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第一部 宰相家の居候
189 私、懲りてないですか?
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※1日複数話更新です。お気を付け下さい。
確かに、代々の研究施設室長と一般開放区(植物園)の園長のために、植物園にほど近い所に、ちょっとした小規模な邸宅があるとは初日に聞いた気がする。
だけど元はと言えばキスト室長は、辺境伯家の次男じゃなかったか。
ちょっと買い物に…レベルで、フラフラと街を歩いているものなのだろうか。
「おや、ユングベリ嬢。それにイザク君にイオタ君。買い物かい?」
「その言葉……そっくりお返しして良いですか、室長……」
私の言いたい事を察したらしい室長が、ゆっくりと口の端に笑みを乗せた。
街行く様々な女性陣の間で黄色い悲鳴が聞こえたのは、気のせいじゃない筈。
「頼んでいた本が、王都から届いたと聞いたからな。邸宅や植物園に配達させるのは簡単だが、たまには外の空気が吸いたいと思う時だってある。今は貴女との研究以外、ちょうどひと段落ついているから、尚更にな。だから自分で引き取りに来て、これから帰るところだった」
「なるほど、そうなんですね」
「それで、貴女は?どうもチェルハ出版の方から歩いて来たように見えたが……」
「ちょっと家業のコトで、この街の商業ギルドを訪ねてみようと思って、向かう途中でした。チェルハ出版もその件で行っていて、用が済んで出てきたところだったんです」
家業のコト、と言う私の言葉に、室長の眉が僅かに顰められた気がした。
「ユングベリ嬢。今日は王立植物園は定休日だ」
「?はい、そうですね」
「定休日と言うのは、身体を休めるための日だと思うが、普通は」
「………えーっと」
正論には違いないが、研究オタクが揃う王立植物園の研究員、ましてや室長に、果たして人の事は言えるのか……。
何とも言えない私の表情から、無言の裏側を察したのか、キスト室長もバツが悪そうに軽く咳ばらいをした。
「ま、まあ、私に言われたくはないかも知れないがな。ただ、自分が好きでやっている分には良いが、貴女もいずれ商会を継ぐつもりなら、下の者の労働環境はキチンと考えた方が良い。雇われているのだから、仕えて当然と言う考え方では、いずれ皆離れていくぞ」
「それは……はい、肝に銘じます。イザクやイオタは、用が済んだら、少しゆっくりさせます」
「そうだな、そうした方が良い」
「あ、あまり立ち話をするのも何ですので……室長、明日の朝、少しお時間を頂いても良いですか?ご相談させて頂きたい事があるんです」
「うん?それは構わんが……それなら今から邸宅の方に来るか?そこにいるのは、イザクやイオタ以外、商会の従業員たちか?皆に夕食を振る舞うくらいの事は出来るぞ。一応邸宅には、王宮派遣の使用人たちも配されているしな」
「え?でも、今からいきなりは厨房の人たちが大変でしょう」
「度々研究施設に泊まり込むから、食材の仕入れと消費のバランスに頭を悩ませているようだし、行けば泣いて喜ぶと思うがな。そろそろまた、施設の食堂の方へ食材を格安で売りに行くはずだったろうしな」
「………そこは自慢げに語るところじゃない気がします」
「まあ、でも、要は遠慮不要と言う事だ。商業ギルドは食事の後でも行けるだろう。皆で来ると良い」
食事の後となると、とっぷり日暮れだ。
商業ギルドが24時間営業なのは確かだが、暗くなるから明日話を聞こうとならないのは、やはり室長の頭の中は、一般常識から少し?ずれているのかも知れない。
「お嬢様」
どうしますか?と目で問いかけてきたイザクに、私は一瞬空を仰いで考える仕種を見せた後、夕食の招待を受ける決断をした。
「ここにいる全員で行って良いってコトなら、お言葉に甘えましょうか?ギルドを通す前に、室長に例の記事の話をしておくのも、考え方によっては良い事なのかも知れないしね」
「まあ…それは確かにそうかも知れませんが」
「心配性だな、意外に。いくら何でも、君たちが居てまで彼女のお相手も怒らないだろう?」
キスト室長は半分冗談のつもりで言ったんだろうと思うけど、イザクは全く表情を変えずに「いえ」と断言してのけた。
「耳に入れば邸宅のダイニングが凍り付きかねないので」
