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第三部 社会人編

第26話 都市伝説の真偽

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裸トレンチコートの変態男が出没している。


最近、SNSで密かに盛り上がっている話題だ。女で同じことをする事案は、昔からちらほらあって、たまにニュース沙汰になることもあり、「あーまたか」で片付けられるんだが、男でとなると話は別だ。


私は、須藤加菜実21歳。Tto京に隣接するSPSY玉県在住のヤンキーだ。T京の人間にはよく田舎者扱いされるけどな。舐めたまねしたら、しめっかんな。地元ヤンキー甘く見んじゃねぇぞ。

自慢じゃねぇが、頭の悪さは子どもの頃からで、中学時代にすでに不良グループの中心人物、一応高校に進学するも仲間とバイクで街中を爆音で暴走したり、夜に男子暴行事件起こして補導されたり、そんなことをしてるうちに、退学。

その後は鳶職の見習いをしつつ、後輩の●校生とつるんで、そこここで対立するチーマーと抗争したり、通りすがりのサラリーマン攫ってお楽しみしたり、まあ、一通りの悪事には手を染めたかな。


そんな中、最近気になってるのが、トレンチコート男の話よ。

単純に見てみてえって思ってさ。だって、男でまっぱにトレンチコート着て街中を歩いてよ、女の前でばぁって広げて中身見せたりするんだろ?どんなアホだよ。襲ってくれって言ってるようなもんじゃん。見つけたら、ウチが襲ってやんよ。

そんなことを考えててさ、最近は後輩たちにもいろんなSNSの投稿をチェックさせてさ、最近どのへんでトレンチコート見かけたかとか、調べてきたんだ。

実際見つけたら、すっ飛んで行ってさ、人気のない夜道だったら迷わず羽交い絞めにして、集団暴行したろう思ってな♪


だけどまあ、基本デマなんだろうなって思っててさ。実際、何人か襲ってみたけど、トレンチコートの下は普通にスーツにネクタイのいいとこのエリートリーマン君ばっかだった。

ま、折角なんでってことで、ズボン引き抜いて写真撮影したり、お財布の中身もらったり、一通りのことはしたけどね。


え?犯さないのかって?


正直、昔はヤったこともあっけどね、あんまりやりすぎるとマジで捕まるんで。ウチももう成人しちまってるんで、紳士集団暴行罪とかで捕まったらマジで人生終わる。いくらウチが頭悪いっつっても、その辺はある程度わきまえてんよ。

まあ、射精させない程度に遊ぶことはあるけどな。つっても1分も咥えたら、射精ちまうことが多いからさ、射精ちまうとほんとに事件になるから、お楽しみの時でもほんのチョイ咥えぐらいでやめといて、あとは、写真撮影して、ばら撒かれたくなかったら黙っとけよって脅して、大抵はそれでお遊びはおしまいだ。



だけどよ、・・・いたんだよ。本物が。

いや、あの時は驚いた。トレンチ男の噂が盛り上がり始めて数ヶ月。世の中の男たちもとばっちり被害を警戒するようになって、トレンチは最近めっきり見かけなくなってきてたんだが。後輩がさ、久々にトレンチコートきた男がいるってんで、駆け付けてみたんだ。

そいつ、裾が足首まであるような随分ぶかぶかのトレンチ着ててさ、体格は小柄で●校生かって思うような華奢な感じなんだ。トレンチでおおわれてるからか、ズボンのすそが見えねえんだよ。見ようによっては何もはいてないようにも見える。何か怪しいじゃん?


つうわけで、襲ってみたんだ。


近くの後輩のツレの家に引き入れてよ。正確にはツレというか、ツレが学校で大人しいひよっこをいじめてて言いなりにしているやつがいて、そいつの家が、今親が留守だってんで、そこに連れ込んだんだ。

で、ひん剥いてみたらよ・・・


マッパなんだよ!しかも股間、毛も生えてないだぜ?


「え?ちょっ、こいつ・・・、マッパじゃん。」
「マジか・・。噂、ほんまもんだったんだ。」
「ヤベッ、ビンゴかよ。」


後輩のツレたちとか、最近のトレンチ狩りにちょっと飽きてきてて、ノリが悪くなってきてたんだけど、これにはがぜんテンション爆上げでさ。

だって、こんなかっこで街中歩くとかって、どう考えても変態じゃん?これはもう襲ってくれってことでしょ。やべえよ、こんなやつ見つけちゃったらウチもみんなも、もうおさまり付かねぇよ。


さっき言ったように、いつもはチンポ引っ張り出して、ちょい舐めする程度のいたずらで終わりにしてんだけど、興奮で股間マジ濡れしちまってんで、今回はハメよう思ってな。


逃げようともがく少年くんを後輩たちに押さえつけさせながら、手早くブラとパンツ脱いでってやってたらさ・・・


勃ってんだよ!!!


コイツ、ウチらが服脱いでるのみて興奮してんだ!ヤベェよ。これから起こること分かってるくせに、恐がるどころかチンコ勃てるとか、マジでエロくね?

信じらんねぇけど、いるんだ!!男の変態って。後輩たちも「ど、どうする?」とかどよめいちゃってさ。



どうするもこうするも、・・・んなもん、いただくだけでしょ。



早速馬乗りになって腰を沈めてみたんだよ。


ぬぷぷぷ


ちょ・・、太っ!長っ!


ショタっ子ルックスのくせにハメたら奥まで届くんだよ!



ギシギシギシ


「うフぁッ♪アッアッアッ、アヒッ、ィイッ、ヒン♥ンッンッンッ♪」
「(ゴクリ)」
「い、イったらすぐ交代してくださいよ、加菜実さん。」


う、うるせぇな!いいとこなんだから黙ってろ!こ、後輩たちの前で感じて喘ぐのは、ちょいハズイんだが、くそ、これだと、もうすぐにイっちゃいそうだ。




ギシギシギシ




アッアッ・・・ク、クゥッ・・・(ビクビクンッ)
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