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第三部 宰相閣下の婚約者
【宰相Side】エドヴァルドの忍耐(6)
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「……茶会の主催では不満か?」
半ば予想しながら聞いてみたが、やはり「それで満足するとでも?」と、想像通りの答えが国王陛下からは返された。
「他になければそう答えただろうが、これだけの人間が絡んだうえにバリエンダールと個別の話し合いまで必須の現状だ。人手も足りてないだろう?このやる気に満ち溢れた親切な国王陛下を頼らず何とする」
「自分で親切などと言うやつの腹は大抵黒い」
やる気が殺る気に聞こえるのは気のせいではないだろう。
「おまえが言うか」
カトラリーを動かす小さな音さえも聞こえる室内で、食べた気のしない朝食会は続いている。
……コンティオラ公爵、よく見れば肉を細かく切り刻んでいるだけで、結局食べていないのではないだろうか。
まあ、いくら王が食せと言ったところで、食欲も湧かない現状だろう。
フォルシアン公爵も、スープにばかり手を伸ばしている気がする。
王の手前何も口にしない訳にはいかず、私は何とか挽肉料理に口をつけておく。
「……バリエンダールのミラン王太子との交渉」
恐らく何かを言わねば解放はされないだろうと、とりあえずは「誰かがやらねばならないこと」を列挙していくことにした。
「関係者の処遇の検討と実行者の選定」
ただしサレステーデの王子王女らに関しては、会談で話し合われるべきことで、ここには数えられない。
「高等法院及び王都商業ギルドとの交渉」
投資詐欺事件に関しては、貴族と平民双方がそこに関わっていて、対応次第では商業ギルド全体を敵に回す可能性もある。
「実際に王が関われるのかどうかはともかく、権利だけならこのくらいは挙げられる」
「……ふむ」
私が差し出した選択肢に嘘はないと察したフィルバートは、少し考える仕種を見せた。
「バリエンダールは王ではなく王太子との交渉になるのか」
「王は三国会談の交渉で充分だろう。王太子がその間に国内の大掃除を目論んでいることも分かっている。そしてアンジェスに〝痺れ茶〟が流れるきっかけとなったのは、王太子敵対派閥の筆頭。三国会談とは分けて考えた方が良い。――が、まだ陛下にお任せするとは言っていない」
「そう狭量なことを言うな、宰相」
「陛下が動くことで、敵対派閥の公爵家に事前に知られない保証がない限りはダメだ。そこは譲れない」
「事前に知られない保証ね……いっそ先代エモニエ侯爵の後妻を送り返して、復讐の大鉈でも振るわせてやったらどうだ。恨みがあると言うなら、喜んで刺客でも何でもなるのではないか?」
「だから、そう言ったことを含めて事情聴取のあとで話し合いたいと言っている」
さすがに陛下じゃあるまいし、とは言えず私も微妙に反論の矛先をずらした。
いや、あるいはフィルバートからその後妻にそれを吹き込ませてみるのも一案か。
その手引きを依頼する程度なら、ミラン王太子との連絡もさほど周囲に勘繰られずに済むかも知れないし、仮に後妻が本懐を遂げれば、こちらからも恩が売れる。
――存外、案としては切り捨てられない。
「……宰相?」
「いえ、何でも。ともかく今、コンティオラ公爵邸と王都内とセルマ、それぞれでの捕り物が済んだところで、この話はもう一度。そう言うことで」
ここから先は、現時点では推測の域を出なくなる。
「それとまあ……これは個人的な意見だが、手付かずの食事は、朝から無茶をして用意をしてくれた使用人たちにそのまま振る舞うことを勧める。食堂の食事でさえ、滅多と口にしない者たちもいると聞く」
これは私も知らなかったことだが、公爵邸で得る給与をほぼ丸ごと故郷の家族に仕送りしてしまい、本人はギリギリの生活をしていると言う使用人がいたのだ。
