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65 2日目 キー子とさっちん
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4時間目の終了のチャイムと共に、キー子さんは私の手を握った。
「…ということだから、後で」
ボソッとそう言って、手を離す。
私は返事をせず、顔を赤らめて目を背けた。
先生が教室を出ていくと、生徒達も机に物を広げたまま他の子の席へ行ったりする。
一部の子は給食の準備を始めていた。
キー子さんも出ていったが、私は教室に残った。
ゆきちゃんを見ると、教科書をトントンと整えてから席を立ち、こっちを見てキー子さんがいないのを確認すると、手洗場へ行ったようだった。
私も荷物をまとめ、職員室横の部屋へ向かう。
ドキドキと鼓動が早く、耳が熱い。
昨日キー子さんにお願いされてからずっとこうだ。断れなかった私も悪いんだけど…。
いやそもそも盗聴してたのが悪い。してなければキー子さんに迷惑もかけなかったし…、何してるんだろ、委員長さんが好きだからって…。
ポケットに手を入れて、パンツを履いているのを確かめる。昨日あんな事があった後だから流石に履いてきた。
今まで履かなかった最長記録は半年だろうか、高校に上がってから学校では1度も履いてきてないから…。
久しぶりなので何やらムズムズするというか、こっちの方が恥ずかしいような。
そんな気がする。それに小さい。
職員室横の部屋を開けると、キー子さんが座っていた。傍らには弁当箱が置いてあり、私を見ると立ち上がった。
「えと、ちょっと待ってて…」
私は荷物を鞄にしまい、弁当を取り出す。
少し手が震えている。後ろのキー子さんに気付かれないよう、わざと動作を大きくした。
「準備できた?」
「委員長達来る前に行こー」
キー子さんが私の肩に手を置いたので、私はビクッと肩を動かす。
「う、うん…」
弁当箱を片手に、キー子さんの後ろにつく。露出をしている時みたいに、股間がきゅんっとした。
「ねえ、ほんとにするの…?」
「するよ、さっちん」
ニコっと笑ってこっちを見た。
彼女は恥ずかしくないのだろうか、それとも隠してるのだろうか。
「恥ずかしい?」
「そりゃそうだよ…」
手で股間を抑える。想像すると体が熱くなるのでしないようにしていたが、直前になると嫌でも想像してしまう。
怖いという感情は無く、興奮と羞恥の感情しかない辺り、私って変態なのかもな。そう思った。
「…ということだから、後で」
ボソッとそう言って、手を離す。
私は返事をせず、顔を赤らめて目を背けた。
先生が教室を出ていくと、生徒達も机に物を広げたまま他の子の席へ行ったりする。
一部の子は給食の準備を始めていた。
キー子さんも出ていったが、私は教室に残った。
ゆきちゃんを見ると、教科書をトントンと整えてから席を立ち、こっちを見てキー子さんがいないのを確認すると、手洗場へ行ったようだった。
私も荷物をまとめ、職員室横の部屋へ向かう。
ドキドキと鼓動が早く、耳が熱い。
昨日キー子さんにお願いされてからずっとこうだ。断れなかった私も悪いんだけど…。
いやそもそも盗聴してたのが悪い。してなければキー子さんに迷惑もかけなかったし…、何してるんだろ、委員長さんが好きだからって…。
ポケットに手を入れて、パンツを履いているのを確かめる。昨日あんな事があった後だから流石に履いてきた。
今まで履かなかった最長記録は半年だろうか、高校に上がってから学校では1度も履いてきてないから…。
久しぶりなので何やらムズムズするというか、こっちの方が恥ずかしいような。
そんな気がする。それに小さい。
職員室横の部屋を開けると、キー子さんが座っていた。傍らには弁当箱が置いてあり、私を見ると立ち上がった。
「えと、ちょっと待ってて…」
私は荷物を鞄にしまい、弁当を取り出す。
少し手が震えている。後ろのキー子さんに気付かれないよう、わざと動作を大きくした。
「準備できた?」
「委員長達来る前に行こー」
キー子さんが私の肩に手を置いたので、私はビクッと肩を動かす。
「う、うん…」
弁当箱を片手に、キー子さんの後ろにつく。露出をしている時みたいに、股間がきゅんっとした。
「ねえ、ほんとにするの…?」
「するよ、さっちん」
ニコっと笑ってこっちを見た。
彼女は恥ずかしくないのだろうか、それとも隠してるのだろうか。
「恥ずかしい?」
「そりゃそうだよ…」
手で股間を抑える。想像すると体が熱くなるのでしないようにしていたが、直前になると嫌でも想像してしまう。
怖いという感情は無く、興奮と羞恥の感情しかない辺り、私って変態なのかもな。そう思った。
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