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第二部 宰相閣下の謹慎事情
387 大公殿下は駆け引きをする
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※1日複数話更新です。お気を付け下さい。
言い忘れていた事――。
なるほど、アンジェス側が意図的に伏せた情報があると察した上で、こちらが話しやすくなるようにと、そんな水の向け方をしてきている。
とぼけるも良し、話をするのも良しではあるけれど、出来れば今回の側近の訪問で話しておいて欲しいと、ミラン王太子側からはそう言う意図を感じた。
テオドル大公は、一瞬だけこちらに視線を投げた後、一度だけゆっくりと目を瞬かせた。
それはまるで合図を送っているかの様で、私もマトヴェイ外交部長も、任せて欲しいと言っているのだろうなと、その仕種で理解した。
「言い忘れていた事……さて……ああ、そう言えば第一王子の随行者の中に、面白い戯言をほざく者がいたと、宰相からは聞いておったな。くだらなすぎて、言う必要もなかろうと捨て置いていたが、その話だろうか?」
「……私の方からは、何とも」
答えるジーノ・フォサーティ宰相令息の表情は、ちょっと痙攣っている。
多分相手がテオドル大公じゃなければ「とぼけるのも大概にして下さい」とでも言い出しかねない感じだ。
戯言度合いで言えば、結婚してやるとか嫁の貰い手がないなら側妃にしてやるとか、サレステーデの王子二人の発言の方が余程の戯言だとは思うけど、まあ「自分は王の弟だ、第三王子第一王女の実の父親だ」などと言うのも、傍から聞けば戯言に分類はされるだろう。何しろ証明する手段がない。
アンジェス側としても、所謂「喋りたくなるお薬」で聞きだした話であるだけに、これも大っぴらには主張しづらい。
結果として、ジーノ青年の表情が多少歪もうとも、現時点では「仄めかす」程度の事しか出来ないのだ。
そうだな…と、口元に手をあてた姿勢で、テオドル大公はジッと天井を見上げた。
「儂を含めてアンジェス側の者は皆、戯言だと思ってはおるが……それが事実と証明出来そうなら、話す事はやぶさかではないとでも伝えて貰おうか?」
これは「聞きたい事はそちらの想像通りの事である」事を仄めかすと同時に「それ以上を知りたければこちらにも相応の対価、つまりは情報を」とも同時に匂わせている。
大公サマ、さすがです…と思う一方、顔を顰めているジーノ青年の方もそれを理解しているようで、やはりそれだけ彼は優秀なのだと言う事が窺い知れた。
何のことかと問わないあたり、王太子側も、やはり持っている情報があると言う事だろう。
そして、宰相と国王を目の前にしてはその事を明かせずに、自分達の持っている情報との突き合わせをしたくて、ジーノ青年を使いに出した。
(となると、この人は養父ではなく王太子を選んでる……?いやでも、二重スパイの可能性も捨てきれないし……)
今のこの場だけでは、ジーノ・フォサーティ宰相令息の為人も思惑も、完全に理解をする事は難しい。
それに私は私で、エドヴァルドの異母姉にあたるキアラ・フォサーティ夫人が、今も健在なのか、健在ならどう言った立ち位置にいるのか…等、可能ならば探りを入れたいのだけれど、こちらもこちらで、現状として聞きづらい状況にあった。
「――なるほど。大公殿下のご意向は、承知致しました。殿下には、ではそのように」
ジーノ青年は、今はしつこく追求をしたところで、無意味だと思ったんだろう。
そう言った後、軽く頭だけを下げて、立ち上がった。
「うむ。殿下も会議前で、其方の回答を待ちくたびれておるやも知れんしな。儂の伝言で思うところが出て来たなら、いつでも訪ねて来るが良いとも伝えてくれて構わんぞ」
呼んでくれ、ではなく訪ねて来れば良い……と言うのは、それであれば私やマトヴェイ外交部長もその時一緒に内容を聞けるだろうと、そう考えてくれたからに違いない。
