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29 リグール討伐隊(2)
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「このあたりに居るはずだ、探し出せっ!」
騎士団の第3部隊の隊長であるエミリは
部下たちにそう告げた。
すると、部下達はすぐさまあたりの探索を始める。
エミリは剣の腕を買われ、騎士団の第3部隊の隊長を
任される優秀な女性である。
しかし、彼女の美貌と大きな胸に意識を奪われるせいか、
部隊自体の実力はそこまで高くは無い。
しかし彼女はその原因が自身の実力不足だと思い込み
常に良き上司としての在り方を考える
とてもまじめな性格なのだ。
(私が頼りないから兵たちが全力を
出せていないのだろうか……。
だれか、リーダーシップというのを
教えてくれる人物は居ないのだろうか……)
心の中で悩む彼女の下へ、
1人の兵士が駆け寄り、大声で叫んだ。
「隊長っ!!
リグールを発見いたしましたっ!!」
「!? 近くに居るならそんな
大きな声で報告する必要は無いぞっ!?」
「はっ! 申し訳ありませんっ!」
エミリの指摘にそう大声で答える兵士を見て
溜息をつきづづもエミリはこう告げた。
「それで……リグールは何処に居るんだ?」
「それが……」
エミリの質問に先ほどまで大声だった兵士は
突然小さな声に変わり、
戸惑いながらある方向を指さすのだった。
騎士団の第3部隊の隊長であるエミリは
部下たちにそう告げた。
すると、部下達はすぐさまあたりの探索を始める。
エミリは剣の腕を買われ、騎士団の第3部隊の隊長を
任される優秀な女性である。
しかし、彼女の美貌と大きな胸に意識を奪われるせいか、
部隊自体の実力はそこまで高くは無い。
しかし彼女はその原因が自身の実力不足だと思い込み
常に良き上司としての在り方を考える
とてもまじめな性格なのだ。
(私が頼りないから兵たちが全力を
出せていないのだろうか……。
だれか、リーダーシップというのを
教えてくれる人物は居ないのだろうか……)
心の中で悩む彼女の下へ、
1人の兵士が駆け寄り、大声で叫んだ。
「隊長っ!!
リグールを発見いたしましたっ!!」
「!? 近くに居るならそんな
大きな声で報告する必要は無いぞっ!?」
「はっ! 申し訳ありませんっ!」
エミリの指摘にそう大声で答える兵士を見て
溜息をつきづづもエミリはこう告げた。
「それで……リグールは何処に居るんだ?」
「それが……」
エミリの質問に先ほどまで大声だった兵士は
突然小さな声に変わり、
戸惑いながらある方向を指さすのだった。
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