黒魔術と性奴隷と ~闇の治療魔術師奇譚~

ベータ

文字の大きさ
81 / 123
第2章 リリカの水魔術

第15話 ご褒美

しおりを挟む
 リリカが畑仕事のために水魔術を研究したいと言い出したわけだが、今のところ活用された水魔術は、潮吹きの粗相を後始末する用途で開発されたヴェイパーディフュージョンだけだ(←断じて違う!紙作りの乾燥促進用途だ!!)。

 しかし、昼間の魔術演習をメニューに入れるようになって、新たな術を試す時間がないためどうしようかということになり、夜の魔導書を読む魔術のお勉強をしばらくやらない代わりに、新たな水魔術の研究をしようということになった。

 これはリアムが出した案だったが、最初リリカがごねた。

「魔導書のお勉強を中止にしたら、リリカのご褒美はどうなるんですか?」
「いや・・・、別に良くね?昼も魔力回復のためにしてるし。」
「だ、ダメですよ!お昼はお昼、夜は夜です。リリカ、ご褒美のために毎日全力投球してるのに、夜もご主人様と交尾したいです!」

「困ったね・・・。どうしてリリカはそこまでシたがるんだ?」
「どうしてって。・・・あ・・・も、もしかしてご主人様・・・、リリカが交尾をせがみすぎて、い、い、嫌になってきてるんですか?」

 知らない方が良い真実を知ってしまったかのように青ざめた様子でリリカの声が震えた。

「まさか。今朝もうっかり俺が襲っちまったくらいなんだから、そんなことあるわけないだろ?」

(その前にリリカが襲ったんですけどね。)と思いつつも、リアムの言葉で少しリリカは安心したようだ。

「ただ、最近お前いつも、交尾のことばかり考えてるふうだからな。女の子でそんなに交尾が好きなのは珍しいんだぞ。」
「・・・珍しいんですか?」

 リリカは目をぱちくりさせた。こんなに気持ちいいことが好きじゃないなんてことが普通あるのだろうか。という心持ちのようだ。

「そうだぞ。世の中では、普通はしたがるのは男の方で、女性は表立ってそういうことはあまりしたがらないもんなんだ。」

 リアムはかなりの決意を持って話を切り出したようだ。これまでリアムは、エッチなことは恥ずかしいことで大っぴらに求めるのは人として恥ずべき行為だという、世間の常識を敢えてリリカに教えずに来た。

 リリカが貞操観念をまだ何も知らなかったのをいいことに、快楽だけ教え込めば、自分のシたい時にいつでも受け入れるのでは、と考えたからだ。

 結果はリアムの思惑通りになった。というか思惑を外れ、若干リアムがたじろぐほどにリリカが恥じらいなく性欲を滾らせるようになり、むしろ危機感を覚えるようになったのだ。もしこの無人島を出て、再び町に住むようなことになったら、リリカはまともに暮らせないのではないか。

 というか危機感の原因はそれだけではなく、実は確信はしてないものの彼自身、もしかして寝ているうちに精を抜き取られていることがあるのでは?という疑念も芽生え始めているのだ。(←正解!)そこまでいってしまったらもう何というか理解不能の性欲モンスターだ。(残念!すでに性欲モンスターになってます。)

「リ、リリカだって、別に男の人だったらだれでも交尾したいって思う訳じゃないですよ。でも、ご主人様と一緒にいてお顔見たり、お話ししたり、とかいろいろしてると無性にギュッとしたりされたくなって、悶々するとお腹の下の方がキュンって熱くなってきて、・・・そうなるとああぁ交尾したいぃ!ってなっちゃうんです。」

「・・・」
「あ、・・・あの、やっぱりご主人様、リリカのために(グス)む、無理してるんですね。」
「そんなことないぞ。そうだ、よし!これからの水魔術の研究中は、それを一生懸命頑張ったってことで、ノルマ制じゃなく夜は交尾しよう!な!?」
「ほんとに?」

 メソメソしかけたリリカの顔がパァっと明るくなった。

「む、無理してないですか?ご主人様。」
「ここ触ってみろよ。」
「あ!(おっきくなってる♪)・・ご主人様、その・・・今からってのは?」
「夜にな!」
「はい(´・ω・`)シューン」

 こうしてリリカに女性としての恥じらいを教えようと少し試みたリアムだったが、あまりにも落ち込んでしまいそうなので、結局断念したのだった。

──────
何か、今いち風邪の直りが良くなく、、今日は短めになっちゃいました。すみません。
しおりを挟む
感想 83

あなたにおすすめの小説

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

ブラック企業を退職したら、極上マッサージに蕩ける日々が待ってました。

イセヤ レキ
恋愛
ブラック企業に勤める赤羽(あかばね)陽葵(ひまり)は、ある夜、退職を決意する。 きっかけは、雑居ビルのとあるマッサージ店。 そのマッサージ店の恰幅が良く朗らかな女性オーナーに新たな職場を紹介されるが、そこには無口で無表情な男の店長がいて……? ※ストーリー構成上、導入部だけシリアスです。 ※他サイトにも掲載しています。

拾った年上侯爵が甘え上手すぎて、よしよししてたら婚約することになりました

星乃和花
恋愛
⭐︎火木土21:00更新ー本編8話・後日談8話⭐︎ 王都の市場で花屋をしているリナは、ある朝―― 路地裏で倒れている“美形の年上男性”を拾ってしまう。 熱で弱っているだけ……のはずが、彼はなぜか距離が近い。 「行かないで」「撫でて」「君がいると回復する」 甘えが上手すぎるうえに、褒め方までずるい。 よしよし看病してあげていたら、いつの間にか毎日市場に現れるようになり、 気づけば花屋は貴族の面会所(?)になっていて―― しかも彼の正体は、王都を支える侯爵家の当主だった!? 「君は国のために必要だ(※僕が倒れるから)」 年上当主の“甘え策略”に、花屋の心臓は今日ももたない。 ほのぼの王都日常コメディ×甘やかし捕獲ラブ、開幕です。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

淫らな蜜に狂わされ

歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。 全体的に性的表現・性行為あり。 他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。 全3話完結済みです。

新人メイド桃ちゃんのお仕事

さわみりん
恋愛
黒髪ボブのメイドの桃ちゃんが、働き先のお屋敷で、旦那様とその息子との親子丼。

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

処理中です...