黒魔術と性奴隷と ~闇の治療魔術師奇譚~

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第2章 おフェラを覚えるまで

第16話 結界

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 リアムは時間があると、アロン島の中央部にある高台に上り、島の全域をよく眺めた。アロン島は、半径4㎞程の小さな島である。高台を含め、沿岸部の一部を除き、ほとんどが森におおわれている。リアムの屋敷は、沿岸近くの小さな扇状地にある。

 目と鼻の先にバルティス王国の港湾都市、エルチェリータが見える。右に120度ほど視線を動かすと、わずかにフォルセル王国の沿岸部が見える。バルティス王国とフォルセル王国を比べると人口ではバルティス王国が約2倍であり、より繁栄しているといえる。

 リアムはこのアロン島に、魔術による結界を張り、外敵からの侵入を防ぐ方法を思案している。

 外敵とは、何か。リアムはいくつか想定している。最も恐ろしい敵となるのは、フォルセル王国が攻め込んだ時。バルティス王国の大陸に攻め込む前に、近隣の島々を補給地として占領することが考えられる。だが、そういう国家間の大きないさかいはすぐには起きないだろう。より直近の脅威は、リアムの古巣である修道会だ。

 修道会を牛耳る上層部の連中からすれば、リアムは修道会のメンツ(リアムからすれば、何の価値もないものであるが)を保っていた慣例を無視し、ヒーラーのカリスマ的な存在に上り詰めた憎い若造なのである。リアムを失脚させ、ようやく日頃のうっ憤を晴らせると喜んだのもつかの間、その前にリアムは自ら身を退き、あっという間に姿をくらましたのだった。

 リアム自身は、もう修道会の組織に何の未練もなく関わる気はないが、組織の連中がリアムの復讐を恐れ、先んじてリアムを探し出し、捕縛しようとする可能性は十分考えられる。捕まれば、あることないこと言いがかりをつけて罪に問い、投獄し、処刑することなど、彼らの意のままだろう。捕まったら終わりである。

 もし、リアムがこの島にいることを知られたら、修道会が兵士や冒険者ギルドの戦士たちを使うことが考えられる。特に冒険者ギルドは動かす可能性は高い。彼らに島への上陸を許してしまえば、戦闘訓練をしたことのないリアムが対抗するすべはほぼない。それでも身一つであれば、かじった黒魔術を駆使し、何とか逃げ切ることはできるかもしれない。しかし、今彼のそばにはリリカがいる。

 元々性奴隷を買おうと思ったときには、万が一の時はそれを肉の壁として使って、自分の逃げるための道具にすればよいと考えていた。基本的にリアムの思考はゲスである。しかし、今、リリカのいるこの屋敷にギルドの男どもが押し入り、俺を追い詰めたとしたら・・・、そばにリリカがいたら、どうなるだろう。今のリアムに、リリカを見捨て自分だけが逃げるなど、到底出来そうもない。

 島に押し入り、孤島の屋敷に男と二人で暮らす少女を見つければ、それがどういう存在なのかは、ギルドの男どもは一瞬で理解するに違いない。そして下卑た目で彼女を見て、入れ代わり立ち代わりのしかかっていくのだろう。だめだ・・・!想像をするだけで、リアムは身震いをする。

 何人たりとも、この島に俺たち二人以外の人間を入れてなるものか。そのためには、魔術による防護策をこの島に展開する必要がある。しかし、島一つを防護する結界となれば、非常に大掛かりかつ高度な魔術となる。黒魔術をかじった段階の彼には、知識も技術も大きく不足している。

 (・・・まずは方針から考えないとな。)実現するには、術の方針をある程度固めておく必要がある。①島全体に防護壁をはり、物理的に何物も受け付けなくする。②光学迷彩をはり、島そのものを見えなくする。③潮の流れをコントロールし、船でのアロン島移動を不可能にする。④屋敷周りの空間を捻じ曲げ、屋敷にたどり着けなくする。・・・などなど、方法によって身に着けるべき技術が異なる。最も有効と思われる方針を選び、術力の向上を図るという段階を踏む必要がある。

 (俺一人、逃げればいいと思っていたら、こんなに真剣に考えたりしなかっただろうな。)思案をしながら、リアムはそんな自分をおかしく思った。実は、今、リアムの目の前にはリリカがうずくまっている。今晩も勉強を終えた後、先日教えたフェラチオの練習をしているのだ。リリカには、夜11時には寝るようにいつも言っている。あと5分ほどだ。まだあまり上手ではないので、今日もリアムはイかないだろう。11時になったら強制終了で寝かしつける。(でも、急激にうまくなってるからな。・・・ぅあっ、カリがっ。そ、そろそろイかされる日が近いかも。)そんなゲスなことをさせながらも、リアムは結界魔術をどう完成させるか、思考を巡らせていた。(ダイニングルームの魔法時計が11時の鐘を鳴らす。

「11時になったぞ。そろそろ寝なさい。」
「あ、はい。そうですね。。ご主人様、今日のリリカのおフェラ、どうでした?」
「日に日にうまくなってるな。舌もうまく使ってくれるともっと気持ちよくなりそうだ。」
「舌ですね。頑張ってみます。」
「リリカ。」

自室に戻ろうと立ち上がるリリカを呼び止める。

「え?」
「ちょっと、キスしようか。」
「あ!・・・はむむ。」

身体を引き寄せ、唇を重ね合わせる。最初は驚いたリリカだが、すぐに自らの舌を絡ませてリアムに応え、主人の首に両腕を回すのだった。この可愛い生き物を不幸な目に合わせることなど、ありえない。俺がしっかりしないとな。リアムは改めて心中で決意を固めるのだった。

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リアムの行いを正当化する気はありません。彼は、いつも己の欲望に忠実に生きているだけです。リリカの笑顔が、彼の欲望の充足に必要になってしまったという風に解釈していただければと思います。

私の中のリアム像は、G●cktがかなりハマりなんですよね。少し髪が長めの時のがかっこよくていいなー。リリカは・・・、だれだろう。
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