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第三部 宰相閣下の婚約者
703 若旦那の意地(ホンキ)(前)
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恐らく、王都商業ギルドがこれからやることとなれば、今回名前の挙がった商会との取引停止を主な顧客に通達して締め出しを図りながらの、最終的には商業許可証の没収だろう。
ラヴォリ商会を巻き込んでいるからには、最も手っ取り早く顧客に取引先の変更を持ちかけられる相手として選んでいるに違いない。
国内最大手の商会であり、そこそこの規模の街や村であれば提携商会込みで問題の商会とすぐに交代が可能だろうからだ。
「遅れて申し訳ない」
不敵に笑ったリーリャギルド長を見ながらそんなことを考えていると、かなり急いだんだろう、わずかに息のあがったカールフェルド・ラヴォリ商会長代理がギルド長室にそう言いながら姿を現した。
「いいや、カプート子爵の話をしながら、ボードストレーム商会の話を後回しにしていたところさ。ある意味ちょうど良かったんじゃないかねぇ?」
空いたソファの一角を指し示しながら、リーリャギルド長がカールフェルド商会長代理に着席を促している。
「ユングベリ商会長には今更な話になったが、茶が出ないのは勘弁して欲しいね。アタシとアズレートとイフナースが席を外している時点で、通常業務を代行してくれている職員たちに『茶を淹れろ』なんて言えやしないからね」
それもあるだろうけど、呑気にお茶なんか飲んでいられないと言うのが正直なところでもあるはずだ。
私も早く〝痺れ茶〟の話を聞きたかったし、前回ここでカルメル商会長の取り調べに立ち会った時だってお茶が出た記憶はないわけだから、言われるまで気付かなかったと言うのが正確なところだ。
もともと、一階の受付にいたら当然お茶なんて出ないだろうにと思ったけれど、このギルド長室にやって来るとなると、もしかしたら普段は対応が違うのかも知れない。
あるいはラヴォリ商会に対しては、日頃から別対応だったか。
当のカールフェルド商会長代理は、一瞬虚をつかれたみたいだったけど、すぐに「気にしておりません」と微笑った。
「天下の王都商業ギルド長に対して、訪れる度にお茶など要求しているのは商会長くらいのものでしょう。それも代々のギルド長の器を見るための試金石にしているようなフシもあった。私如き若輩が、そんなことをマネできるはずもない」
おこがましい――と、軽く肩をすくめている。
あの海千山千の商会長であればそうかも知れないな、などと私もバリエンダール王都で会った商会長の姿を思い浮かべながら、思わず頷きそうになって、慌てて首を振った。
「どうぞ話を進めて下さい。カプート子爵にまつわる話はもうよろしいのですか?」
そうだね、とリーリャギルド長の方はそう言っていたけれど、いい機会だから私はカールフェルド商会長代理にも、カプート子爵の印象を聞いてみることにした。
「カール商会長代理も、カプート子爵のことはご存知なんですか?」
「え、ええ」
不意に横から問いかけられたカールフェルド商会長代理は、戸惑いながらもそこは肯定していた。
「王都からはもっとも離れているところですし、数えるほどしかお会いしたことはありません。ただ、私などが有能だなどと申し上げるのもおこがましくらいのお方ではいらっしゃいますね」
「そうなんですね……」
「それだけ、今回の件はどうしたものかと思っているのですよ」
カールフェルド商会長代理がそう言ったところで「んんっ」と、リーリャギルド長の軽い咳払いがそれ以上の話を中断させた。
「それで、おまえさんの手にあるソレは、商会長からの返事が来たと言うことなんじゃないのかい?」
リーリャギルド長の言葉にふと彼の手元を見れば、確かに巻物状に丸められた紙を手にしていた。
「ああ、そうでした。今ちょうど一階に届いていたのを回収して、道すがら目を通してきたところです」
そう言いながら、カールフェルド商会長代理はその手紙を胸元まで軽く掲げて見せた。
「多少他の商売上の話もあるので、ここで広げることはご容赦いただきたいのですが……結果としては、商会長からの許可は下りました。今回〝痺れ茶〟とやらに関わった商会の販路、一度全て我が商会でお預かりします」
「!」
驚いて目を瞠ったのは私だけで、リーリャギルド長、アズレート副ギルド長、イフナースは事前に知っていたのか、それともギルド側からの依頼だったのか、むしろ納得したように三人ともが頷いていた。
