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第三部 宰相閣下の婚約者
819 問題が山積みです
「そう言えばラハデ公爵、どこにどうやって帰ったんだろう」
来る時は、行き先指定が出来るイザクが持っていた、片道切符の簡易型転移装置で来たはず。
ラハデ公爵邸内にある〝転移扉〟は、基本はギーレン王宮との行き来でしか使用出来ないと聞いていた気がするのだけれど。
「ああ」
一行の消えた先を見つめながらポツリと呟く私に、何でもないことのようにイザクが口を開く。
「簡易型の転移装置というのはアンジェスの専売特許というわけでもないみたいだからな。似たような装置の貸与と、公爵家の扉に一度だけ繋がる許可を正妃特権で得てきたらしい。基本『王族』と『聖者』が頷けば、公爵邸の扉を使ったところで騒ぎにはならないと言っていた」
「……わぁ」
エヴェリーナ妃とギーレンの当代〝聖者〟が王なり王子なりに報告さえしなければいい、と。
各公爵邸の〝転移扉〟の使用に関しては、思い切り抜け道があるということだ。
ギーレンの現〝扉の守護者〟であるトバル・ラガルサ氏は、聖者の役目を穏便に返上したいと思っている点において、現在こちら寄りの人なのだから。
「じゃあ、来ようと思えばまた来れるということなんだ」
こちらとて、エドヴァルド経由で王と管理部の許可を得て〝真判部屋〟に飛ばされないようにしてもらえるなら、今回の様に転移して来ることは可能になる。
もっとも、エドヴァルドを納得させるという点においては、ギーレン側よりも厳しい話になるとは思うので、あくまで可能性という点においてのみの話ではあるけれど。
「実際に可能かどうかは横に置くとしても、そうだな」
答えたイザクも、どうやら私と同じように考えているようだ。
今やイデオン公爵家関係者の中で誰よりも長くギーレンに滞在しているわけだから、より多くの情報を得て、似た結論に至るのもさもありなんだった。
「イザクは、エドヴァルド様に報告したら、また王立植物園に戻るの? それとも薬のメドは立った?」
一応ここはアンディション侯爵邸なので、あからさまな〝万能薬〟の名前は口に出さない。
出さなくても充分に通じるからだ。
「ああ……」
案の定イザクも、どう答えるべきかだけを悩んでいるようだった。
「足りないのは臨床実験だけ、というところまではきているから、しばらくは主席研究員頼みでいいような気はしている」
「そうなんだ!」
もともとは媚薬の効果を無くすための薬を開発中だったイザクが、ギーレンに行くことで万能解毒薬を開発しようとしていたリュライネンさんと意気投合、共同開発のためにギーレンに残っていた。
とはいえそのまま完成品をギーレン王家に献上されてはこちらが困るので、原材料を一部変えての類似品を作ろうと研究を続行してもらっていたのだ。
同じ胃薬でもA社製とB社製があるようなものだ。現代医学のように成分分析をする最新機器があるわけでもないのだから、研究自体なかなかに時間がかかると思われていた。
「必要ならシーカサーリの商業ギルドからアンジェス国のユングベリ商会に宛てて手紙を送るように言ってある。俺もイオタも商会長も、販路開拓でしばらくアンジェスに行くから、と」
「なるほど」
見事な根回しです、イザクさん。
多分リュライネンさんも研究畑の人だから、丸っと手柄を横取りして国に渡す発想はないだろう。こちらからは、キスト室長にさえ念押ししておけばいいのだ。
「とりあえず、植物園にある草花か野菜を使っての料理レシピをキスト室長にまた送らないとね。そうしたらきっと察してくれるだろうし」
「俺もそう思う」
大国ギーレンの辺境伯家の血を持つキスト室長は、王立植物園の研究施設にいるにはもったいないくらいに頭の切れる人だ。
ただ本人が貴族としての生活よりも研究を重んじているが故の現状だ。キスト室長を素通りしておいて、いいことなんてあるはずがない。
そうと察しているイザクも、大きく頷いていた。
「にしても……こうも話が進むと、ギーレンの『ユングベリ商会』にしたって、今のままだと苦しいんじゃないか?」
「う……」
そしてイザクに痛いところを突かれて、思わず胸を押さえてしまう。
「いや、うん、分かってるんだけどね……」
私の仕種に、その場にいたシャルリーヌも意外そうにこちらを向いた。
「え、何か問題が起きてるの?」
