「そうかも」と、水槽から凛へと視線を変えてくる。
ふわっとした、やわらかな微笑みは、薄暗い部屋でも輝いて見えた。
「そ、そうかもって。さっきも言ったけど、俺は一ノ瀬くんよりお兄さんなんだから」
「はいはい、お兄ちゃん」
笑いながら、髪をくしゃっと撫でられた。
「も、もう。また、そうやって子ども扱いする」
「してないって。……さ、みやげでも買いに行くか」
「あ、うん。そっか、深月ちゃんにだね」
凛は先に歩く海翔の背中を弾むように追いかけた。
たわいもない、こんなやり取りが嬉しい。
少しのスキンシップに、心が躍る。
思い出の中の二人には程遠くても、こうやって友達をしてそばにいられるなら、幸せだ。
一通り見て回り、ゲートを出る頃には、空の色は明るいグラデーションから薄紫に変わり始めていた。
楽しい時間は、あっという間だ。
普段は美しいと思う夕暮れも、今日は何だか切ない。
重い足取りで歩いていると、水族館のデジタルクロックが五時を告げているのが目に入った。
海、行けるかな……。
空を見上げていると、肩をポンっと叩かれた。
「ほら、急ぐぞ。シーグラス、見つけるんだろ」
「あ、うん。でも、いいの?」
「何で? いいに決まってるだろ」
薫風に髪を撫でられながら、海翔が笑ってくれる。
その姿に、凛は心の底からホッとした。
イルカショーのあと感じた、少しの違和感。
それがずっと、小骨がのどに刺さったように気になっていた。
そのモヤモヤを、クラゲが吹き飛ばしてれたな……。
水槽の前に立つと、ふたりとも自然と黙ってしまったのだ。
暗い館内に、青白く浮かび上がるクラゲのシルエット。
全ての人を癒してくれる存在は、少しの気まずさを取り除いてくれた。
波打つようなその動きに見惚れ、口をぽかっと開けて見ていたら、隣で海翔も同じような顔をしていた。
あまりにもボケっとしていたからか、二人で爆笑した。
写真、一緒に撮れてよかったな……。あれは、俺の宝物だ。
思い出に浸っていると、「佐伯、これ見てみろ」と、海翔に肩を突かれた。
海から運ばれた砂が舞う道すがら、海翔がスマホの画面を凛に向けた。
「あ! こ、これ、いつ撮ったの」
そこに写っていたのは、口を開けたままクラゲを見ている自分だった。
「写真撮ってたのに、佐伯気付かないで、クラゲばっか見てたし」
「け、消して。それ、めちゃくちゃ、あほヅラしてる」
海翔のスマホを奪おうとしたら、その手を高々と上に上げられてしまった。
ジャンプしても、背の高い海翔に届くわけない。
「きょ、許可なしに撮るなんて反則だよ」
「記念だし」
「なんの?」
「俺の、初クラゲショー。あと……佐伯の、変顔」
「変じゃないってば!」
ぷいと顔を背けた凛の横で、海翔が静かに笑う。
その声は、遠くから聞こえてくる、波の音よりもやさしく流れ込んできた。
「あ、そうだ。これやる。だから、拗ねんな」
手首を取られ、手のひらを上に向けられると、そこにガラスでできた小さなイルカを乗せてくれた。
「これ……俺に?」
「ああ……いや、深月の土産の〝ついで〟な。それに、シーグラスくれただろ。それの、ちょっとしたお礼──っていうか、別に気に入らなきゃいいけど」
「嬉しいっ! ありがとう。俺、大切にするよ」
そっとイルカを手で包むと、凛は飛び跳ねる勢いで喜んだ。
「そ、そうか。けど、そんなに喜ぶなら、もっとデカいやつにすればよかったな」
「ううん。これがいい! ありがとう。あ、でも俺、何も買ってない……」
項垂れていると、そこに温かな手のひらが乗った。