「……っ」
イーザークー!と内心で盛大に罵る私を横目に、シーグとトーカレヴァ以外、要はこの場にいる〝鷹の眼〟全員が真顔で頷いていた。
「ちょっと、あのね――」
「――とは言え、その記事の話を早めにした方が良い事も確かですし、ここはお言葉に甘えさせて頂くべきかと。この件は従業員一同、平和のために口を噤みます」
「…ねえ何で、そんな生きるか死ぬかみたいな選択肢になってるの?」
「それが事実だからです」
で、何で私がそんな、残念な子を見るみたいな視線を向けられるんでしょう、イザクさん。
キスト室長を見れば、ちょっと横を向いて肩を振るわせていた。
「い、いや、すまない。そのネックレスを見れば、贈り主はよほど彼女の周囲を牽制したいのだろうなと思ってはいたが、どうやら想像以上だったようだ。まあ今日は、商会の仕事の一環とでも思っておいてくれれば良い。しかしその贈り主も、ユングベリ嬢の才能と行動力を考えれば、毎日さぞ気が気ではないのだろうな。機会があれば酒でも酌み交わしてみたいところだ。色々と面白い話が聞けそうだ」
馬車も別で良いから、後ろをついて来ると良い――。
キスト室長はまだ笑ったまま、片手を上げて身を翻した。
「あの、お嬢様。今の一連の話はどう言う――」
「ああっ、いい、いい!シ――イオタ嬢ちゃんには、後でたっぷり俺らが説明してやるから!とりあえず馬留め行こうぜ、室長サンが行っちまう!」
ファルコがそう言って、口を開きかけたシーグを遮るようにして、馬車を停めてある専用の広場まで、大股で歩き出した。
その説明、私も聞きたいくらいだと、ちょっと頬を膨らませながらも、私も後をついて行った。
* * *
「うわぁ…」
以前、都内の閑静な一角に佇むエキゾチック宮殿のような、アフガニスタン・イスラム大使館を見かけた事があったけど…まさにそんな感じだ。
辺境伯次男の言う「ちょっとした邸宅」を舐めてました。
そりゃ公爵邸よりは規模は小さいけど。それにしても。
「食事の支度が整うまで、団欒の間で先に話を聞こうか」
「あ、はい」
急な来客だと言うのに、執事以下使用人の目が輝いている。
どうやらこの邸宅の主は、代々寝るためだけに帰って来るか、酷い日は帰って来ないかと言う日々を繰り返す傾向にあるらしく、仕事の為とは言え、来客が食事をしていくと言うのは「これこそが働き甲斐!」と言う事らしい。
「普通はラクな仕事だと喜びそうなものだが、どうもここに派遣されてくる使用人は、大抵がああ言った仕事大好き人間ばかりで」
「本当にラクがしたい使用人なら、いつ戻って来られるか分からない旦那様をお待ちするとかは出来ませんから。ユングベリ様も、どうぞ気を遣わずにお過ごし下さいますよう」
執事の男性は、にこやかにそう言って奥へと下がって行った。
「それで、話とは?」
早速と言った感じにキスト室長も聞いてくれたので、私もさりげない動作で、完成したばかりのタブロイド版を机の上に置いた。
「うん?本でもないし、布告書のような書面でもない…これは……」
「うーん…タブロイド紙とか、大衆紙とか、フリーペーパーとか、私が住んでいた所では色々な言われ方をしていて、枚数も一定じゃないんですけど…」
そう言いながら私は、ヒディンクさんに説明したのと同じように、本来の形式としては、地域に密接した情報や、生活に絡んだ情報を掲載して、広告収入だけを元手に無料で配布する仕組みなのだと説明した。
もちろん無料じゃない物もあるが、それでも一般的な書籍よりは遥かに安いのだと。
「ウチの商会としては、この紙面にかかれた編集版を見て、先々書籍化される本を買って貰いたいと言う意図があって、コレを配布する予定なんです。書籍部門も私が担当する予定なので」
「ユングベリ嬢…ちゃんと寝ているのか?私から見ても、あれこれと手掛けすぎに見えるぞ」
「……ははは、そこは、まあ、何度か叱られてますので、少しずつ改善中です」
誰が叱っているのかは、ここではノーコメントだ。
さっさと話題を逸らしてしまおう。
「えーっと、それでですね。この紙面を作って貰っていた時に、チェルハ出版のヒディンクさんが、王立植物園一般開放区の開花情報なんかを街の人に定期的に発信する書面と、街にあるレストランや店舗の情報を広告として掲載する事で印刷費用をそこから賄って出版、今回みたいな形で無料配布してみても良いんじゃないかと、仰いまして……室長のご意見を伺おうかと」