「あー……うん、一応あれこれ特許の話は進めてもらってるし、王都でのお店の予定地は決めていて、そっちも入札で業者を決めて改装してもらおうかなってところまではきてるんだけど……」
「けど?」
「今回の投資詐欺案件が片付かないことにはねぇ……」
誰が作って、誰が売るのか。
どうしたってユングベリ商会の後ろにイデオン公爵家を見る人が出てくる以上は、雇う人ひとり、気を遣わなくてはならない。
アンジェス国内においては、国内最大手のラヴォリ商会が積年の恨みがあるボードストレーム商会を潰すためなら……と、手間暇惜しまず協力してくれるはずだし、バリエンダールに関しては、店舗を置くよう推奨してきたのはナザリオギルド長なのだから、働いてくれそうな人の確保に関しては、任せておいてもいいような気はしている。
サレステーデは、サラと恋人のラディズさんが表立って動いてくれれば、何とかなるはずだ。もともとサラは、ギルドカードを所持して行商していた分、商売に慣れているのだから。
ただ、三国会談に絡んで誘拐監禁騒ぎが起きている現状、ここも身動きがとれない。
「ギーレン以外、どの国も今回の件に絡みすぎちゃってるのよ。扱う商品の話だけどんどん先行しちゃってるんだけど、どうしよう……的な?」
ギーレンだけは今のところ、ベクレル伯爵家を窓口にしてもらう形でカバーをしている。
本と植物の研究書だけなら、チェルハ出版がある程度矢面に立ってくれているから、そう慌てなくてもいい。
国で死んだことになっているシーグなら、いずれ支店を出して任せてもいいような気はするけれど、それとて双子の兄リックがエドベリ王子付のままである間は夢物語なのだから、違う意味で動けない。
「まあワインは腐るものでもないし、どこかで商品開発に使うつもりなら、そっちの都合もあるだろうが……」
チラリとワインに視線を向けるイザクは、ちょっと興味深げだ。
まさか何か実験したいのと、私は慌てて手を振った。
「いやいや、これはもう使うアテあるから! まあ……何かエドヴァルド様のためになる、とかだったら数本は横流しするけど」
「横流し」
「言葉の綾よ、綾! どのみちコレも今すぐどうこう出来ないから、優先順位が高ければってこと!」
「ああ……いや、単なる興味だ。まだお館様の利になるかどうかも分からない。ってことは、やっぱりコレも保留案件になるか」
言われてみれば、そうかも知れない。
イザクを見ながら私も思わず「うーん……」と唸ってしまった。
「クヴィストとキヴェカスの因縁に決着を付けるのに役立ちそうな小道具の一つで、でもその話を進めるには三国会談でサレステーデの処遇がクリアにならないとだし……そう言われると……」
「結局同じところに話が行き着くな」
「やっぱり、そうよね」
同意して頷く私に、イザクが眉根を寄せる。
「どこかを潰して話が動くなら、俺が動いてもいい。現状、俺は遊撃だろう?」
あ……と、思わず私も天を仰いだ。
一見クールだけれど、さすがは〝鷹の眼〟ナンバー2。頼めば本当にやるだろう。
ギーレンに研究のために残っていたイザクは確かに、動いてもらいやすい位置にもいる。
頭の中をぐるぐると、いくつもの案が浮かんでは消える。
「ううん、やめておこうかな。これだけ色々と絡み合っていたら、下手に一ヶ所崩したらとんでもないことになる気がする」
きっと、エドヴァルドはエドヴァルドで、宰相として考えていることがあるだろうから。
「お館様の指示を仰いだ方がいいということか」
イザクも、そんな私の表情をすぐさま読んだらしい。
「どのみち報告は必要だしな。分かった、そうしよう」
私も「うん」とだけ頷いておいた。
そんな私とイザクを見ながら、シャルリーヌも察するところはあったようだ。
さすがはギーレンで王妃教育を受けただけはあるのだ。
「なるほど……人の問題なら、ボードリエの養父に学生とか卒業生とかでヤル気のある子……って思ったけど、そっちかぁ……」
「そうなのよ……あ、でも、本格的にオープンしたら、後を継がない子たちの研修先にしてもいいかもだけど」
「いずれにしても、先の話ね」
「そうね」
何にせよ、まずは投資詐欺と三国会談の行方を見極めてからなのだ。
思わずシャルリーヌと二人、ため息を吐き出していた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
いつも、応援やいいね! をありがとうございます!
