勝ち気なアテナの冒険美貌録 2

 そんなにあらすじって必要なの?
 前にも言ったけどさ、未来を知ってしまうことになるのよ?
 それって面白いのかしら。
 あたしにはそうは思えないわね。
 だってそうでしょ?
 未来が分からないから必死に掴もうとして必死に生きようとするんだもの。
 あたしの物語だってそうよ。
 先を知ってしまうなら読まなくてもいいってこと。
 知ってしまった未来には何の価値もないのよ。
 それでも貴方が望むなら否定はしないわ。

 ただし!
 後悔だけはしないで欲しいわ。







【本あらすじ】

 アテナは自信の住まう書庫を訪れた死者の男に過去に起きた冒険談を話聞かせていた。
 それは友であるミーニャが真の姿へと覚醒する始まり物語。
 男にひとしきり話終えると書庫には新たな訪問者の影があった。
 青年と少女。
 彼らは死者のアテナを呼び出すと知識を欲し、叡智の書庫を訪れた理由を話そうとしたのだが、訳の分からない言い争いに発展していた。


注※
本文章は小説を読んだことのない方の為と横書き読みに慣れていない方の為に、あえて改行をしたりして文字同士がかさばらないようにしてあります。
慣れている方は読みにくいかも知れませんがご了承下さい。
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