「―――」
キスト室長の表情が、スッと引き締められた気がした。
確かに、代々の研究施設室長と一般開放区(植物園)の園長のために、植物園にほど近い所に、ちょっとした小規模な邸宅があるとは初日に聞いた気がする。
だけど元はと言えばキスト室長は、辺境伯家の次男じゃなかったか。
ちょっと買い物に…レベルで、フラフラと街を歩いているものなのだろうか。
「おや、ユングベリ嬢。それにイザク君にイオタ君。買い物かい?」
「その言葉……そっくりお返しして良いですか、室長……」
私の言いたい事を察したらしい室長が、ゆっくりと口の端に笑みを乗せた。
街行く様々な女性陣の間で黄色い悲鳴が聞こえたのは、気のせいじゃない筈。
「頼んでいた本が、王都から届いたと聞いたからな。邸宅や植物園に配達させるのは簡単だが、たまには外の空気が吸いたいと思う時だってある。今は貴女との研究以外、ちょうどひと段落ついているから、尚更にな。だから自分で引き取りに来て、これから帰るところだった」
「なるほど、そうなんですね」
「それで、貴女は?どうもチェルハ出版の方から歩いて来たように見えたが……」
「ちょっと家業のコトで、この街の商業ギルドを訪ねてみようと思って、向かう途中でした。チェルハ出版もその件で行っていて、用が済んで出てきたところだったんです」
家業のコト、と言う私の言葉に、室長の眉が僅かに顰められた気がした。
「ユングベリ嬢。今日は王立植物園は定休日だ」
「?はい、そうですね」
「定休日と言うのは、身体を休めるための日だと思うが、普通は」
「………えーっと」
正論には違いないが、研究オタクが揃う王立植物園の研究員、ましてや室長に、果たして人の事は言えるのか……。
何とも言えない私の表情から、無言の裏側を察したのか、キスト室長もバツが悪そうに軽く咳ばらいをした。
「ま、まあ、私に言われたくはないかも知れないがな。ただ、自分が好きでやっている分には良いが、貴女もいずれ商会を継ぐつもりなら、下の者の労働環境はキチンと考えた方が良い。雇われているのだから、仕えて当然と言う考え方では、いずれ皆離れていくぞ」
「それは……はい、肝に銘じます。イザクやイオタは、用が済んだら、少しゆっくりさせます」
「そうだな、そうした方が良い」
「あ、あまり立ち話をするのも何ですので……室長、明日の朝、少しお時間を頂いても良いですか?ご相談させて頂きたい事があるんです」
「うん?それは構わんが……それなら今から邸宅の方に来るか?そこにいるのは、イザクやイオタ以外、商会の従業員たちか?皆に夕食を振る舞うくらいの事は出来るぞ。一応邸宅には、王宮派遣の使用人たちも配されているしな」
「え?でも、今からいきなりは厨房の人たちが大変でしょう」
「度々研究施設に泊まり込むから、食材の仕入れと消費のバランスに頭を悩ませているようだし、行けば泣いて喜ぶと思うがな。そろそろまた、施設の食堂の方へ食材を格安で売りに行くはずだったろうしな」
「………そこは自慢げに語るところじゃない気がします」
「まあ、でも、要は遠慮不要と言う事だ。商業ギルドは食事の後でも行けるだろう。皆で来ると良い」
食事の後となると、とっぷり日暮れだ。
商業ギルドが24時間営業なのは確かだが、暗くなるから明日話を聞こうとならないのは、やはり室長の頭の中は、一般常識から少し?ずれているのかも知れない。
「お嬢様」
どうしますか?と目で問いかけてきたイザクに、私は一瞬空を仰いで考える仕種を見せた後、夕食の招待を受ける決断をした。
「ここにいる全員で行って良いってコトなら、お言葉に甘えましょうか?ギルドを通す前に、室長に例の記事の話をしておくのも、考え方によっては良い事なのかも知れないしね」
「まあ…それは確かにそうかも知れませんが」
「心配性だな、意外に。いくら何でも、君たちが居てまで彼女のお相手も怒らないだろう?」
キスト室長は半分冗談のつもりで言ったんだろうと思うけど、イザクは全く表情を変えずに「いえ」と断言してのけた。
「耳に入れば邸宅のダイニングが凍り付きかねないので」
「……っ」
イーザークー!と内心で盛大に罵る私を横目に、シーグとトーカレヴァ以外、要はこの場にいる〝鷹の眼〟全員が真顔で頷いていた。
「ちょっと、あのね――」
