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別世界、世界に2人 1
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由紀と直人は空を見上げる
真っ赤で、遠くに見える緑はなんだろうか
完全に別世界、人が1人もいない
「なんて…これも能力…」
由紀が震える
「解除の方法はなんだ…?」
横にはビルが立ち並ぶ。
灰色の木、空気は薄い
「誰の能力だ?…どうすれば…」
数時間前、2人は展望台へ行くために山を登っていた。街は暗くなり、風の音がかすかに聞こえる
遠くから短い足音が聞こえる。
それは次第に近付いてきた。
「由紀…この足音…」
その足音は妙で、ずっと同じ所で足踏みをしている様に聞こえる
「なんだろね…不気味」
由紀にも聞こえるらしい。
次第に音は大きくなり、すぐそばで聞こえた。
真正面かと思った瞬間、意識を失った
気が付くと別の場所にいた。
そして今に至る。
ビルは道を塞ぎ、通れるところは狭い。
「とにかく能力を解除させないと…」
「な、直人…あれ…」
震える由紀が指さす物をみて目を見開く
「なんだあれ…」
そこにはとても大きな人間の死体があった。
死体と言えるのだろうか、その人間は動いている。顔を真っ青にしながら、首に付いている縄を引き剥がそうとしていた。
「直人、に、逃げよう」
由紀は震えていた。
そして急いで離れ、大きな美術館に入る。
そこには同じ人の絵がいくつも飾られていた。
真ん中の周りよりも1回り大きい絵には監獄内にいる男の子の絵が飾られている
「この人…リストの最後に書かれていた人だ…」
直人は指さしながら言う
「じゃあ、この人がこの能力を?」
絵を見つめて由紀が言う
「そうみたいだ…どうやって発動させたのかは分かんないけど。」
後ろから大きな音が聞こえた
そして何やら声がする。
直人は不吉な予感がした
「由紀、逃げるぞ」
そう言い裏口から外に出ると、美術館の前にさっきの人間がいた。真っ青な顔で、目だけが真っ赤になっている。
「ほんと、なんなのあれ…!」
その人間はさっきまでいた美術館を破壊していた
真っ赤で、遠くに見える緑はなんだろうか
完全に別世界、人が1人もいない
「なんて…これも能力…」
由紀が震える
「解除の方法はなんだ…?」
横にはビルが立ち並ぶ。
灰色の木、空気は薄い
「誰の能力だ?…どうすれば…」
数時間前、2人は展望台へ行くために山を登っていた。街は暗くなり、風の音がかすかに聞こえる
遠くから短い足音が聞こえる。
それは次第に近付いてきた。
「由紀…この足音…」
その足音は妙で、ずっと同じ所で足踏みをしている様に聞こえる
「なんだろね…不気味」
由紀にも聞こえるらしい。
次第に音は大きくなり、すぐそばで聞こえた。
真正面かと思った瞬間、意識を失った
気が付くと別の場所にいた。
そして今に至る。
ビルは道を塞ぎ、通れるところは狭い。
「とにかく能力を解除させないと…」
「な、直人…あれ…」
震える由紀が指さす物をみて目を見開く
「なんだあれ…」
そこにはとても大きな人間の死体があった。
死体と言えるのだろうか、その人間は動いている。顔を真っ青にしながら、首に付いている縄を引き剥がそうとしていた。
「直人、に、逃げよう」
由紀は震えていた。
そして急いで離れ、大きな美術館に入る。
そこには同じ人の絵がいくつも飾られていた。
真ん中の周りよりも1回り大きい絵には監獄内にいる男の子の絵が飾られている
「この人…リストの最後に書かれていた人だ…」
直人は指さしながら言う
「じゃあ、この人がこの能力を?」
絵を見つめて由紀が言う
「そうみたいだ…どうやって発動させたのかは分かんないけど。」
後ろから大きな音が聞こえた
そして何やら声がする。
直人は不吉な予感がした
「由紀、逃げるぞ」
そう言い裏口から外に出ると、美術館の前にさっきの人間がいた。真っ青な顔で、目だけが真っ赤になっている。
「ほんと、なんなのあれ…!」
その人間はさっきまでいた美術館を破壊していた
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