「いいんだ、俺は。これは深月を笑顔にしてくれた礼だ。それに……今日、付き合ってくれたし」
「それは俺も同じだよ。この街に引っ越してきて、遠出したの初めてだし。それに、すっごく楽しかった」
凛が満面の笑顔を向けたそのとき、優しげな瞳がわずかに揺れた。
海翔の唇が何かを言いかけた同じタイミングで、背後から名前を呼ばれた。
振り返ろうとした凛の視線が、ほんの一瞬だけ、海翔の顔をかすめる。
歪んだ眉と、かすかな戸惑い。
見たことないのない表情を気にしながら後ろを向くと、ゲートの方から丸岡が走ってくるのが見えた。
思わず、「塩焼きがいいな」と返すと、海翔は大笑いしてくれた。
よかった。さっきの気まずい空気、なくなったかな。
ペンギンを見たあと、遅めの昼食をとった。
「あ、見てみて、一ノ瀬くん。これ、すごく可愛い」
メニューを広げて一番目につくページを指さしながら、海翔に向けた。
「へえ。イルカとペンギンのお散歩セットか。それにしたら? 佐伯に似合ってる」
「に、似合ってるって、これ、お子様ランチだよ」
「佐伯、お子様じゃん」
「お、お子様って。これでも俺、一ノ瀬くんより年上だよ。何たって、四月生まれだから」
胸を張って言ってみた。薄目で海翔をチラッと見ると、驚いた顔をしている。
「……俺の誕生日、知ってるんだ」
その一言に心臓が凍った。
しまった……。
つい、昔のカイトが教えてくれてた情報を言ってしまった。
どうしよう。どうやってこの場を乗り切る?
頭の中の引き出しを引っ掻きまわしながら、「な、夏生まれっぽいから」と、絞り出す。
通用したかどうか。恐る恐る海翔を見ると、意外そうな顔をしていた。
「へえ、よくわかったな。正解。俺、八月生まれ」
頬杖をついて、ほくそ笑んでいる。
凛はこっそり胸を撫で下ろした。
海翔がからかう口調なのは、凛を友だちと思ってくれてるからだ。
気さくな態度は嬉しいけれど、こっちは一ミリの余裕もない。
友だちの顔を振りまいて、心ではずっと恋焦がれている。
なんだか、裏切っているようで心苦しい。
本当は、誕生日プレゼントを渡したかった。でも、海翔からすれば知り合って数ヶ月の同級生から受け取れば気を使うかもしれない。
だからお楽しみは来年にとっておく。
来年の夏、ただの友達のフリをして、海翔の誕生日を祝いたい。
凛の密かな企みは、海翔の「次、行こうぜ」の言葉で途絶えた。
アクアライブを堪能し、最後は夏休み限定のイベント、『真夜中の生き物展』へ。
「見てみて、一ノ瀬くん。オオサンショウウオだって。へー、この子、夜行性なのか」
水槽の端で折り重なるように眠る姿を見ていると、横から笑い声がした。
「ほんと、佐伯は子どもみたいだ。それに、『この子』って言い方。なんか、なごむ」
茶化すように言いながら、どれどれ、と親が子どもにするように水槽を覗き込んでいる。
「さっきから、子ども、子どもって。俺のこと、深月ちゃんと同じだと思ってない?」
ムッとしながら訴えてみると、「そうかも」と、水槽から凛へと視線を変えてくる。
ふわっとした、やわらかな微笑みは、薄暗い部屋でも輝いて見えた。
「そ、そうかもって。さっきも言ったけど、俺は一ノ瀬くんよりお兄さんなんだから」
「はいはい、お兄ちゃん」
笑いながら、髪をくしゃっと撫でられた。
「も、もう。また、そうやって子ども扱いする」
「してないって。……さ、みやげでも買いに行くか」
「あ、うん。そっか、深月ちゃんにだね」
凛は先に歩く海翔の背中を弾むように追いかけた。
たわいもない、こんなやり取りが嬉しい。
少しのスキンシップに、心が躍る。