公爵邸内で山菜とキノコの野外パーティーをした際に、レイナが小耳に挟んでいた。
ならば給与を上げれば良いかと言うと、それでは上げただけ結局家族に送ってしまうとレイナは言い、食事や支給品の待遇向上を図ってはどうかと言っていたのだ。
実際、山菜とキノコの野外パーティーをした際や、室内で海鮮バーミセリなどのパーティーをした際、レイナは残った食事は使用人たちの自由にして良いと言っていた。
恐らくは王宮内でも同じことが言える筈だった。
「ふむ……そう言うものか?」
公の作法に反しない限り、フィルバートも庶民が貴族と同じ食事を――などと言うつもりはないようだった。
「それに今から三国会談まで、下手をすると家に帰れなくなる者だって大勢いる。今のうちから高級料理で釣っておくのもアリかと思うが?」
「これから死ぬほど忙しくなるから、これでも食してさあ働け、と?」
「士気の低下が最低限で済むかも知れない。……希望的観測だが」
割と真面目に提案はしてみたつもりだが、フィルバートは面白そうな笑みを逆に返してきた。
「では、おまえたちももう少し食すべきではないか?これから人一倍働くのだから」
「「「…………」」」
私もフォルシアン公爵もコンティオラ公爵も、それ以上の返す言葉は持っていなかった。
* * *
「……さて」
結局、公爵三人で再び宰相室へと戻り、ぐったりとそれぞれがソファに身体を沈み込ませた。
「イデオン公……フォルシアン公爵……色々と申し訳ない」
再度頭を下げようとするコンティオラ公爵を私は片手で止めた。
「そう言うことは全てが片付いてから、改めて。これ以上は『何に対して?』と聞かざるを得なくなる。まずは三国会談まで全力で目の前の公務をこなすことをお勧めする」
「……そうか……」
まさか今のこの時点で、責任を取ってどうこう言いだされても困るため、私としてもそれしか言うことは出来ない。
フォルシアン公爵も、そうだなと頷いていた。
「そろそろ邸宅で詐欺の現行犯逮捕が為されている時間でもあるしな。あれだけ策が打ってあれば、万が一にも取り逃がすと言うことはないだろうしな。……報告は、宰相室に?」
「ああ。その時点で再度集まってもらうことになるだろう。話は一度に全員で聞いた方が良いだろうしな。その方が時間のない今は効率的だ」
「承知した。その話は最優先事項になるだろうし、連絡が入れば何をおいても駆けつけよう」
「コンティオラ公爵もよろしいか?」
フォルシアン公爵と二人で視線を向けると、普段よりも更に憔悴した容貌のまま「承知した」とだけコンティオラ公爵は答えた。
「……エドヴァルド」
肩を落としたまま自身の執務室へと戻るコンティオラ公爵の背を見送りながら、フォルシアン公爵の方はすぐにはその場を立ち去らなかった。
「王宮護衛騎士を付けておかなくて良いのか? まさかとは思うが――」
フォルシアン公爵も、私ほどではないにせよ若いうちから公爵としての公務に携わることを余儀なくされた人間だ。
なるべくならヒース・コンティオラ公爵令息が同じような状況に陥ることは回避してやりたいと思っているのが透けて見えていた。
「頭の片隅にはあるだろうが、それを本気で実行するとすれば、三国会談が終わるか陛下の言う『断罪の茶会』が終わってからだろう。責任感があるからこそ、皆が公務に追われる今のこの状況を見捨てたりはすまい。とは言え確率がゼロとも言えんから、密かに見張りは立たせておくが」
「私が言うのもおかしいが、なるべく下の侯爵家連中に全て被せてやれれば良いんだが。公爵に責任を被られてしまうと、下を突きにくくなる可能性がある」
――死して幕引き、はこの場合むしろ悪手だ。
「……そうだな」
「まあ、私自身の処遇に関しては潔く委ねておくさ。レイナちゃんを楯にどうこう言うつもりもないから、きちんと職務に則って判断してくれ」
では連絡を待っている、と言い残してフォルシアン公爵もその場を後にした。
「処遇、か……」
頭の痛い問題は、むしろ増えたと言えるだろう。