レジーナコミックス「聖女の姉ですが、宰相閣下は無能な妹より私がお好きなようですよ?3」が発売になりました!
店舗限定でタロコ先生書き下ろし特典ペーパーもあります!
https://www.alphapolis.co.jp/book/appendix/13863
コミックスはいったん完結となりますが、小説の方は引き続き連載が続きますので、どうか応援宜しくお願いしますm(_ _)m
また、連載ページの冒頭に【5巻発売記念⁉ 登場人物・設定一覧~ギーレン版~】もupしました!
人数が多すぎる、登場人物紹介が欲しいとの話も聞きますので(苦笑)新たにギーレン編も追加しました。
サレステーデ、バリエンダールなどはまたしばらくお待ち下さい。
引き続きどうぞ宜しくお願い致しますm(_ _)m
来る時は、行き先指定が出来るイザクが持っていた、片道切符の簡易型転移装置で来たはず。
ラハデ公爵邸内にある〝転移扉〟は、基本はギーレン王宮との行き来でしか使用出来ないと聞いていた気がするのだけれど。
「ああ」
一行の消えた先を見つめながらポツリと呟く私に、何でもないことのようにイザクが口を開く。
「簡易型の転移装置というのはアンジェスの専売特許というわけでもないみたいだからな。似たような装置の貸与と、公爵家の扉に一度だけ繋がる許可を正妃特権で得てきたらしい。基本『王族』と『聖者』が頷けば、公爵邸の扉を使ったところで騒ぎにはならないと言っていた」
「……わぁ」
エヴェリーナ妃とギーレンの当代〝聖者〟が王なり王子なりに報告さえしなければいい、と。
各公爵邸の〝転移扉〟の使用に関しては、思い切り抜け道があるということだ。
ギーレンの現〝扉の守護者〟であるトバル・ラガルサ氏は、聖者の役目を穏便に返上したいと思っている点において、現在こちら寄りの人なのだから。
「じゃあ、来ようと思えばまた来れるということなんだ」
こちらとて、エドヴァルド経由で王と管理部の許可を得て〝真判部屋〟に飛ばされないようにしてもらえるなら、今回の様に転移して来ることは可能になる。
もっとも、エドヴァルドを納得させるという点においては、ギーレン側よりも厳しい話になるとは思うので、あくまで可能性という点においてのみの話ではあるけれど。
「実際に可能かどうかは横に置くとしても、そうだな」
答えたイザクも、どうやら私と同じように考えているようだ。
今やイデオン公爵家関係者の中で誰よりも長くギーレンに滞在しているわけだから、より多くの情報を得て、似た結論に至るのもさもありなんだった。
「イザクは、エドヴァルド様に報告したら、また王立植物園に戻るの? それとも薬のメドは立った?」
一応ここはアンディション侯爵邸なので、あからさまな〝万能薬〟の名前は口に出さない。
出さなくても充分に通じるからだ。
「ああ……」
案の定イザクも、どう答えるべきかだけを悩んでいるようだった。
「足りないのは臨床実験だけ、というところまではきているから、しばらくは主席研究員頼みでいいような気はしている」
「そうなんだ!」
もともとは媚薬の効果を無くすための薬を開発中だったイザクが、ギーレンに行くことで万能解毒薬を開発しようとしていたリュライネンさんと意気投合、共同開発のためにギーレンに残っていた。
とはいえそのまま完成品をギーレン王家に献上されてはこちらが困るので、原材料を一部変えての類似品を作ろうと研究を続行してもらっていたのだ。
同じ胃薬でもA社製とB社製があるようなものだ。現代医学のように成分分析をする最新機器があるわけでもないのだから、研究自体なかなかに時間がかかると思われていた。
「必要ならシーカサーリの商業ギルドからアンジェス国のユングベリ商会に宛てて手紙を送るように言ってある。俺もイオタも商会長も、販路開拓でしばらくアンジェスに行くから、と」
「なるほど」
見事な根回しです、イザクさん。
多分リュライネンさんも研究畑の人だから、丸っと手柄を横取りして国に渡す発想はないだろう。こちらからは、キスト室長にさえ念押ししておけばいいのだ。
「とりあえず、植物園にある草花か野菜を使っての料理レシピをキスト室長にまた送らないとね。そうしたらきっと察してくれるだろうし」
「俺もそう思う」
大国ギーレンの辺境伯家の血を持つキスト室長は、王立植物園の研究施設にいるにはもったいないくらいに頭の切れる人だ。
