黒魔術と性奴隷と ~闇の治療魔術師奇譚~

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第2章 おフェラを覚えるまで

第13話 フェラチオってなぁに?

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 長かったリリカの結核治療もようやく終わった。
「よく頑張ったな、リリカ。これで病巣は完全に駆逐された。今のお前は健康そのものだぞ。」
最後の治療を終え、リリカの頭を撫でながら、そうリアムは声をかけた。

「ご主人様、ありがとうございました。私がご奉仕しないといけないのに、逆に命を助けて頂いて、ご主人様にはお礼の言葉も見つからないです。」
「いいよ、そういう堅苦しいのは。」
そう言って、リアムは笑うのだった。

 奴隷小屋に閉じ込められていた当時、もう死ぬまで絶望の淵しかないと思っていたリリカは、リアムに到底返しきれないほどの恩を受けてしまったと感じている。

 リアムからすると、元々自分の欲望のはけ口に彼女を買ったわけで、自分が楽しむためにもリリカには健康でいてもらわなければならない。別に恩を売ったという意識もないのであるが。

 最後の薬草風呂に浸かりながら、リリカは天井を見つめていた。今日も身体は疲労感があり、気だるく、半ば放心状態だ。治療の後はいつものことであった。

 約1ヶ月半、この「治療」によって、毎晩股間がぐしゃぐしゃになるまでもどかしい快感に苛まれ続けた。初めこそ、その感覚に困惑していたが、今では胸の先端にあるものが、優しく触るとたまらない快感をもたらすものだという事を、リリカははっきりと学習した。

 同時に少し憂鬱な気持ちにもなる。・・・もう、明日からはないんだ。あの抱っこもない。リアムの長い足が自分を左右から囲み、細く繊細だが力強い指が、彼女の肌を優しくかすめていく。

 その体勢に捕らわれたら、リリカはとても逃げられない。後ろの男が危害を加えようと思ったら彼女に逃れるすべはない。でもリリカは大丈夫な事を知っている。ご主人様は酷いことなんかしない。実はそこが一番安心の場所なんだと。

 (その場所にもう、行けないんだ。)そう思うとどうにも寂しい気持ちになった。

 そして翌日になり、ごく普通の日常が過ぎていく。

 リアムは食事の支度を一緒にしてくれた。リリカが、スープや煮物の準備をしていると、リアムが具材を切ってくれた。

 リリカは元から食事は作っていたが、なにぶんあまりに貧しい生活の中での料理であったので、最初リアムはとても食べられず(当時のリリカの食べ物に要求する基準は、噛めることだけだった)、「俺が食えるものを作れ」と、いろいろなレシピを教えてくれた。今では、肉や魚を使い、出汁も取り、調味料も使いこなす、ちょっとした料理人だ。

 洗濯の時は、「本読みたいから」と、リアムは自室に籠もってしまったが、リリカが冷たい水を我慢して濯ぎをしていると、「黒魔術の練習をする」と言っていきなり現れ、火の魔術の試し打ちをした。たちどころに水は湯になり、濯ぎは楽になった。そのあとは干すのを手伝ってくれた。

 そんないつもと変わらない時間が過ぎたが、夕食を終え片付けが済むと、そろそろ本日のやる事がなくなってくる。昨日まではその後の治療を意識して、時計が気になった。毎日気にしていた。今日も反射的に時計を見るが、・・・あ、今日はもう関係ないんだった、と不意にまた寂しい気持ちになるのだった。

 リアムの後に入浴を済ませたリリカは、今日はもう寝るだけだなと思いながら、自室のベッドに腰掛け、湯冷ましをしていた。

 チリンチリンとリアムの部屋から呼び鈴が鳴るのが聞こえた。リアムがリリカを自室に呼ぶ時に使う鈴である。

(ご主人様に呼ばれた!)

 感じていた寂しい感覚は一瞬で吹き飛び、リリカはリアムの部屋に飛んで行った。部屋に入るとリアムはバスローブを着て、魔導書を広げていた。

「御用ですか、ご主人様?」
「うん、君の治療も終わった事だし、そろそろ前に言ってたお願いをやってもらおうと思ってね。」
「あ、そうですよね。リリカにできることなら何でもお申し付け下さい(ペコリ)。」

元々、ご主人様の指示は絶対と思っているリリカは、お願いなんかしなくても何でもするのにな、と考えながらリアムの言葉を待つ。

「フェラチオをしてほしいんだ。」
「・・・はい?」

聞きなれない単語でリリカは、何をしていいのか、わからなかった。

「あ、あの・・・、へらちょ・・・、て何をしたらいいんですか?」
「フェラチオだよ。リリカは知らないか。まずはやり方を覚えないとね。」
「はい、お願いします。」

 リアムはリリカの方に向き直ると、腰にある自分のバスローブの紐を解いた。バスローブがはだけ、リアムの前が露わになる。リリカの心拍数が一気に速くなった。

 リリカは常識的な性の知識と羞恥心が身に付いていないが、それでも今、目の前でリアムのした事は、日常の普通の出来事から逸脱した「おかしな事」なのではないかと直感的に感じた。リアムは足の間にぶら下がっている自身のものを指して言った。

「これを咥えて舐めてほしいんだ。」

チラッと、リリカはリアムの目を見た。いつものご主人様だよね?と、確認したのだ。それだけ彼女にとってリアムのその指示は想像を超える異様なものだった。

(オシッコの出るところ・・・。)

「大丈夫。お風呂で綺麗に洗ってあるから汚くないよ。」

 リリカはしゃがみこんだが、そこから次の動作に移れない。それは別に拒否の意思表示というつもりではなかった。

 主人であるリアムの言う事は、何でも聞きたいと言う気持ちは今も変わらない。ただ、いつものリアムの指示は、なぜそれをさせるのかがよくわかるものばかりなのだが、今のリアムは、行動も要求も意図を理解できなかった。いつもと違う違和感を感じたのだ。