「すまないね。ラヴォリ商会が大きくなりすぎると、王宮側に目をつけられちまうかも知れないが、そこはアタシの方からも王に説明しておくよ。それにあくまでも各領地の今後の見通しが立つまでの暫定措置。落ち着いたところで提携商会に業務譲渡するなり、これまで提携のなかった商会と新たな縁を結ぶなり、また相談させて貰うよ」
今回〝痺れ茶〟の流通に関わった商会は潰す、とリーリャギルド長は言っていたけれど、どうやらただ潰すのではなく、ラヴォリ商会にその販路だけを掬い上げて貰うことで、市場全体の混乱を最小限に留めようと考えているらしかった。
私がここへ来るまでに、彼らの間でそこまでの話し合いがあり、バリエンダール滞在中のマキシミリアン・ラヴォリ商会長に、ここから手紙で打診があったのだと推察することが出来た。
カールフェルド商会長代理は「そうですね」と、リーリャギルド長に向かって数度頷いていた。
「ぜひ宜しくお願いします。商会長も、顧客側の混乱と不便を防ぐ為、あくまで一時的に販路を代行運営させて貰うと申しておりました。市場の独占は流通の停滞を生むと言うのが、そもそもの商会長の考えですから」
「そのあたりは、まあこちらもよく知っているさ。頑固親父は健在だね。何よりだよ」
はははっ、と豪快に笑うのはリーリャギルド長だけで、あとは皆が反応に困っていた。
まあ大商会の商会長らしく、威厳のある人だったなとは思うけど、私もさすがに頑固親父なのかと聞かれれば、そこまで素直には頷けない。
「恐らくですが……」
チラリとこちらを見たカールフェルド商会長代理に、つられた皆の視線も動いた。
何だか居心地の悪さを感じて、思わずふるりと身体をふるわせてしまう。
「商会長はどうやら今度の件で、ボードストレーム商会を完膚なきまでに叩き潰した後で、ユングベリ商会をその後継として育てていきたいと考えているようです。まだ本店の開業もこれからと言うのは承知の上で、人手でもノウハウでも遠慮なく貸し出すと言っています。その点、イッターシュギルド長のお考えも知りたい、と」
「⁉」
「その代わりボードストレーム商会の販路を全て吸収することに関しては、ラヴォリ商会に一任願いたい……とも申しておりました」
「⁉」
言葉の出ない私をよそに、リーリャギルド長とカールフェルド商会長代理との間に意味ありげな視線が交わされる。
「それは……ラヴォリ商会と言うよりは、おまえさんにと言うことじゃないのかい」
「そうですね、そこはそう受け取っていただいて構いません。今更取り繕えませんので」
何やらボードストレーム商会に対して積年の恨みがあるかのようなカールフェルド商会長代理の声と態度に、ふむ……と、リーリャギルド長は口元に手をやりながら考える仕種を見せた。
ラヴォリ商会を巻き込んでいるからには、最も手っ取り早く顧客に取引先の変更を持ちかけられる相手として選んでいるに違いない。
国内最大手の商会であり、そこそこの規模の街や村であれば提携商会込みで問題の商会とすぐに交代が可能だろうからだ。
「遅れて申し訳ない」
不敵に笑ったリーリャギルド長を見ながらそんなことを考えていると、かなり急いだんだろう、わずかに息のあがったカールフェルド・ラヴォリ商会長代理がギルド長室にそう言いながら姿を現した。
「いいや、カプート子爵の話をしながら、ボードストレーム商会の話を後回しにしていたところさ。ある意味ちょうど良かったんじゃないかねぇ?」
空いたソファの一角を指し示しながら、リーリャギルド長がカールフェルド商会長代理に着席を促している。
「ユングベリ商会長には今更な話になったが、茶が出ないのは勘弁して欲しいね。アタシとアズレートとイフナースが席を外している時点で、通常業務を代行してくれている職員たちに『茶を淹れろ』なんて言えやしないからね」
それもあるだろうけど、呑気にお茶なんか飲んでいられないと言うのが正直なところでもあるはずだ。
私も早く〝痺れ茶〟の話を聞きたかったし、前回ここでカルメル商会長の取り調べに立ち会った時だってお茶が出た記憶はないわけだから、言われるまで気付かなかったと言うのが正確なところだ。
もともと、一階の受付にいたら当然お茶なんて出ないだろうにと思ったけれど、このギルド長室にやって来るとなると、もしかしたら普段は対応が違うのかも知れない。
あるいはラヴォリ商会に対しては、日頃から別対応だったか。
当のカールフェルド商会長代理は、一瞬虚をつかれたみたいだったけど、すぐに「気にしておりません」と微笑った。
「天下の王都商業ギルド長に対して、訪れる度にお茶など要求しているのは商会長くらいのものでしょう。それも代々のギルド長の器を見るための試金石にしているようなフシもあった。私如き若輩が、そんなことをマネできるはずもない」
おこがましい――と、軽く肩をすくめている。