果たしてどれから手を付けるべきか。
私は深い深いため息を吐き出した。
半ば予想しながら聞いてみたが、やはり「それで満足するとでも?」と、想像通りの答えが国王陛下からは返された。
「他になければそう答えただろうが、これだけの人間が絡んだうえにバリエンダールと個別の話し合いまで必須の現状だ。人手も足りてないだろう?このやる気に満ち溢れた親切な国王陛下を頼らず何とする」
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やる気が殺る気に聞こえるのは気のせいではないだろう。
「おまえが言うか」
カトラリーを動かす小さな音さえも聞こえる室内で、食べた気のしない朝食会は続いている。
……コンティオラ公爵、よく見れば肉を細かく切り刻んでいるだけで、結局食べていないのではないだろうか。
まあ、いくら王が食せと言ったところで、食欲も湧かない現状だろう。
フォルシアン公爵も、スープにばかり手を伸ばしている気がする。
王の手前何も口にしない訳にはいかず、私は何とか挽肉料理に口をつけておく。
「……バリエンダールのミラン王太子との交渉」
恐らく何かを言わねば解放はされないだろうと、とりあえずは「誰かがやらねばならないこと」を列挙していくことにした。
「関係者の処遇の検討と実行者の選定」
ただしサレステーデの王子王女らに関しては、会談で話し合われるべきことで、ここには数えられない。
「高等法院及び王都商業ギルドとの交渉」
投資詐欺事件に関しては、貴族と平民双方がそこに関わっていて、対応次第では商業ギルド全体を敵に回す可能性もある。
「実際に王が関われるのかどうかはともかく、権利だけならこのくらいは挙げられる」
「……ふむ」
私が差し出した選択肢に嘘はないと察したフィルバートは、少し考える仕種を見せた。
「バリエンダールは王ではなく王太子との交渉になるのか」
「王は三国会談の交渉で充分だろう。王太子がその間に国内の大掃除を目論んでいることも分かっている。そしてアンジェスに〝痺れ茶〟が流れるきっかけとなったのは、王太子敵対派閥の筆頭。三国会談とは分けて考えた方が良い。――が、まだ陛下にお任せするとは言っていない」
「そう狭量なことを言うな、宰相」
「陛下が動くことで、敵対派閥の公爵家に事前に知られない保証がない限りはダメだ。そこは譲れない」
「事前に知られない保証ね……いっそ先代エモニエ侯爵の後妻を送り返して、復讐の大鉈でも振るわせてやったらどうだ。恨みがあると言うなら、喜んで刺客でも何でもなるのではないか?」
「だから、そう言ったことを含めて事情聴取のあとで話し合いたいと言っている」
さすがに陛下じゃあるまいし、とは言えず私も微妙に反論の矛先をずらした。
いや、あるいはフィルバートからその後妻にそれを吹き込ませてみるのも一案か。
その手引きを依頼する程度なら、ミラン王太子との連絡もさほど周囲に勘繰られずに済むかも知れないし、仮に後妻が本懐を遂げれば、こちらからも恩が売れる。
――存外、案としては切り捨てられない。
「……宰相?」
「いえ、何でも。ともかく今、コンティオラ公爵邸と王都内とセルマ、それぞれでの捕り物が済んだところで、この話はもう一度。そう言うことで」
ここから先は、現時点では推測の域を出なくなる。
「それとまあ……これは個人的な意見だが、手付かずの食事は、朝から無茶をして用意をしてくれた使用人たちにそのまま振る舞うことを勧める。食堂の食事でさえ、滅多と口にしない者たちもいると聞く」
これは私も知らなかったことだが、公爵邸で得る給与をほぼ丸ごと故郷の家族に仕送りしてしまい、本人はギリギリの生活をしていると言う使用人がいたのだ。
公爵邸内で山菜とキノコの野外パーティーをした際に、レイナが小耳に挟んでいた。
ならば給与を上げれば良いかと言うと、それでは上げただけ結局家族に送ってしまうとレイナは言い、食事や支給品の待遇向上を図ってはどうかと言っていたのだ。