ただ本人が貴族としての生活よりも研究を重んじているが故の現状だ。キスト室長を素通りしておいて、いいことなんてあるはずがない。
そうと察しているイザクも、大きく頷いていた。
「にしても……こうも話が進むと、ギーレンの『ユングベリ商会』にしたって、今のままだと苦しいんじゃないか?」
「う……」
そしてイザクに痛いところを突かれて、思わず胸を押さえてしまう。
「いや、うん、分かってるんだけどね……」
私の仕種に、その場にいたシャルリーヌも意外そうにこちらを向いた。
「え、何か問題が起きてるの?」
「あー……うん、一応あれこれ特許の話は進めてもらってるし、王都でのお店の予定地は決めていて、そっちも入札で業者を決めて改装してもらおうかなってところまではきてるんだけど……」
「けど?」
「今回の投資詐欺案件が片付かないことにはねぇ……」
誰が作って、誰が売るのか。
どうしたってユングベリ商会の後ろにイデオン公爵家を見る人が出てくる以上は、雇う人ひとり、気を遣わなくてはならない。
アンジェス国内においては、国内最大手のラヴォリ商会が積年の恨みがあるボードストレーム商会を潰すためなら……と、手間暇惜しまず協力してくれるはずだし、バリエンダールに関しては、店舗を置くよう推奨してきたのはナザリオギルド長なのだから、働いてくれそうな人の確保に関しては、任せておいてもいいような気はしている。
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ただ、三国会談に絡んで誘拐監禁騒ぎが起きている現状、ここも身動きがとれない。
「ギーレン以外、どの国も今回の件に絡みすぎちゃってるのよ。扱う商品の話だけどんどん先行しちゃってるんだけど、どうしよう……的な?」
ギーレンだけは今のところ、ベクレル伯爵家を窓口にしてもらう形でカバーをしている。
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言われてみれば、そうかも知れない。
イザクを見ながら私も思わず「うーん……」と唸ってしまった。
「クヴィストとキヴェカスの因縁に決着を付けるのに役立ちそうな小道具の一つで、でもその話を進めるには三国会談でサレステーデの処遇がクリアにならないとだし……そう言われると……」
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イザクも、そんな私の表情をすぐさま読んだらしい。
「どのみち報告は必要だしな。分かった、そうしよう」
私も「うん」とだけ頷いておいた。
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さすがはギーレンで王妃教育を受けただけはあるのだ。
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「そうね」
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思わずシャルリーヌと二人、ため息を吐き出していた。
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人数が多すぎる、登場人物紹介が欲しいとの話も聞きますので(苦笑)新たにギーレン編も追加しました。
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引き続き応援宜しくお願いします!
ノベルもコミックも買うことが出来ましたコミックが完結したのは残念だけどノベルを追いかけます♪これからのストーリーが楽しみです^_^
いつも読んでいただいて、かつコミックスの購入も有難うございますm(_ _)m
頑張って連載続けますので、単行本と併せて引き続き応援宜しくお願いします!
単行本まで終わらないといいなと願うばかりです(汗)
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是非続刊をお願いします。
リファちゃーんTT
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いつも読んでいただいて、かつコミックスの購入も有難うございますm(_ _)m
ちゃんとリファちゃんが出るまでいけなかったのは私も残念です(泣)
単行本と連載の方で、引き続き応援宜しくお願いします!