ロリストーカー 【百合】

わまり

文字の大きさ
8 / 95

8 ロリストーカー?

しおりを挟む
校門の前で待ち伏せる。
裏門から出られる可能性もあるが、その時はその時だ。
「さーて、くるかなー?」
「ってあれ?」

1番にかけてくる女の子、2人とも走っている。
「思ったより早いね、やっぱりストーキングの為かなー?」

「かもね、どこへ行くのかしら」
友人に耳打ちする
「ついて行くわよ」

「えっ、それって私達ストーカーみたいじゃん」

「とにかく、行くわよ」
陰に隠れながら友人の手を引っ張る

やはり私達の学校に向かっているようだ。2人は同じ歩幅で行く。
私達の学校の校門前に付くと、2人は壁に背を預けてじっとしていた。
しばらくすると不自然に思ったのか、校門から中を覗いたりする。
そりゃあそうだ、今日は早めに下校するんだから。

2人で話したり、覗いたりしながら5分はそこにいた。すると黒髪の子が赤い上着を着た子に何かを言い、校舎に入っていった

「うわー、積極的…」
「どうする?止める?立入禁止だよね」

「でももう一人の子もいる」
そう言い、座り込む子を見る


「ねえ委員長、あれおかしくない?」
友人が学校前の道路を走ってくるトラックを指さす

「なにが?」
普通に走ってるだけのように見えるが、よく見ると直線ではなく、少しだが斜めに走っている。

「あっ、あの運転手!」
頭がカクンと下がっている。
寝てる、居眠り運転だ。

「あの子危ないんじゃない!?」
走っていく方向にあの女の子がいる。このまま行けば道に乗り上げてしまう。

急いで駆け出し、叫ぶ
「おい!トラック!」
女の子はビクッとし、こっちを見ると目を見開いた。
「後ろだよ!」
間に合うだろうか、女の子はトラックの方を向き、そして逃げ出す
だめだ、その方向だとまだトラックの移動方向にいてしまう。少し後ろに逃げなければ。

それか、女の子の報告から見て斜め前、私の方向へ来るしかない。
手を伸ばし、飛び上がる
女の子の手を掴んだ。そして思い切り後ろに引くと、その丁度目の前をトラックのタイヤがかすめた。
心臓がバクバクと音を立てる。
私の頭もペチャンコになるところだった…
「し、死ぬかと…」

「だ、大丈夫委員長!?」
友人が続いてかけてくる。

そして泣き声がした。女の子だ。
「大丈夫?」
声をかけると、赤い目をこちらに向けた

「お、お姉ちゃん…」
そう言い、膝を見る

さっきのせいか膝が擦りむけていた。
「あー、ごめんね、強くしすぎちゃった」

「ううん、助けてくれてありがとう」
涙声で言った。
そしてまたさっきの様に目を見開いた。
「あれ…どうしてお姉ちゃん…」


「な、大丈夫!?」
校門から黒髪の女の子が出てきた
「ってなにこれ…トラック?」
雑木林に突っ込んでいったトラックを見る

そして、後から先生が出てきた
「うわっ、これはひどい…」
そして私達を見つけると
「大丈夫!?怪我したの!?」
と言った

「いえ、私はともかくこの子が…」
赤い上着を着た女の子を指さす

「じゃあ保健室行こっか、あなた達は残ってて、事務室にいればいいから」
「悪いけど、この子連れてってくれる?今ほとんどの先生出張で…」
そう言い、先生はトラックの窓へ行った。

「わかりました」
そう言い、まだ口を開けてポカンとしている女の子を抱え上げる

「きゃっ!」
と言い、女の子がビクッと体を震わせた。
その顔はみるみる赤くなっていく。

「大人しくして、それと少し話があるから。」そう言い、微笑んだ。

後ろからは先生の怒鳴り声がした。
そして振り向くと、黒髪の女の子と友人が話していた。
そうだね、これからちゃんと話せる
「会えてよかった」
小さな声で言うと、女の子は更に顔を赤くし、手で顔を隠した。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

〈社会人百合〉アキとハル

みなはらつかさ
恋愛
 女の子拾いました――。  ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?  主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。  しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……? 絵:Novel AI

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

学園の美人三姉妹に告白して断られたけど、わたしが義妹になったら溺愛してくるようになった

白藍まこと
恋愛
 主人公の花野明莉は、学園のアイドル 月森三姉妹を崇拝していた。  クールな長女の月森千夜、おっとり系な二女の月森日和、ポジティブ三女の月森華凛。  明莉は遠くからその姿を見守ることが出来れば満足だった。  しかし、その情熱を恋愛感情と捉えられたクラスメイトによって、明莉は月森三姉妹に告白を強いられてしまう。結果フラれて、クラスの居場所すらも失うことに。  そんな絶望に拍車をかけるように、親の再婚により明莉は月森三姉妹と一つ屋根の下で暮らす事になってしまう。義妹としてスタートした新生活は最悪な展開になると思われたが、徐々に明莉は三姉妹との距離を縮めていく。  三姉妹に溺愛されていく共同生活が始まろうとしていた。 ※他サイトでも掲載中です。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

処理中です...