工事会社OLの奮闘記

ラムライ

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7.告白

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数分経ち、美咲の動揺、息づかいの荒さが徐々に落ちついた。

田中:「なぜ女性の姿して働いていたのですか?」
田中は彼女を抱きしめたまま口を開く。

 美咲:「昔、子供の頃、好きなアニメを見ていたことがあるの。ヒーロー戦士の女戦士が変身後にハイヒールを常に履いていたのが印象的だったの」
美咲は少し恥ずかしそうに話す。

田中:「ハイヒール?どうしてそれが印象的だったのですか?」

美咲: 「その女性の姿がとても美しかったの。ハイヒールを履いて戦う姿が、私に強い印象を残したの。だから自分も履きたいと思ったの」
美咲は躊躇しながらも勇気を出して、恥ずかしそうに少しずつ話す。

田中:「自分も履きたいと思ったの?どうして?」


美咲:「それから、私は周りの女性とすれ違うたびにハイヒールを見とれちゃうの。特にカチッとしたスーツとハイヒールは綺麗、だけでなくカッコイイと思った。だから自分も綺麗な姿で働きたいと思ったの。この会社の入社時は男性用のスーツだったけど、諦めきれなくて社長にお願いしたの。」
美咲は真剣に聞いてくれる田中にホッとしたのか、少し恥ずかしそうに笑った。 

田中: 「あ、待ってください。あのアニメの名前は『マジカル・ガールズ』だったんじゃないですか?」
田中は突然、目を輝かせた。

 美咲:「はい、まさに!あなたも知っているの?」
驚いた美咲は聞いた。


田中:「はい、僕も昔よく見ていたのです。あのアニメは僕の好きなアニメの一つです」
田中は笑いながら、まだ抱きしめながら美咲を見つめる

 美咲:「私も、同じです」
美咲は田中と同じように笑った。

田中:「もしよかったら、子供の頃の話を聞かせてよ。」
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