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死に場所
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祖父が亡くなった。物心ついてから知ってる人が亡くなるのはこれで2人目だった。
もう1人は中学の時、近所の有名なヤンキーが原付で事故って死んだ。
僕もそいつに物を壊されたりしていたから、正直スカっとしていた。
僕はまだ子供だったので母親にその話をしたら酷く叱られた。
そんな事を言うんじゃない、と。
僕は幼ながらに反省した。
大人にこう言う事は言わない方が良いと。
そして知った。
死ぬ事で喜ばれる命がある事を。
あれから時も過ぎ、僕ももう成人した。
僕は自分に期待などしていなかった。
有り体に言えば、死んでしまいたかった。
否、死ぬのは怖い。
しかし「何者か」にもなれず、大学、バイト先、家を繰り返すだけの何の喜びもない日々。
『望んだ様に生きられないなら、死んでんのと同じだ』
そんな歌を耳にする。
今の僕に酷く突き刺さった。
来世ではもっと上手くいくといいな、なんて能天気な事を言いたいわけじゃない。
ただ、何も成せず、短い時間しかない人生を無為に過ごす自分は耐えられなかった。
残酷な事に、こんな僕の思いをよそに次の日は来る。
ありがちな表現だ。歌でも本でもよく聞くな、これ。
僕は仕方なく、支度を済ませ家を出る。
僕はいつだって死んでしまいたいが、1つだけ。理想の死に場所があった。
いつまでも変わって欲しくない、こんな時が続けば良いのに、と心から思える場所。
それが僕の死に場所だ。
それは愛する人かもしれないし、「何者か」に成れた時かもしれない。
人生は甘くないので、そんな場所に出会えるか分からない。
けどそこで死ぬ為に生きていくしか無いみたいだ。
そんな事を思いながら栄方面行きの満員電車に乗り込んだ。
もう1人は中学の時、近所の有名なヤンキーが原付で事故って死んだ。
僕もそいつに物を壊されたりしていたから、正直スカっとしていた。
僕はまだ子供だったので母親にその話をしたら酷く叱られた。
そんな事を言うんじゃない、と。
僕は幼ながらに反省した。
大人にこう言う事は言わない方が良いと。
そして知った。
死ぬ事で喜ばれる命がある事を。
あれから時も過ぎ、僕ももう成人した。
僕は自分に期待などしていなかった。
有り体に言えば、死んでしまいたかった。
否、死ぬのは怖い。
しかし「何者か」にもなれず、大学、バイト先、家を繰り返すだけの何の喜びもない日々。
『望んだ様に生きられないなら、死んでんのと同じだ』
そんな歌を耳にする。
今の僕に酷く突き刺さった。
来世ではもっと上手くいくといいな、なんて能天気な事を言いたいわけじゃない。
ただ、何も成せず、短い時間しかない人生を無為に過ごす自分は耐えられなかった。
残酷な事に、こんな僕の思いをよそに次の日は来る。
ありがちな表現だ。歌でも本でもよく聞くな、これ。
僕は仕方なく、支度を済ませ家を出る。
僕はいつだって死んでしまいたいが、1つだけ。理想の死に場所があった。
いつまでも変わって欲しくない、こんな時が続けば良いのに、と心から思える場所。
それが僕の死に場所だ。
それは愛する人かもしれないし、「何者か」に成れた時かもしれない。
人生は甘くないので、そんな場所に出会えるか分からない。
けどそこで死ぬ為に生きていくしか無いみたいだ。
そんな事を思いながら栄方面行きの満員電車に乗り込んだ。
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