実際、山菜とキノコの野外パーティーをした際や、室内で海鮮バーミセリなどのパーティーをした際、レイナは残った食事は使用人たちの自由にして良いと言っていた。
恐らくは王宮内でも同じことが言える筈だった。
「ふむ……そう言うものか?」
公の作法に反しない限り、フィルバートも庶民が貴族と同じ食事を――などと言うつもりはないようだった。
「それに今から三国会談まで、下手をすると家に帰れなくなる者だって大勢いる。今のうちから高級料理で釣っておくのもアリかと思うが?」
「これから死ぬほど忙しくなるから、これでも食してさあ働け、と?」
「士気の低下が最低限で済むかも知れない。……希望的観測だが」
割と真面目に提案はしてみたつもりだが、フィルバートは面白そうな笑みを逆に返してきた。
「では、おまえたちももう少し食すべきではないか?これから人一倍働くのだから」
「「「…………」」」
私もフォルシアン公爵もコンティオラ公爵も、それ以上の返す言葉は持っていなかった。
* * *
「……さて」
結局、公爵三人で再び宰相室へと戻り、ぐったりとそれぞれがソファに身体を沈み込ませた。
「イデオン公……フォルシアン公爵……色々と申し訳ない」
再度頭を下げようとするコンティオラ公爵を私は片手で止めた。
「そう言うことは全てが片付いてから、改めて。これ以上は『何に対して?』と聞かざるを得なくなる。まずは三国会談まで全力で目の前の公務をこなすことをお勧めする」
「……そうか……」
まさか今のこの時点で、責任を取ってどうこう言いだされても困るため、私としてもそれしか言うことは出来ない。
フォルシアン公爵も、そうだなと頷いていた。
「そろそろ邸宅で詐欺の現行犯逮捕が為されている時間でもあるしな。あれだけ策が打ってあれば、万が一にも取り逃がすと言うことはないだろうしな。……報告は、宰相室に?」
「ああ。その時点で再度集まってもらうことになるだろう。話は一度に全員で聞いた方が良いだろうしな。その方が時間のない今は効率的だ」
「承知した。その話は最優先事項になるだろうし、連絡が入れば何をおいても駆けつけよう」
「コンティオラ公爵もよろしいか?」
フォルシアン公爵と二人で視線を向けると、普段よりも更に憔悴した容貌のまま「承知した」とだけコンティオラ公爵は答えた。
「……エドヴァルド」
肩を落としたまま自身の執務室へと戻るコンティオラ公爵の背を見送りながら、フォルシアン公爵の方はすぐにはその場を立ち去らなかった。
「王宮護衛騎士を付けておかなくて良いのか? まさかとは思うが――」
フォルシアン公爵も、私ほどではないにせよ若いうちから公爵としての公務に携わることを余儀なくされた人間だ。
なるべくならヒース・コンティオラ公爵令息が同じような状況に陥ることは回避してやりたいと思っているのが透けて見えていた。
「頭の片隅にはあるだろうが、それを本気で実行するとすれば、三国会談が終わるか陛下の言う『断罪の茶会』が終わってからだろう。責任感があるからこそ、皆が公務に追われる今のこの状況を見捨てたりはすまい。とは言え確率がゼロとも言えんから、密かに見張りは立たせておくが」
「私が言うのもおかしいが、なるべく下の侯爵家連中に全て被せてやれれば良いんだが。公爵に責任を被られてしまうと、下を突きにくくなる可能性がある」
――死して幕引き、はこの場合むしろ悪手だ。
「……そうだな」
「まあ、私自身の処遇に関しては潔く委ねておくさ。レイナちゃんを楯にどうこう言うつもりもないから、きちんと職務に則って判断してくれ」
では連絡を待っている、と言い残してフォルシアン公爵もその場を後にした。
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頭の痛い問題は、むしろ増えたと言えるだろう。
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