あの海千山千の商会長であればそうかも知れないな、などと私もバリエンダール王都で会った商会長の姿を思い浮かべながら、思わず頷きそうになって、慌てて首を振った。
「どうぞ話を進めて下さい。カプート子爵にまつわる話はもうよろしいのですか?」
そうだね、とリーリャギルド長の方はそう言っていたけれど、いい機会だから私はカールフェルド商会長代理にも、カプート子爵の印象を聞いてみることにした。
「カール商会長代理も、カプート子爵のことはご存知なんですか?」
「え、ええ」
不意に横から問いかけられたカールフェルド商会長代理は、戸惑いながらもそこは肯定していた。
「王都からはもっとも離れているところですし、数えるほどしかお会いしたことはありません。ただ、私などが有能だなどと申し上げるのもおこがましくらいのお方ではいらっしゃいますね」
「そうなんですね……」
「それだけ、今回の件はどうしたものかと思っているのですよ」
カールフェルド商会長代理がそう言ったところで「んんっ」と、リーリャギルド長の軽い咳払いがそれ以上の話を中断させた。
「それで、おまえさんの手にあるソレは、商会長からの返事が来たと言うことなんじゃないのかい?」
リーリャギルド長の言葉にふと彼の手元を見れば、確かに巻物状に丸められた紙を手にしていた。
「ああ、そうでした。今ちょうど一階に届いていたのを回収して、道すがら目を通してきたところです」
そう言いながら、カールフェルド商会長代理はその手紙を胸元まで軽く掲げて見せた。
「多少他の商売上の話もあるので、ここで広げることはご容赦いただきたいのですが……結果としては、商会長からの許可は下りました。今回〝痺れ茶〟とやらに関わった商会の販路、一度全て我が商会でお預かりします」
「!」
驚いて目を瞠ったのは私だけで、リーリャギルド長、アズレート副ギルド長、イフナースは事前に知っていたのか、それともギルド側からの依頼だったのか、むしろ納得したように三人ともが頷いていた。
「すまないね。ラヴォリ商会が大きくなりすぎると、王宮側に目をつけられちまうかも知れないが、そこはアタシの方からも王に説明しておくよ。それにあくまでも各領地の今後の見通しが立つまでの暫定措置。落ち着いたところで提携商会に業務譲渡するなり、これまで提携のなかった商会と新たな縁を結ぶなり、また相談させて貰うよ」
今回〝痺れ茶〟の流通に関わった商会は潰す、とリーリャギルド長は言っていたけれど、どうやらただ潰すのではなく、ラヴォリ商会にその販路だけを掬い上げて貰うことで、市場全体の混乱を最小限に留めようと考えているらしかった。
私がここへ来るまでに、彼らの間でそこまでの話し合いがあり、バリエンダール滞在中のマキシミリアン・ラヴォリ商会長に、ここから手紙で打診があったのだと推察することが出来た。
カールフェルド商会長代理は「そうですね」と、リーリャギルド長に向かって数度頷いていた。
「ぜひ宜しくお願いします。商会長も、顧客側の混乱と不便を防ぐ為、あくまで一時的に販路を代行運営させて貰うと申しておりました。市場の独占は流通の停滞を生むと言うのが、そもそもの商会長の考えですから」
「そのあたりは、まあこちらもよく知っているさ。頑固親父は健在だね。何よりだよ」
はははっ、と豪快に笑うのはリーリャギルド長だけで、あとは皆が反応に困っていた。
まあ大商会の商会長らしく、威厳のある人だったなとは思うけど、私もさすがに頑固親父なのかと聞かれれば、そこまで素直には頷けない。
「恐らくですが……」
チラリとこちらを見たカールフェルド商会長代理に、つられた皆の視線も動いた。
何だか居心地の悪さを感じて、思わずふるりと身体をふるわせてしまう。
「商会長はどうやら今度の件で、ボードストレーム商会を完膚なきまでに叩き潰した後で、ユングベリ商会をその後継として育てていきたいと考えているようです。まだ本店の開業もこれからと言うのは承知の上で、人手でもノウハウでも遠慮なく貸し出すと言っています。その点、イッターシュギルド長のお考えも知りたい、と」
「⁉」
「その代わりボードストレーム商会の販路を全て吸収することに関しては、ラヴォリ商会に一任願いたい……とも申しておりました」
「⁉」
言葉の出ない私をよそに、リーリャギルド長とカールフェルド商会長代理との間に意味ありげな視線が交わされる。
「それは……ラヴォリ商会と言うよりは、おまえさんにと言うことじゃないのかい」
「そうですね、そこはそう受け取っていただいて構いません。今更取り繕えませんので」
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