「どうしたの?嫌?」
しゃがんだまま固まっているリリカの髪を撫でながら、リアムが問いかける。

「嫌じゃ・・・ないです。でも、どうして私にこれを舐めてもらいたいんですか?」
「そうか、理由がわからないんだね?リリカの舌で気持ちよくなりたいからだよ。」
「!?これ、舐めると気持ちいいんですか?」

リアムはその質問に答えぬまま、しゃがみこんだリリカを引き起こすと素早く彼女のバスローブをはだけさせた。リリカの小さな胸が露わになる。

「あ!」

反射的にリリカはずり落ちるバスローブを引き上げようとしたが、それより速く、リアムの唇が彼女の胸の先端を捉えた。

「ひぁ!」

 バスローブが床に落ちた。突然の事に身体がビクつく。治療が終わり、もう味わう事はないと諦めていた感覚が身体を走り抜ける。リアムは唇で突起を挟み、舌で先端を転がしていた。指よりも優しいのに刺激はより強かった。10秒もしないうちに下腹がキュンと疼き、とろみが雫になって出口に到達する。

「ここ、気持ちいいんでしょ、リリカ?」
見透かされていることに驚きの表情になりながらも、リリカは頷いた。
「治療の時も気持ちよくなってたものね?」
そう言われると何か恥ずかしい。バツが悪そうに顔を赤くしながら、リリカはまた頷いた。

「毎日気持ちよくなっているリリカを見て、俺も気持ちよくなりたいと思ったんだよ。男の人はね、ここが気持ちいいんだ。」

 特に先っぽの赤いところがね、と言いながらリリカの手をそこに導く。ようやくリリカは自分から手を動かし、リアムのそれを握ったり撫でたりし始めた。

(そうだったんだ。私が気持ちよかったみたいに、ご主人様はここが気持ち良いんだ。・・・オチンチン・・・。)

 以前に初めて風呂場に連れ込まれ、身体を現洗われた時にチラッと見たのだったが、やはりリアムのそれは大きいとリリカは思った。とはいえリリカは、村で隣の家の同い年の少年が何も着ないで水遊びをしていた時に見たことがあるくらいで、男のそれを目にすることはこれまでほとんどなかったのだが。

 両手でつかんでそれを上に向ける。赤い先端がリリカのほうを向いた。

「今まで見たことはある?」
「大人の人のは初めてです。・・・お、大きいんですね。お口に入るかな。」

とにかくやってみなければと、リリカはそれに唇をつけた。

「クッ・・・。」
「?!」

リアムが小さくうめき声を上げた。舌でぺろぺろしてみる。

「フッ・・・。」

 眉間にしわがより、美しいリアムの顔がゆがんだ。それは自分が「治療」を受けているときの反応に似ているような気がした。(ご主人様も気持ち良いんだ。あたしの舌で気持ちよくなってるんだ!)無意識に下腹部がキュッと締まり、言いようのない、妖しい攻撃的な衝動がリリカの心をざわつかせた。今度はもう少し早く舌を動かしてみる。リアムがまたうめく。するとリアムのそれは、急激に膨張を見せた。

「え?・・・えぇ?ご主人様、これ・・・?」
「いいから、続けて。」
「い、痛くないんですか?先っぽが、真っ赤にはれてきて、おっきく硬くなりましたけど。」
「大丈夫、気持ち良いと大きくなるんだよ。」

リリカには、驚くことだらけだった。でも、リアムが気持ちよくなっているんだと、思うともう夢中で舌を這わせた。そして・・・。


「・・・、まあ、気にしないで。最初はなかなかうまくいかないもんだよ。」
「ごめんなさい(シュン)。」

 残念ながら、リリカのフェラは途中でやめになった。ためしに咥えてみたのだが、リリカの歯がリアムの先端に当たってしまうのだった。リアムが痛いので歯を立てないで、と何度か注意して、気をつけたつもりだったが、うまくいかない。大きくなったリアムのものは口の中をいっぱいにし、そのまま歯を当てないように動かすのはリリカには難しかった。今日は無理だなと悟ったリアムは、適当に区切りをつけ、リリカを開放した。

 リリカは落胆しているようだった。(ご主人様に痛い思いさせちゃった。今日はもう一人でお部屋で反省会かな。何かずっと寂しい一日だった。)そんなことを思いながら、バスローブを着なおし、リリカはうつむきがちに部屋を出ようとした。

「ありがとう、リリカ。また一緒に練習しよう。」
「はい。今度はうまくできるようにがんばります。」
そういいつつも浮かない顔のリリカである。
「そうだ、今日は一緒に寝ようか。」
「え?」

言うが早いか、リアムはリリカを抱きかかえ、自分のベッドの中に拉致した。

「あの、ちょっ、ご主人様!ご主人様のベッドに入り込むなんて、私失礼なんじゃ。」
「違うね。おフェラがうまくいかなかった罰として、今夜のリリカは俺の抱き枕だ。」
そういうと、ぎゅっとリリカを抱きしめお布団の中に閉じ込めてしまった。

 突然の出来事に憂鬱な気分どころではなく、リリカは心の中でキャーキャー騒いだが、リアムの体温とほのかな身体の香りに包まれる中で落ち着いた気持ちになっていった。

 諦めていた抱っこも、罰として(笑)してもらえた。今日は最後にいい日になったな、などと思いつつ、リアムの胸板に顔をうずめ、リリカはあっという間に眠りについたのだった。


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長くなってしまいました。
字数的に2話分のボリュームです。
勿体無いんで分割したいとこですが、前半に見せ場がないので、このままの投稿にします。
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感想 83

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