もちろん、そんなテオドル大公の思惑までは、恐らく悟られる事なく――部屋は再び、ジーノ青年が来る前の状態に戻った。
『さて、この後は誰が来るにせよ来ないにせよ、儂はとりあえずミルテ王女宛に、明日の茶会の招待状の返信を出さねばならんな。メダルド陛下なりミラン王太子殿下なりから、とりあえずの連絡はいくだろうが、こちらからもレイナ嬢の参加の件は書き足しておかねばなるまいよ。其方らはその間に、今日の議事録を書き上げてしまうと良い』
ジーノ青年の足音が遠ざかるのを聞きながら、テオドル大公は立ち上がって、別の机の上に置かれていた手紙を手にしていた。
『まあ、しかしあの分だと、少なくともミラン王太子は、サレステーデのキリアン第一王子の随行者の中に、ビリエルこと自称王弟ヘリストがいると、予想はしているようだな』
『そうですね……その上でアンジェス側の人間が、サレステーデ王家の血筋の話をどこまで知っているのか、さぞ探りたいのではないかと』
それ次第で〝幻の王弟〟を新しい御輿に出来るか、諦めてアンジェス側の提案通りに自治領化を進めるかを検討したいに違いない。
『ふむ…なら、さっさと教えてやった方が良かったか?』
『どうでしょう……それはそれで、バリエンダール内での勢力争いに巻き込まれないとも限りませんし。と言うか、私なら大公殿下の所に「お力をお貸し下さい!」って駆け込みますね。まあ、お力と言うよりは、お名前と言った方がより正確かも知れませんけど』
む…と眉間に皺を寄せたのはテオドル大公で、マトヴェイ外交部長は、言われてみればとばかりに、軽く目を瞠っていた。
『代わりに儂が御輿にされる…と?』
『ほら、現にさっきミラン王太子も「自治領化するなら大公殿下が自治領主になるのか」と聞いていらっしゃったじゃないですか。もしそうなら、後からでも自分達の味方になってくれるかも知れない…なんて思っていても不思議じゃないですよ?まあ、それならそれで、思惑に乗るフリだけして、実際には手を貸さないって言うのも、一つの方法ではあると思いますけど』
御輿にされる、の辺りでテオドル大公がちょっと不愉快げに眉を顰めたので、私は慌てて「思惑に乗るフリをするのもアリだ」とフォローを入れた。
利用してこようとするなら、しかえすだけ。そう割り切れば良いのではないかと。
『あくまで自分達が持っている情報を開示しないまま、大公殿下を利用しようとした場合にのみ適用すべき報復措置だと思うので、正面切って手札を明かしてくるのなら、どうか忘れてください。その程度の雑談です』
『その程度……か。其方と話をしていると、本当に大した事ではないように聞こえてくるな』
テオドル大公の眉間の皺が若干和らいだ様に見えるので、どうやら多少は融和されたみたいだった。
良かった。私の発想は物騒らしいとか、自虐に走る前に気を鎮めて貰えて。
『恐らく、メダルド陛下が何か動きを見せるとすれば、夕食はやはり一緒に取れないと告げる辺りの時間に、誰か来たかと確認をとりにくる…とかだろうな。もう一人の宰相子息は、ここへは来んと儂は見ておる』
『……そんなにダメな感じなんですか?』
『まあ、何度か訪問しているにも関わらず、儂の顔を見て「口煩く言われる」と、近寄っても来ない時点でどうかと思わんか?』
あー…と声が洩れたのは、マトヴェイ外交部長も一緒だった。
うん、仮にも他国の王族に対して取る態度じゃない。
外交部長なんて役職を持っていたら、私よりもそう思うに違いない。
『ここへは来んだろうが、王宮内でたまたま出くわして、声高に「話せ」と言われるのがせいぜいだと思っておるよ』
それもどうなんだろうとは思ったけど、当人を知るテオドル大公がそう言うからには、そう言うものと思っておくしかないかも知れない。
「…大公殿下、失礼致します」