思い出の中の二人には程遠くても、こうやって友達をしてそばにいられるなら、幸せだ。
一通り見て回り、ゲートを出る頃には、空の色は明るいグラデーションから薄紫に変わり始めていた。
楽しい時間は、あっという間だ。
普段は美しいと思う夕暮れも、今日は何だか切ない。
重い足取りで歩いていると、水族館のデジタルクロックが五時を告げているのが目に入った。
海、行けるかな……。
空を見上げていると、肩をポンっと叩かれた。
「ほら、急ぐぞ。シーグラス、見つけるんだろ」
「あ、うん。でも、いいの?」
「何で? いいに決まってるだろ」
薫風に髪を撫でられながら、海翔が笑ってくれる。
その姿に、凛は心の底からホッとした。
イルカショーのあと感じた、少しの違和感。
それがずっと、小骨がのどに刺さったように気になっていた。
そのモヤモヤを、クラゲが吹き飛ばしてれたな……。
水槽の前に立つと、ふたりとも自然と黙ってしまったのだ。
暗い館内に、青白く浮かび上がるクラゲのシルエット。
全ての人を癒してくれる存在は、少しの気まずさを取り除いてくれた。
波打つようなその動きに見惚れ、口をぽかっと開けて見ていたら、隣で海翔も同じような顔をしていた。
あまりにもボケっとしていたからか、二人で爆笑した。
写真、一緒に撮れてよかったな……。あれは、俺の宝物だ。
思い出に浸っていると、「佐伯、これ見てみろ」と、海翔に肩を突かれた。
海から運ばれた砂が舞う道すがら、海翔がスマホの画面を凛に向けた。
「あ! こ、これ、いつ撮ったの」
そこに写っていたのは、口を開けたままクラゲを見ている自分だった。
「写真撮ってたのに、佐伯気付かないで、クラゲばっか見てたし」
「け、消して。それ、めちゃくちゃ、あほヅラしてる」
海翔のスマホを奪おうとしたら、その手を高々と上に上げられてしまった。
ジャンプしても、背の高い海翔に届くわけない。
「きょ、許可なしに撮るなんて反則だよ」
「記念だし」
「なんの?」
「俺の、初クラゲショー。あと……佐伯の、変顔」
「変じゃないってば!」
ぷいと顔を背けた凛の横で、海翔が静かに笑う。
その声は、遠くから聞こえてくる、波の音よりもやさしく流れ込んできた。
「あ、そうだ。これやる。だから、拗ねんな」
手首を取られ、手のひらを上に向けられると、そこにガラスでできた小さなイルカを乗せてくれた。
「これ……俺に?」
「ああ……いや、深月の土産の〝ついで〟な。それに、シーグラスくれただろ。それの、ちょっとしたお礼──っていうか、別に気に入らなきゃいいけど」
「嬉しいっ! ありがとう。俺、大切にするよ」
そっとイルカを手で包むと、凛は飛び跳ねる勢いで喜んだ。
「そ、そうか。けど、そんなに喜ぶなら、もっとデカいやつにすればよかったな」
「ううん。これがいい! ありがとう。あ、でも俺、何も買ってない……」
項垂れていると、そこに温かな手のひらが乗った。
「いいんだ、俺は。これは深月を笑顔にしてくれた礼だ。それに……今日、付き合ってくれたし」
「それは俺も同じだよ。この街に引っ越してきて、遠出したの初めてだし。それに、すっごく楽しかった」
凛が満面の笑顔を向けたそのとき、優しげな瞳がわずかに揺れた。
海翔の唇が何かを言いかけた同じタイミングで、背後から名前を呼ばれた。
振り返ろうとした凛の視線が、ほんの一瞬だけ、海翔の顔をかすめる。
歪んだ眉と、かすかな戸惑い。
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