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第2部 第1章 アロン島の物語再び
第8話 暗黒竜の炎(後編)
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天空覆いつくすような巨大な黒炎を召喚してしまったリアムは、その制御に必死だった。(まずい、魔力が・・・たりない!)しかし、リリカがその窮状を救った。
「ご主人様!リリカの、リリカの魔力をあげます!」
そういって、リアムの法衣を剥ぎ、自らも裸になったリリカがリアムに絡みつく。直接の肌の接触を通して、リリカの魔力がリアムに流れ込んできた。(これほどか!)とリアムが驚くところに間髪入れず、魔力の流入量がさらに加速する。同時に股間にぬるりとした快感が走る。
「お、おいリリカ!そこは咥えなくていい。」
そういってもリリカは咥えたお口を離さない。皮膚の接触よりも粘膜の接触の方が魔力の伝送がスムーズなのか、リアムに流れ込む魔力の量は加速した。リアムのものをほおばりながら上目遣いで見上げるリリカの顔が、心なしかドヤ顔しているように見える。
(くそ。ま、まあ今は魔力が潤沢になったことを素直に喜ぼう。)股間が気持ちいいことについては素直に喜べないリアムであったが、ともかく頭を切り替えて、黒炎の制御に集中しなおす。
「はあぁぁああああぁあああっ!!」
カッ──────
リアムが渾身の力を天空の黒炎めがけて送り込むと黒炎が空ではじけ、全方向に拡散した。密度を下げて広がる黒炎は空を覆いつくし、全世界の空の光を食らいつくした。
一瞬にして、世界は昼間から一転、夜の暗がりになってしまった。いや夜よりも暗い。月も星も一切の輝きのない暗黒の空だ。(うわ・・・。こりゃ世界に大きな影響があったかも・・・。)と、少しリアムは不安を抱いた。
「はぅ!あっ、んん!(ビクン)」
リアムのうめき声がもれた。リアムが天空を相手に大仕事をしている間、リリカのお口も仕事を熱心に続けていたため、気を抜いたとたん、リアムは思わずこぼしてしまったのだ。
「あぁ。は・・・、こら。もう終わったから、うぅ。やめて良かったのに。」
「もう大丈夫なんですか?ご主人様(ペロリ)」
「く、分かってたくせに。お前わざとやめなかっただろ。」
「そ、そんなことありません。リリカはご主人様を助けたい一心で!」
もう何回目かわからない白々しいやり取りをひとしきり終えたところで、二人は脱ぎ捨てた衣服を整え、家に向かうことにした。
服を着る前後でリリカが、もしかしてここでご主人様と・・・というような期待の目でリアムを見つめていたが、淡々と法衣を整えるリアムの様子を見て、小さく落胆したようだった。
「空・・・明るくなりませんね。」
明かりの全くない深い闇に閉ざされたため、リアムが小さなファイアーボールを灯し、リリカと手を繋いで家に向かう。
夜の闇でも、月や星による多少の明かりはある。だから暗闇に目が慣れれば少しずつ周囲を把握できるようになるが、この闇はそうした僅かな光もない本当の闇だった。いくら目が慣れても灯りなしには全く何も見えないのだ。
「黒炎のエネルギーは無限ではないから、しばらくすれば元に戻るはずだ。それまでは家で大人しくしていよう。魔力を使い果たしてクタクタだしな。」
ファイアーボールの薄明かりに照らされたリリカの瞳がキラリと光った。
「リリカもご主人様に魔力をほとんど渡しちゃったんで、ヘトヘトです。午後のお仕事できるかどうか。」
「無理しなくていいぞ。今は暗くて危ないしな。」
「大丈夫です、ご主人様!暗くても、いえ、暗いからこそすべきことがありますよね!?」
「え?」
「ね!だから、ね!!」
「お前、疲労回復とか魔力回復とか、、最近それ、屁理屈の常套句になってきてるぞ。」
「ご主人様のことを心配して」を繰り返すリリカに、嘆息するリアムだったが。。結局押し切られる形で、(まあ、暗すぎて他にやることもないため)とうとうリアムがウンと言った。
リリカが嬉しそうだ。リアムの腕を両腕でギュっとして何度も頬ずりをする。
そのまま二人は寝室に入り、「魔力の回復」に努めた。
夕方に差し掛かる頃、空の闇はようやく晴れたが、既に太陽は沈みかけており、その日の夜はすぐに再び訪れたのだった。
夜、勉強中の魔道書を取り出してきてリリカがリアムに話しかける。
「ご主人様!今日もご指導お願いします!!早く終えたら、「ご褒美」でいいんですよね?!」
「え?」
(さっき3回したじゃない!)