そうして、招待状への返事や議事録をまとめて書いたりしていたそこへ、かけられた侍女の声が耳に届いた。
「リベラトーレ侍従長が、陛下のご内意を受けて、お目にかかりたいとの事なのですが」
――どうやらテオドル大公の予測は正しかったらしい。
言い忘れていた事――。
なるほど、アンジェス側が意図的に伏せた情報があると察した上で、こちらが話しやすくなるようにと、そんな水の向け方をしてきている。
とぼけるも良し、話をするのも良しではあるけれど、出来れば今回の側近の訪問で話しておいて欲しいと、ミラン王太子側からはそう言う意図を感じた。
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それはまるで合図を送っているかの様で、私もマトヴェイ外交部長も、任せて欲しいと言っているのだろうなと、その仕種で理解した。
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「……私の方からは、何とも」
答えるジーノ・フォサーティ宰相令息の表情は、ちょっと痙攣っている。
多分相手がテオドル大公じゃなければ「とぼけるのも大概にして下さい」とでも言い出しかねない感じだ。
戯言度合いで言えば、結婚してやるとか嫁の貰い手がないなら側妃にしてやるとか、サレステーデの王子二人の発言の方が余程の戯言だとは思うけど、まあ「自分は王の弟だ、第三王子第一王女の実の父親だ」などと言うのも、傍から聞けば戯言に分類はされるだろう。何しろ証明する手段がない。
アンジェス側としても、所謂「喋りたくなるお薬」で聞きだした話であるだけに、これも大っぴらには主張しづらい。
結果として、ジーノ青年の表情が多少歪もうとも、現時点では「仄めかす」程度の事しか出来ないのだ。
そうだな…と、口元に手をあてた姿勢で、テオドル大公はジッと天井を見上げた。
「儂を含めてアンジェス側の者は皆、戯言だと思ってはおるが……それが事実と証明出来そうなら、話す事はやぶさかではないとでも伝えて貰おうか?」
これは「聞きたい事はそちらの想像通りの事である」事を仄めかすと同時に「それ以上を知りたければこちらにも相応の対価、つまりは情報を」とも同時に匂わせている。
大公サマ、さすがです…と思う一方、顔を顰めているジーノ青年の方もそれを理解しているようで、やはりそれだけ彼は優秀なのだと言う事が窺い知れた。
何のことかと問わないあたり、王太子側も、やはり持っている情報があると言う事だろう。
そして、宰相と国王を目の前にしてはその事を明かせずに、自分達の持っている情報との突き合わせをしたくて、ジーノ青年を使いに出した。
(となると、この人は養父ではなく王太子を選んでる……?いやでも、二重スパイの可能性も捨てきれないし……)
今のこの場だけでは、ジーノ・フォサーティ宰相令息の為人も思惑も、完全に理解をする事は難しい。
それに私は私で、エドヴァルドの異母姉にあたるキアラ・フォサーティ夫人が、今も健在なのか、健在ならどう言った立ち位置にいるのか…等、可能ならば探りを入れたいのだけれど、こちらもこちらで、現状として聞きづらい状況にあった。
「――なるほど。大公殿下のご意向は、承知致しました。殿下には、ではそのように」
ジーノ青年は、今はしつこく追求をしたところで、無意味だと思ったんだろう。
そう言った後、軽く頭だけを下げて、立ち上がった。
「うむ。殿下も会議前で、其方の回答を待ちくたびれておるやも知れんしな。儂の伝言で思うところが出て来たなら、いつでも訪ねて来るが良いとも伝えてくれて構わんぞ」
呼んでくれ、ではなく訪ねて来れば良い……と言うのは、それであれば私やマトヴェイ外交部長もその時一緒に内容を聞けるだろうと、そう考えてくれたからに違いない。
もちろん、そんなテオドル大公の思惑までは、恐らく悟られる事なく――部屋は再び、ジーノ青年が来る前の状態に戻った。