「――とは言え、その記事の話を早めにした方が良い事も確かですし、ここはお言葉に甘えさせて頂くべきかと。この件は従業員一同、平和のために口を噤みます」
「…ねえ何で、そんな生きるか死ぬかみたいな選択肢になってるの?」
「それが事実だからです」
で、何で私がそんな、残念な子を見るみたいな視線を向けられるんでしょう、イザクさん。
キスト室長を見れば、ちょっと横を向いて肩を振るわせていた。
「い、いや、すまない。そのネックレスを見れば、贈り主はよほど彼女の周囲を牽制したいのだろうなと思ってはいたが、どうやら想像以上だったようだ。まあ今日は、商会の仕事の一環とでも思っておいてくれれば良い。しかしその贈り主も、ユングベリ嬢の才能と行動力を考えれば、毎日さぞ気が気ではないのだろうな。機会があれば酒でも酌み交わしてみたいところだ。色々と面白い話が聞けそうだ」
馬車も別で良いから、後ろをついて来ると良い――。
キスト室長はまだ笑ったまま、片手を上げて身を翻した。
「あの、お嬢様。今の一連の話はどう言う――」
「ああっ、いい、いい!シ――イオタ嬢ちゃんには、後でたっぷり俺らが説明してやるから!とりあえず馬留め行こうぜ、室長サンが行っちまう!」
ファルコがそう言って、口を開きかけたシーグを遮るようにして、馬車を停めてある専用の広場まで、大股で歩き出した。
その説明、私も聞きたいくらいだと、ちょっと頬を膨らませながらも、私も後をついて行った。
* * *
「うわぁ…」
以前、都内の閑静な一角に佇むエキゾチック宮殿のような、アフガニスタン・イスラム大使館を見かけた事があったけど…まさにそんな感じだ。
辺境伯次男の言う「ちょっとした邸宅」を舐めてました。
そりゃ公爵邸よりは規模は小さいけど。それにしても。
「食事の支度が整うまで、団欒の間で先に話を聞こうか」
「あ、はい」
急な来客だと言うのに、執事以下使用人の目が輝いている。
どうやらこの邸宅の主は、代々寝るためだけに帰って来るか、酷い日は帰って来ないかと言う日々を繰り返す傾向にあるらしく、仕事の為とは言え、来客が食事をしていくと言うのは「これこそが働き甲斐!」と言う事らしい。
「普通はラクな仕事だと喜びそうなものだが、どうもここに派遣されてくる使用人は、大抵がああ言った仕事大好き人間ばかりで」
「本当にラクがしたい使用人なら、いつ戻って来られるか分からない旦那様をお待ちするとかは出来ませんから。ユングベリ様も、どうぞ気を遣わずにお過ごし下さいますよう」
執事の男性は、にこやかにそう言って奥へと下がって行った。
「それで、話とは?」
早速と言った感じにキスト室長も聞いてくれたので、私もさりげない動作で、完成したばかりのタブロイド版を机の上に置いた。
「うん?本でもないし、布告書のような書面でもない…これは……」
「うーん…タブロイド紙とか、大衆紙とか、フリーペーパーとか、私が住んでいた所では色々な言われ方をしていて、枚数も一定じゃないんですけど…」
そう言いながら私は、ヒディンクさんに説明したのと同じように、本来の形式としては、地域に密接した情報や、生活に絡んだ情報を掲載して、広告収入だけを元手に無料で配布する仕組みなのだと説明した。
もちろん無料じゃない物もあるが、それでも一般的な書籍よりは遥かに安いのだと。
「ウチの商会としては、この紙面にかかれた編集版を見て、先々書籍化される本を買って貰いたいと言う意図があって、コレを配布する予定なんです。書籍部門も私が担当する予定なので」
「ユングベリ嬢…ちゃんと寝ているのか?私から見ても、あれこれと手掛けすぎに見えるぞ」
「……ははは、そこは、まあ、何度か叱られてますので、少しずつ改善中です」
誰が叱っているのかは、ここではノーコメントだ。
さっさと話題を逸らしてしまおう。
「えーっと、それでですね。この紙面を作って貰っていた時に、チェルハ出版のヒディンクさんが、王立植物園一般開放区の開花情報なんかを街の人に定期的に発信する書面と、街にあるレストランや店舗の情報を広告として掲載する事で印刷費用をそこから賄って出版、今回みたいな形で無料配布してみても良いんじゃないかと、仰いまして……室長のご意見を伺おうかと」
「―――」
キスト室長の表情が、スッと引き締められた気がした。
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