心の中でリアムはそう叫んだ。
──────
ただの魔法回のつもりが、かなり長くなってしまいました。
「ご主人様!リリカの、リリカの魔力をあげます!」
そういって、リアムの法衣を剥ぎ、自らも裸になったリリカがリアムに絡みつく。直接の肌の接触を通して、リリカの魔力がリアムに流れ込んできた。(これほどか!)とリアムが驚くところに間髪入れず、魔力の流入量がさらに加速する。同時に股間にぬるりとした快感が走る。
「お、おいリリカ!そこは咥えなくていい。」
そういってもリリカは咥えたお口を離さない。皮膚の接触よりも粘膜の接触の方が魔力の伝送がスムーズなのか、リアムに流れ込む魔力の量は加速した。リアムのものをほおばりながら上目遣いで見上げるリリカの顔が、心なしかドヤ顔しているように見える。
(くそ。ま、まあ今は魔力が潤沢になったことを素直に喜ぼう。)股間が気持ちいいことについては素直に喜べないリアムであったが、ともかく頭を切り替えて、黒炎の制御に集中しなおす。
「はあぁぁああああぁあああっ!!」
カッ──────
リアムが渾身の力を天空の黒炎めがけて送り込むと黒炎が空ではじけ、全方向に拡散した。密度を下げて広がる黒炎は空を覆いつくし、全世界の空の光を食らいつくした。
一瞬にして、世界は昼間から一転、夜の暗がりになってしまった。いや夜よりも暗い。月も星も一切の輝きのない暗黒の空だ。(うわ・・・。こりゃ世界に大きな影響があったかも・・・。)と、少しリアムは不安を抱いた。
「はぅ!あっ、んん!(ビクン)」
リアムのうめき声がもれた。リアムが天空を相手に大仕事をしている間、リリカのお口も仕事を熱心に続けていたため、気を抜いたとたん、リアムは思わずこぼしてしまったのだ。
「あぁ。は・・・、こら。もう終わったから、うぅ。やめて良かったのに。」
「もう大丈夫なんですか?ご主人様(ペロリ)」
「く、分かってたくせに。お前わざとやめなかっただろ。」
「そ、そんなことありません。リリカはご主人様を助けたい一心で!」
もう何回目かわからない白々しいやり取りをひとしきり終えたところで、二人は脱ぎ捨てた衣服を整え、家に向かうことにした。
服を着る前後でリリカが、もしかしてここでご主人様と・・・というような期待の目でリアムを見つめていたが、淡々と法衣を整えるリアムの様子を見て、小さく落胆したようだった。
「空・・・明るくなりませんね。」
明かりの全くない深い闇に閉ざされたため、リアムが小さなファイアーボールを灯し、リリカと手を繋いで家に向かう。
夜の闇でも、月や星による多少の明かりはある。だから暗闇に目が慣れれば少しずつ周囲を把握できるようになるが、この闇はそうした僅かな光もない本当の闇だった。いくら目が慣れても灯りなしには全く何も見えないのだ。
「黒炎のエネルギーは無限ではないから、しばらくすれば元に戻るはずだ。それまでは家で大人しくしていよう。魔力を使い果たしてクタクタだしな。」
ファイアーボールの薄明かりに照らされたリリカの瞳がキラリと光った。
「リリカもご主人様に魔力をほとんど渡しちゃったんで、ヘトヘトです。午後のお仕事できるかどうか。」
「無理しなくていいぞ。今は暗くて危ないしな。」
「大丈夫です、ご主人様!暗くても、いえ、暗いからこそすべきことがありますよね!?」
「え?」
「ね!だから、ね!!」
「お前、疲労回復とか魔力回復とか、、最近それ、屁理屈の常套句になってきてるぞ。」
「ご主人様のことを心配して」を繰り返すリリカに、嘆息するリアムだったが。。結局押し切られる形で、(まあ、暗すぎて他にやることもないため)とうとうリアムがウンと言った。
リリカが嬉しそうだ。リアムの腕を両腕でギュっとして何度も頬ずりをする。
そのまま二人は寝室に入り、「魔力の回復」に努めた。
夕方に差し掛かる頃、空の闇はようやく晴れたが、既に太陽は沈みかけており、その日の夜はすぐに再び訪れたのだった。
夜、勉強中の魔道書を取り出してきてリリカがリアムに話しかける。
「ご主人様!今日もご指導お願いします!!早く終えたら、「ご褒美」でいいんですよね?!」
「え?」
(さっき3回したじゃない!)
心の中でリアムはそう叫んだ。
──────
ただの魔法回のつもりが、かなり長くなってしまいました。
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