『さて、この後は誰が来るにせよ来ないにせよ、儂はとりあえずミルテ王女宛に、明日の茶会の招待状の返信を出さねばならんな。メダルド陛下なりミラン王太子殿下なりから、とりあえずの連絡はいくだろうが、こちらからもレイナ嬢の参加の件は書き足しておかねばなるまいよ。其方らはその間に、今日の議事録を書き上げてしまうと良い』
ジーノ青年の足音が遠ざかるのを聞きながら、テオドル大公は立ち上がって、別の机の上に置かれていた手紙を手にしていた。
『まあ、しかしあの分だと、少なくともミラン王太子は、サレステーデのキリアン第一王子の随行者の中に、ビリエルこと自称王弟ヘリストがいると、予想はしているようだな』
『そうですね……その上でアンジェス側の人間が、サレステーデ王家の血筋の話をどこまで知っているのか、さぞ探りたいのではないかと』
それ次第で〝幻の王弟〟を新しい御輿に出来るか、諦めてアンジェス側の提案通りに自治領化を進めるかを検討したいに違いない。
『ふむ…なら、さっさと教えてやった方が良かったか?』
『どうでしょう……それはそれで、バリエンダール内での勢力争いに巻き込まれないとも限りませんし。と言うか、私なら大公殿下の所に「お力をお貸し下さい!」って駆け込みますね。まあ、お力と言うよりは、お名前と言った方がより正確かも知れませんけど』
む…と眉間に皺を寄せたのはテオドル大公で、マトヴェイ外交部長は、言われてみればとばかりに、軽く目を瞠っていた。
『代わりに儂が御輿にされる…と?』
『ほら、現にさっきミラン王太子も「自治領化するなら大公殿下が自治領主になるのか」と聞いていらっしゃったじゃないですか。もしそうなら、後からでも自分達の味方になってくれるかも知れない…なんて思っていても不思議じゃないですよ?まあ、それならそれで、思惑に乗るフリだけして、実際には手を貸さないって言うのも、一つの方法ではあると思いますけど』
御輿にされる、の辺りでテオドル大公がちょっと不愉快げに眉を顰めたので、私は慌てて「思惑に乗るフリをするのもアリだ」とフォローを入れた。
利用してこようとするなら、しかえすだけ。そう割り切れば良いのではないかと。
『あくまで自分達が持っている情報を開示しないまま、大公殿下を利用しようとした場合にのみ適用すべき報復措置だと思うので、正面切って手札を明かしてくるのなら、どうか忘れてください。その程度の雑談です』
『その程度……か。其方と話をしていると、本当に大した事ではないように聞こえてくるな』
テオドル大公の眉間の皺が若干和らいだ様に見えるので、どうやら多少は融和されたみたいだった。
良かった。私の発想は物騒らしいとか、自虐に走る前に気を鎮めて貰えて。
『恐らく、メダルド陛下が何か動きを見せるとすれば、夕食はやはり一緒に取れないと告げる辺りの時間に、誰か来たかと確認をとりにくる…とかだろうな。もう一人の宰相子息は、ここへは来んと儂は見ておる』
『……そんなにダメな感じなんですか?』
『まあ、何度か訪問しているにも関わらず、儂の顔を見て「口煩く言われる」と、近寄っても来ない時点でどうかと思わんか?』
あー…と声が洩れたのは、マトヴェイ外交部長も一緒だった。
うん、仮にも他国の王族に対して取る態度じゃない。
外交部長なんて役職を持っていたら、私よりもそう思うに違いない。
『ここへは来んだろうが、王宮内でたまたま出くわして、声高に「話せ」と言われるのがせいぜいだと思っておるよ』
それもどうなんだろうとは思ったけど、当人を知るテオドル大公がそう言うからには、そう言うものと思っておくしかないかも知れない。
「…大公殿下、失礼致します」
そうして、招待状への返事や議事録をまとめて書いたりしていたそこへ、かけられた侍女の声が耳に届いた。
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